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幕間です。まくまとは読まないらしいです。
子供にこの制度のルールを理解できるように説明するためにはもう少し工夫が必要だな。今回の仕事の反省点を整理する。初めて担当した割には上手くできてたかもしれない。子供相手じゃなければ尚更だったが。私が初めて担当したお客様が、未成年で親との喧嘩が原因でここに来るとは…一体どういった縁の巡り合わせなのだろうと心の中でぼやいた。この仕事をするにあたって緊張が少しほぐれた気がする。そういう意味では1番適当なお客様だったのかもしれない。「この仕事で他人の喧嘩を収めることがあるとはな。」今度は口に出してそう呟いた。いけない、緊張が緩みすぎている。勤務中は私語厳禁であり常にお客様に対して、より真摯に、より寄り添って、より意思を尊重して接さなければならない。なぜならここは全世界で唯一の会社、ブッキングでありお客様に人生で一番重い選択肢を提示するのだから。襟を正して緊張を張りつめ直す。
ーーー何件か無事に仕事をこなしていく日々が続いた。そして次に話をするお客様は私がこの仕事について2年半が経とうとしている時に現れた。渡辺 真奈美(当時19歳)、この時ニュースになっていた連続強盗の犯行グループの一員である。まぁこの事は後にわかったことだが。
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