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翼が生えた私。

作者: 七瀬

 ある日突然! 私は背中に羽が生えた。まだ、子供だったから?

小さな翼だった。でも、私の家系は? 代々こうやって? 翼が生える

子が産まれてくることがあるらしい。


 私のお婆ちゃんもそうだったと聞いている。そして、私もその遺伝子

を受け継いでいるのだろう。 


 女系のみが、こうして受け継がれる。だから? お父さんも弟も、私を

気持ち悪く思っているのか? 普段から、話す言葉も少ない。

 お父さんは、弟には異常に甘い。私には、何かあると? お前は出来損

ないとか? なんで! お前は......が口癖になっている。

 

 お母さんは、お父さんの言いなりだから? 私は何時も1人でいる事が

多い。


 でも? お爺ちゃんは違う。私が1人で泣いているときは? 私を見つ

けてくれて、優しく私に話しかけてくれる。

 「お前の翼は、きっとこれから、たくさんの人たちの役に立つんだぞ」

 お爺ちゃんは、唯一、私の味方だ。


 この翼を持っているからと言って? 飛べる訳じゃないみたいだし。

お婆ちゃんは飛べない人だったみたい。私はひょっとしたら? 飛べるか

もしれない。


 鳥でも? 飛べる鳥と飛べない鳥がいるように! ただ、私はまだ子供で。

どっちになるかは? もう少し大人になってみないとわからない。


 何時か? この翼を広げて、空高く飛んでみたい。






最後までお読みいただきありがとうございました。

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