クモの如く
マオ・ファントム・ヤラレーガ・・・・
其れが青いヴァターナル装着者の名・・・・・
虚空で止まり怒りを露わに・・・・・
「貴様が現れたから」
「我らは」
ジョーは素早く紐を投げ首に命中・・・・・
パシャーンと・・・・・
まるで水の様に紐が飛び散り・・・・・・
マオの身体・・・・
装甲・・・・・・
インナーにいたる迄拘束し更に伸び・・・・・
黒いクモの巣に捕らわれた蝶の様に・・・・・
マオは辱めをと激高し・・・・・
「殺せ!」
ジョーはやれやれと・・・・・
「成る程王国の内紛か」
「まあ俺が育てた人材が」
「ジロウ派の助けにで」
「貴様ら大臣派がピンチに」
「成る程可憐美女は」
「ジロウ派の高官の娘で」
「蘇った所で以前とは別人のような」
「状態に俺の楽園でして」
「ジロウ派との仲を裂きたかったと」
「確かに痛いな」
「良く考えたな」
マオはただ怒り睨み・・・・・
部下達は驚き・・・・・
「「「すげえええええええ」」」
そして平伏し・・・・・・・
「「「部下にしてください」」」
素早い掌返し・・・・・・
マオが恐ろしく裏切れなかったが・・・・・・
そのマオがあっさりと拘束されたという・・・・・
事実は・・・・・・・
掌返しを生む・・・・・・
そして・・・・・・
ジョーは拘束されている・・・・・
マオに近づき・・・・・・
獰猛な表情で・・・・・・
首を掴み・・・・・・
「次に会う時は・・・・・」
睨みあう二人・・・・・・
マオは手足から黒い布に包まれ・・・・・・
包まれきったのを・・・・・
見守り・・・・・・
ジョーは・・・・・
「味方だ」
其の時黒い布からカナが・・・・・
「助かった?」
可愛らしい笑顔浮かべ・・・・・
ジョーは護れてよかったと・・・・・・
平伏達は何時までと・・・・・・
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