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サンタへの手紙

「ママ大丈夫?大丈夫?ごめんね

ごめんね」


「テルくん大丈夫よ、テルくんは悪くないよ

いい子がからこれからお兄ちゃんになるんだからね」


「それじゃ分娩室に入ります」


「よろしくお願いいたします

ママ頑張ってな!」


「うん、テルくんよろしくね」





ガラガラ、バタン

「産まれたんですか?」


「出血がひどくて危険な状態です」


「え、大丈夫なんですか?!」


「今はなんとも言えません、外でお待ち下さい」

看護婦さんはあわただしく走っていった


「ママ

ママ頑張れ、赤ちゃんも

テルもママと赤ちゃん応援してやってな」


「僕のせいかな?僕の、、、

ママ大丈夫かな」

今にも溢れ落ちそうな涙を拭いてあげた

「何いってんだお前は悪くない悪くないぞ

きっと大丈夫だって」


「でも悪い子にしてたから」


「テルはいい子だよ!ママ頑張れって応援しよ」


「ママ頑張れぇ」




日付が変わった頃だろうか


オギャー、オギャー、オギャー

ガラガラ

「無事産まれましたよ、おめでとうございます

元気な女の子です」


「あー良かった!あの?妻は?」


「大丈夫です母子ともに元気ですよ」


「良かった!ありがとうございます

テル、テル起きろ」

テルは目を覚ました

「ママ大丈夫?元気?」


「うん!元気だ

良かったなーテル!

あの、もう二人には会えますか?」


「処置が終わりましたら面会できますので

お待ち下さい」


「わかりました、ありがとうございます」






「ママ、お疲れ様よく頑張ったね

ありがとう」


「ううん、赤ちゃんが頑張ったのよ」


「テルも応援してたんだぞ」


「ありがとうテルくん

テルくんもお兄ちゃんだね

ほら妹ちゃんだよ仲良くしてね」

テルくんはあんまり嬉しそうな顔をしていない


「あ、俺着替えとか持ってきてない

俺とってくるよ」


「お願いしていい?よろしくね」


「はいよ!、ママありがとう!

じゃ行ってくる

テルはママのところにいてな!」

パパは走って出ていった



「テルくん、元気ないね眠い?」


「ううんサンタさん来なかったから」


「あーサンタさん!ごめんね!

サンタさんになにお願いしたの?

もうクリスマスだし話してもいいんじゃない?お話して?」





ガチャン

「えーっと着替え着替えっと

え、なんだよこれ」

煤で汚れた人が何かを探し回っていたかのように部屋が汚れていた

手紙がテーブルの上にそっと置かれていた

「手紙?テルの字だ」







「サンタさんへ


ぱぱとままをずっとてるのものにしてください

あかちゃんはいらないです」









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