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開かれざる扉が開く刻  作者: 如月静月
第1章〜開かれざる扉が開く刻
8/41

カルマ襲来の刻

第8話目です!


待たせてすいません!


どうぞ!!

「お、お前は…あの時の…」


ネクロが咄嗟とっさに言った。


「フフフッ…確か君は、僕の一撃で気絶しちゃった子かな〜♪?」


その声の主は言った。


「なるほど。こいつがお前らが言ってた異界十二魔王の1人か、確かに凄い力を感じる。」


カムイ師匠は改めて実感した。


「チッ…テメェ…。」


ディノは睨んでいる。


「グッ…私が力不足で…。だけど、今回はそう簡単には行かない。」


リゼは強気だ。


「あらあら、探す手間が省けましたね。」


ミーファは何故か楽しいそうにしている。


「前みたいには行かねーぞ。異界十二魔王の1人、カルマッ!」


ネクロは特訓の成果を見してやりたそうだ。


「フフフッ…僕にやられた君たちがあの場所に居なくて気になって探してたらようやく見つけることができたよ。今度は本気で潰しに行きますよ〜♪」


カルマから迸る(ほとばし)オーラは本気で潰しに来ている事を物語っている。


「おぉ…。凄い力だ。お前達、俺が鍛えてやったんだ。その力を存分に発揮して来い。大丈夫だ、今のお前達なら勝てる。よし、殺って来い。」


カムイ師匠は4人の背中を押す。


「やってみます!」


4人は頷いて構えた。


「フフフ…コソコソ何を話しているかは、知りませんが、此処が君たちの終着点ですよ~?」


カルマは、お調子者だったのに豹変ひょうへんして獲物を狩る様な目付きをしている。


「グッ…凄まじい力だ。皆んな気を引き締めて…」


ネクロが言う瞬間にカルマがネクロを殴り飛ばした。


「フフフ…言ったでしょ…本気で潰しに行きますよって。」


カルマはそう言って不気味な笑みを浮かべている。


「えっ、カルマのスピードに目が慣れている…。前に体験しているからなのか…?」


ディノとリゼとミーファは思った。


「って、イッテェな、危うく前の時の二の前になる所だったぜ。最後まで言わせろよな。全く。」


ネクロはカルマの俊速の不意打ちをギリギリでガードしていた。


「今の不意打ちをギリギリでガードしたのか…?!少しはマシになったか…。フフフッ…♪」


カルマは多少、動揺を見せたが平然としている。


「この力、試してみるか。ハッ……」


ディノは力を解放し、カルマの動きを止めた。


「フフフ…この程度の力で僕が止まるとでも…?な、動けない!?」


カルマはディノの重力を操る力に動きを封じられている。


「チャンスか。力を解放せよ。そして、私に強敵を撃ち倒す力を…。行くよ、二丁銃イシュリオン。ハァッ!」


リゼは力を解放し、武器を変化させ目にも留まらぬ速さで弾丸を撃った。


「クソッ…動けない…はっ…ぐぁぁ…」


カルマはリゼの弾丸を避ける事なく直撃した。


「あらぁ、2人ともやりますね〜♪私も行きますよ。隠されし力を解放せよ。ハァッ。」


ミーファも力を解放し回復、攻撃に特化状態になった。


「フフフ…この程度で僕が殺られるとでも…?舐められたもんですね〜。フンッ、うぉー!」


カルマは凄まじい力の球を4人目掛けて撃った。


「チッ…流石にさっきのでは倒れねぇか…」


ディノ的に仕留めた気分でいた様だ。


「さっきのくらっても動じないのね。流石だなぁ」


リゼは少し関心しているが冷静を保っている。


「2人共気を付けて、あの球は予想だけど当たると危険かも知れない。」


ミーファは、咄嗟とっさに言った。


その時…!!


「あのなぁ、俺を忘れ過ぎだっつうの。力を貸せ、双剣エクスレイヴ神風かみかぜ流奥義、鳳凰乱舞ほうおうらんぶ!!」


ネクロは凄まじい力の球を一瞬で斬り刻んだ。


「な、何っ!?まさか僕の攻撃を斬り刻んで消すとは……ならばっ…。ハァッ?!」


カルマがそう言った瞬間…


「テェヤァー。何驚いてるんだよ?」


ネクロはすかさず、攻撃を仕掛ける。

だが、ギリギリで避けられた。

避けた先には…


「何を慌てるのかな?うふふ、ギガ・エクスサークル。」


カルマはミーファの謎のサークルにはまった。


「この程度の力のサークルなど屁でもないわ。うぉー!何…!?力が入らない…。」


カルマは力が入らず…。


「うふふ、そのサークルは敵の力を封じるんですよねぇ〜♪」


ミーファはクスクス笑っている。


「ミーファ援護するよ。」


リゼが、変化した二丁銃イシュリオンを構えた。


「エターナルフレイム!」


リゼは、新たな技を習得していた。


「グッ…何処から飛んでくるか、分からないなぁ…。流石に僕でも殺られるかも知れないな…。」


カルマは直撃しつつも辛うじて避けたりはしている。


「避けても無駄よ?私の弾丸は当たるまでターゲットを逃さないからね」


リゼはそう言った。


「チッ…そろそろ俺の新しい技を使ってみるか…。はぁ、サイコバズーカ。」


ディノは重力と術を混ぜて作った、重力弾をカルマ目掛けて放った。


「……」


カルマは直撃した。


「やりましたかね〜?」


ミーファは言う。


「流石に鍛えてきた私達の攻撃を直撃したんだからやっつけたかな…?」


リゼは当然の様な事を口にする。


「俺の新しい技を使うまでも無かったか…。いや、待て皆んな気をつけろ。カルマはまだやられてねぇ。油断するな!さっきより力が上がってる気がする。」


ネクロは少しがっくししたが…とっさに武器を構えた。


「流石に効いたよ…フフフ…お前達は前よりは強くなったみたいだな…だが、これで終わりだ。デス・エクスファングスラッシュ…」


カルマはそう呟いた時…


ミーファ、リゼ、ディノ目掛けて、俊速で斬り込みに行き、重傷を与えた。


「チッ…グッ…流石にこれは、やばすぎる…」


「きゃ…まさか、鍛えたのに…」


「きゃぁ…痛い…」


ディノ、リゼ、ミーファは倒れた。


「こりゃ…少しヤバイ状況だな。俺が手を貸してやるべきか…」


カムイ師匠は心配そうに4人を見ている。


「師匠は手を出さないでくれ!それよりも、重傷の3人を手当てしてやってほしい。」


ネクロがうずいている師匠に気づいて言った。


「バカ弟子が言うならそうそうしてやる。とりあえず3人は俺が手当てしてやる。」


カムイ師匠は3人の場所に駆けて行った。


「そうはさせないよ〜♪?」


カルマはそう言ってさえぎろうとした時…!


斬撃が飛んで来た。


「おっと、何処行く気だ?俺が居るのを忘れては困るんだよ。」


ネクロは師匠の所に行こうとするカルマを止めた。


「フフフ…そうでしたね。貴方がいた事忘れてましたよ。貴方も3人の様に重傷を、いや、消し去ってやりますよ!」


カルマは力を溜めた。


「消されるのお前だカルマ!師匠の神風かみかぜ流の隠された技を習得は出来損ねたが、今は出来る気がする…!試してみるか。」


双剣エクスレイヴを重ねて1つの剣にして力を溜め始めた。


「お互いとてつもない力だ。油断したばかりに…グッ…」


ディノはカムイ師匠に手当てされ辛うじて呟いた。


「ネクロ貴方になら、できるはずよ!」


リゼも辛うじて呟いた。


「うっ…ネクロ、やっつけちゃえ…!!」


ミーファも辛うじて呟いた。


「3人共あんまり喋るなキズ口が開くぞ。」


カムイ師匠は言った。そして、バカ弟子を見守っていた。


「フフフ…これで最後です。デス・ネヴァスラッシュ!!」


「これで、最後だ…カルマ。お前は敵じゃ無かったら良かったのにな…!神風かみかぜ流最終奥義…疾風龍円斬っ!!」


カルマとネクロの攻撃は宙で交わった。


「グッ…流石に、ヤバイ…」


ネクロは膝をついて倒れた。


「フフフッ…僕の勝ちだ…これでトドメを刺してやる…!グッ…流石に今のは…やばいな。」


カルマはネクロにトドメを刺そうとしたが少し怯んだ。


「もう、動けねーや。ここまでか…」


その時…!!


「全く。まだ未完全な最終奥義じゃダメだろ。」


カムイ師匠の声がした。


「えっ…?!何で…ぐぁぁ…!」


カルマが悲鳴を上げる。


「フンッ!!」


カルマの怯んだのを逃さす事無く攻撃を仕掛けていたのだ。そう……カムイ師匠はカルマを一刀両断していたのだ。


「す、すいません。し、師匠…」


ネクロはそう言うと気を失った。


「異界十二魔王の1人、カルマは一刀両断したがお前達が弱めてくれなきゃ俺でもきついくらいだぜ…あいつは消えたみたいだな。だが、後11人もさっきの比ではないくらいに強い奴らばかりだぞ…だが、お前は今回は良くやったよ!」


カムイ師匠はそう、呟くとネクロを抱えて、その後に手当てをしたのであった。


「よかったぁ…」


3人はネクロが消されなくてホッとしてたのである。


こうして、異界十二魔王の1柱カルマはカムイ師匠の攻撃により、倒され無事闘いは幕を閉じたのであった。

だが、その頃、別の場所では、新たに異界十二魔王の2柱が、現れたのであった。


「カルマは逝ったか…クックックッ…」


異界十二魔王の2柱の1人は呟いていたのであった。


〜TO be continued〜

閲覧ありがとうございます!


倒れた4人を見守るカムイ師匠はまた新たに現れた者には気づいてはいなかったのであった。

まして4人も尚更ですね。


では、次回の投稿お楽しみに!

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