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お茶を濁す(200文字小説)

作者: どくだみ


カフェラテアートに、紅茶とミルクを使って挑んでみる。



喫茶店のカウンター席。慎重にミルクを注いだ。




――やったぞ!



カップの中にハートが浮かぶ。だがその時、他の客の腕が私に当たり、その拍子で絵が崩れてしまった。



紅茶が飴色に濁る。内心で舌打ち。



「ああ、すいません!」



その客は頭を下げて、鞄からクッキーの小袋を取り出した。



「おわびにこれを」



そしてそのまま去ってゆく。



何だか、上手い具合にお茶を濁された気がした。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 上手いです。なんだか主人公の残念な顔が目に浮かびます。
[一言] 上手い!笑 カフェラテアート……? なにそのシャレオツな言葉……笑 知らない……そして美的センスがマイナス方向に傾いている僕では到底できそうにない……笑
2017/03/04 21:23 退会済み
管理
[良い点] 初見です お客さんのミスしたら食べ物で釣ればいいやという適当な感じが面白かったです(お茶を濁すだけに)
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