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開かれざる扉が開く刻  作者: 如月静月
第1章〜開かれざる扉が開く刻
6/41

師匠との出会いの刻

第6話目です!


「こんなにボロボロになって…」


謎の男が、倒れた4人を運ぶのであった。


「うぅ…ぐぁ…はぁはぁ…此処は、俺は一体…皆んなは何処だ?」


ネクロは傷が痛みながらも言った。


「お。起きたか、大丈夫だ。仲間はそこで、寝てるからよ。手当は俺がしといた。とりあえずお前は、安静にしてろ!」


謎の男がネクロに声をかける。


「良かった。皆んなは無事か。でも、俺は異界十二魔王の1柱に…ぐっ。」


ネクロはそう言うと、眠ってしまった。


「全く、俺の神風かみかぜ流を伝授してやったのにあっさり負けやがって…。しっかり休めよ。」


謎の男は寝ているネクロに向かって呟いた。



ネクロが目を覚ましてまた眠ってから2日が過ぎた。


「うぅ…此処は…」


リゼがやっと目を覚ました。


「リゼ姉、やっと目を覚ました。良かったぁ。」


ネクロが近づいて心配そうにしてる。


「リーダーがいつまで寝てがる。」


ディノもこれでも心配している。


「リゼ大丈夫ですか。ずっとうなされてましたよ。」


ミーファも心配している。


「お、ようやく4人目が起きたか。安心しろ、此処は安全だ。」


カムイ師匠が笑顔で言ってきた。



〜昨日の出来事〜

「ぐっ…此処は…チッ…俺らはやられたのか。」


ディノが起きた。


「うぅ…イテテ。此処は…私は一体…」


ミーファも目を覚ました。


「はっ、皆んな!」


ネクロも目を覚ました。


「おうおう。2人共大丈夫だ。安心しろ、俺が手当てしてやったからな。後は、バカ弟子やっと起きたか。」


謎の男が2人に言った後に、ネクロに向かって怒鳴った。


「すまん。手当て感謝する…」


ディノはお礼した。


「あ、ありがとうございます…」


ミーファもお礼した。


「何で、俺だけ怒鳴られるんだよ。てか、お前は誰だよ…って…えっ…。し、師匠…!?」


ネクロは目の前にいた師匠に驚きを隠せなかった。


「おうおう、相変わらず威勢のいい奴だな。バカ弟子!あっさり負けやがって。2人には、名乗って無かったな。俺は神風かみかぜ流をそのバカ弟子に伝授した者、カムイだ。」


カムイ師匠はそう自己紹介した。


「えっ…ネクロの師匠…。お前そんな事話して無かったよな…?」


ディノは、驚いている。


「あらぁ、ネクロに師匠がいたんですね。」


ミーファも驚いている。


「いや、正しく言えば、師匠だったと言うべきだ。だって、俺が流儀をモノにした時に、謎の男に師匠は消されたはずなんだ。だから…。」


ネクロは目の前の師匠に困惑している。


「そいえば、そうだったな。俺はあの時、確かに謎の男に消されたはずなんだが、よく分からんが気づいた時には、此処に居たって訳だ。だから、俺は死んだ事になっていたはずだ。それを、俺を消し去ろうとした奴に悟られぬよう、身を隠していたんだ」


カムイ師匠は説明した。


「じゃ、師匠は生きていたですね。今までずっと…」


ネクロは涙ぐんでいる。


「チッ…めそめそしてんじゃねーよ。全く。」


ディノは相変わらず厳しい事を言う。


「ところで、話の途中悪いんですけど、リゼはまだ起きないんですか?」


ミーファは心配そうに言った。


「あ、リゼって奴ならあそこで、酷くうなされている。」


カムイ師匠はそう言うと3人はそっちを見た。



〜〜〜〜〜

昨日の出来事を詳しく話した。


そして、目を覚ましたリゼに詳しく昨日の出来事を話した。


「傷の手当て感謝します。てか、ネクロ、お前に師匠がいたのね。」


リゼはお礼をした後、ネクロの方を向いて驚いている。


「とりあえず、お前ら4人は、異界十二魔王の1柱に手も足も出なかったんだ。俺は、少し離れたとこで見ていた。気配を悟られぬようにな。」


カムイ師匠はそう言った。


「ぐっ…」


4人は言い返せなかった。


「まぁまぁ、仕方ない事だ。でも、少しくらいはやり合えよ。バカ弟子、俺の流儀をモノにしたんじゃねーのか。」


カムイ師匠は3人に言った後にネクロには怒る。


「仕方ねーだろ…。俺は、流儀をモノにした。だが師匠はまだ、力を隠しているはずだ。だ、だから俺に神風かみかぜ流の全てを、教えてください。」


ネクロは、お願いした。


「できれば、私達3人も、鍛えてください。異界十二魔王に勝てる力を手に入れたいんです。お願いします。」


リゼが2人の分もお願いした。


「お願いします。」


2人もお願いした。


「バカ弟子は良いとして、お前ら3人もか。まぁ良いだろう。だが、神風かみかぜ流はバカ弟子にしか出来ない。だから、お前ら3人には、俺のもう1つの流儀を伝授してやる。だから、とりあえずはお前ら3人の力を詳しく知る必要がある。後は、特訓は厳しいからな。覚悟しておけよ?」


カムイ師匠はお願いを承諾した。


「はい!」


4人は返事をした。


「だけど、師匠のもう1つの流儀を教えてもらえるなんて良いな。」


ネクロは少しがっかりしている。


「お前には、俺の隠してる力を伝授させてやるんだからそう落ち込むよ。」


カムイ師匠はネクロの頭をぐりぐりする。


「ぎゃー。イテぇ。師匠痛いです。」


ネクロは叫んでいる。


「あはははは…」


3人は呆れた顔で見ていた。


「まぁ、お前らは、ゲートを一刻も早く閉めなきゃなんだよな?なら、明日から、特訓だ!準備しておけ」


カムイ師匠はそう言うと外に出た。


「えっ…何で、ゲートが開かれた事を知って…って。ちょっと待ってください。」


リゼが聞いた時には、外に出ていた。


「チッ…お前の師匠も謎が多いな。」


ディノは呟いていた。


「あらあら、お早い事。」


ミーファはクスクス笑っている。


なんだかんだで、師匠含む4人は賑やかにその日を終えたのであった。


〜TO be continued〜


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