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私はいつもの彼が好きなの、だから無理して私に合わせないで!

作者: 七瀬
掲載日:2023/02/10







・・・最近、“私の彼氏が無理して私に合わせている。”

彼はマイペースで人に会わせる人ではない!

それなのに、私に合わせて気を遣って無理している。



『・・・ど、どうしちゃったの?』

『えぇ!?』

『だって! いつも食器を洗ったりなんかしないじゃない!』

『あぁ、でもさ、これからはするように決めたんだ。』

『えぇ!? なんで?』

『なんでって、“俺も家事手伝うから。”』

『そんな風に私がさせたのかな?』

『違う違うよ! なんでそう思うんだ!』

『・・・今まで、私が家の事してきたし、してほしいとも思って

ないんだよ。』

『分かってる!』

『分かってるのに、なんでするのよ!』

『・・・“これから俺達、一緒になったら? 男だって家の事しないと

女性ばかりに負担はかけられないだろう。”』

『・・・そ、そうだけど、』

『だから今のうちに、いろいろやっておこうかなって!』

『しんどくなったら? 直ぐにやめていいんだからね!』

『あぁ、ありがとう!』

『ううん。』






・・・何と無く分かってる。

彼が元々持っている優しさから、私の為を想ってしてくれている事。

それでも彼の事を考えると? 心配で仕方がない!

彼の仕事は、頭も体も使う仕事で気を張ってないと出来ない仕事だ!

そんな彼には、仕事以外はゆっくりできる時間を家では過ごしてほしいの。

私は彼の為に、家の事“家事全般”をすると決めていた。

それなのに、彼ときたら? “私との将来を考えての事か?”

私と家事を半分づつしようと急に言い出した。





確かに彼に家の事を半分してもらえば私は楽にはなるのだけど、、、?

彼の負担がそれだけかかるじゃない!

きっと私と彼との間にデキる子供の事も考えてくれているのだろう。

彼はとても優しい、優しいからストレスもそれだけ溜まるだろうし

仕事に支障も出るだろう。





『・・・なんか、手伝おうか?』

『いいよ、そっちでソファーで座ってテレビでも見てて!』

『いやいや? 俺も手伝うよ。』

『仕事で疲れてるんじゃないの?』

『少しはそうかもしれないけど、手伝えない訳じゃないからさ。』

『なんかさ、今まで家の事とか私に任せてくれてたから気を遣っちゃうな。』

『・・・ごめんな、全部させて!』

『私はね、嚆矢に無理してほしくないだけだよ。』

『・・・ううん、でもさ、手伝える時は俺も手伝うから!』

『うん、その時はお願いするね。』

『・・・あぁ。』







彼の優しさが私には身に染みる。

いつだって彼は、“私の事を一番に考えてくれるひと。”

私はこんな彼と付き合えてとっても幸せだ!

私と同じ歳の女友達は、“見る目がないのか? ダメ男ばかりを選ぶ”

のに私はステキな彼を見つける事が出来たから!





『いつもごめんね。』

『俺もいつも手伝う事ができなくてごめんな。』

『私! 嚆矢の為に“料理いっぱい覚えて美味しいモノ作るね!”』

『俺の方こそ! 実世に気を遣わせてるな。』

『“似た者同士なんだね。”』

『そうかもな。』


最後までお読みいただきありがとうございます。

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