片翼の天使達
★大輪の花火を見つめて
キミの笑顔を想い出す
幻のように
消えてゆく笑顔
俺が
キミの笑顔を
奪っているのか・・・
★三日月に
映しだされるは
儚き夢
幻想は打ち砕かれ
心は闇に閉ざされる
★白い闇に虹彩を放つ
妖精達
心の隙間に入り込んでは
堕としめる
嘆き
嘆く
儚い精神
鏡のようにひび割れ
幾つもの魂を
映し出し
やがて
陽炎のように
消えてゆく
★全て手放して
しまえばいい
肉体も心も
残るのは魂
魂は俺自身
いっそ魂も手放して
無になろうか
そよ風に乗って
揺らぐだけの存在
其れも
いいかもしれない