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俺が魔族と会ったならばっ!②

「そろそろ終わらせるっすよ!!ティアさん!!」


「ん…!」


 ティアとシエルによってどんどん切り裂かれていったドラゴンは次第にその動きを鈍くしていった。


「もう倒れてもいい頃っすけどね…息も絶え絶えですし…」


「ん…?ドラゴンが…逃げてく。」


 突然さっきまで殺意に溢れていた瞳がこちらから逸れていき、翼を羽ばたかせどこかへいこうとする。


「逃がさないっすよ…!」



「おーい!シエルー!ティアー!戻ったぞー!」


「ん…あるじ!」


「あ!やっと戻ってきたんすか駿河さん。遅いっすよ。急にどこかいくなんてどうしたんすか…?」


 シエルはドラゴンから目を背けてこちらを見る。しかしその瞳はなぜか俺の顔ではなく、俺の横に向かっていた。



「あぁ、この子か?こいつはそのドラゴンを…」


「つ…ついに誘拐っすか…!?駿河さん!そこまでする人じゃないと思ってたっすのにっ!!この変態!」


 ですよねー。そうなりますよね、分かってました。もうこの流れに様式美を感じてきましたよ僕は。

 それに最近よく変態と言われる気がするな。なんでだろう?


「まあまて、誘拐なんてするようなやつに見えるか?この俺が。なあティア?」


「「見える(っす)」」


「ティアさん!?」


「あるじは…すぐ女を…作ってくる。」


 そ、その言い方はなんか意味が違くきこえてこない?

てゆーかティア最近冷たくない!?ティアちゃん反抗期なの!?俺の後に風呂に入りたくないの!?一緒に洗濯してほしくないの!?


「いやいいんだよ、俺の話は…で、この子はさっきのドラゴンの大本ってやつだ。魔族って言ってたぞ。確か…カストール家の一人娘とか言ってたな。」


 さきほどのドラゴンはいつの間にかこの場から消え去り、辺りはまたもとの静けさが戻っていた。

 どうやらまだ他の冒険者は来てないらしい。ここには俺とティアとシエルとこのメアちゃんだけだ。


「か…カストールっていったっすか…?」


「ん、ああそうだな。糸魔法っていうのを使ってそのドラゴンを操っていたみたいだ。」


「ほ…ほんとっすか?それを駿河さんは気絶させて連れてきたんすか…?」


「まあ…そういうことになるな。適当に首トンしたらなんとかなった。」


 シエルは目を真ん丸にして俺とメアを交互に見る。そんなに見つめられたら照れるじゃないか。


「そんな簡単に言っちゃってますけど…人型の魔物って大概とんでもなく魔力が高いんすよ…」


「そうなのか?それだとゴブリンはどうなるんだ?」


「あれは人型を模してはいるっすけど、男しかいないっすよね?実は魔物はなぜか女の方が魔力が多いんすよ。それに、その魔族はカストールって言ってたっすよね?」


「あぁ、そのはずだ。」


 小さい胸を堂々と張りながらドヤ顔をしていたからな。カストールと言っていたのは確かだ。


「カストールっていうのは、魔族のなかでもトップを争う魔族のはずっすよ。その魔族を軽く気絶させて連れてくるって…なにものっすか?駿河さん…」


「んー?なにものって言われても…なー?」


「…?なー?」


 ティアと一緒に首を傾ける。


「いや駿河さんがやってもキモいんすけど…」


「最近みんな冷たくない?」


 この頃みんな冷たい…俺が何をやったっていうんだ?

ただ俺は人より父性が強かったり、ちょっと小さい子を抱えてたり…頭を無意識に撫でるくらいだ…何がおかしいんだろう?

 異世界はやっぱり不思議に溢れているな!






はいはい、どーも。クラゲんです。


「クロエだよー。」


いやぁ最近は少しずつブックマークが増えてきていて嬉しい限りですよ。


「そうだねー、ありがたいことだよ。」


それに評価も貰うことができました。今後の励みになっております。


「こんな拙い小説とも言えない文章を評価してくれたり、ブックマークしてくれたり…感謝感激だね。」


そ、それクロエさんが言うんですね…まあまだ拙いですけど…それでもまだまだ書き続けますよ!


「当たり前だよ!見てくれるかたがいるんだから止めたりしたら殺すよ?」


こわっ!クロエさんこわ!?最後だけなんか浮き彫りで聞こえたんですけど!?


「じゃあまあ終わるかな。」


あれ?クロエさんが占める流れなの?いやいいんですけどね。


また次回!!


「風邪引かないよーにねー。」

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