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開かれざる扉が開く刻  作者: 如月静月
第1章〜開かれざる扉が開く刻
5/41

異界の民との出会いの刻

第5話目です!


是非見てくださいね!

4人はヴェーナを後にして2時間が経過した…。


「案外、シュタまでは、遠いんだなぁ。」


ネクロは途方に暮れながら文句を言った。


「チッ…相変わらずお前は、文句しか出ねーのか…」


ディノは呆れながから言葉を漏らした。


「相変わらずこの2人は釣り合わないですね。」


ミーファは後ろから見てクスクス笑っている。


「そろそろ着いてもいい頃なんだがなぁ〜」


リゼが地図を見ながら言うのだがまだまだシュタは見えてこないのである。


「そう言えばさぁ…」


ネクロは何か言おうとしたら…


「また、文句か。」


ディノがすかさず言うが…


「文句じゃねーよ!最後まで聞けよディノ。俺が言いたいのは、魔物に全く出くわさないのに、不思議に思っていただけだ。」


ネクロは、少し怒鳴りながら言う。


「そいえば〜そうですよね〜」


ミーファも、同じ考えをしている様だ。


「まぁ、魔物居ないだけ此処は安全地帯なんだよ。そろそろシュタに着くぞ。」


リゼはそう言うとシュタが見えてきた。


4人はシュタを見てやっと休めると思ったその時…空から黒い閃光がシュタの真ん中に落ちるとシュタは、火の海と化したのだ。


「えっ…今…」


ネクロは一瞬だが、何か見えた様子だ。


「一体何が…!?」


ディノは驚いている様子だ。


「えっ…シュタが…一瞬で…!?」


ミーファも驚きを隠せない様子だ。


「3人共、驚いてる場合じゃないぞ!急いでシュタに向かうぞ」


リゼは3人に呼び掛けた。


そして、4人は急いで行きシュタに着いた時には、一面、灰になり、所々まだ、燃えていた。


「一体、何が起こったんだ、確か…空から黒い閃光が一瞬、俺には見えた。そしたら、火の海になってるからよ。」


ネクロは頭を傾げている。


すると…


「流石だね〜。人間にも、僕の事を目で捕らえることが出来る奴が居るなんてさぁ〜」


何処からともなく声が聞こえてきた。


「出てこい、何処にいるんだ。」


ディノがそう言うと…


「フフフ…此処だよ…?」


ディノの背後で声がした。


「ディノ、直ぐに離れろ、背後に何かがいるぞ。」


ネクロはすかさず声をかけた。


「そいつからやばい力を感じる…グッ…」


ミーファは、敵の力を体で感じている。


「早く、離れろディノ。」


リゼも敵の計り知れぬ力を感じている様だ。


ディノは直ぐに離れて構えた。


「誰だ、貴様ッ!」


ディノが聞いた。


「フフフ…そんなに身構えないでよ〜怖いじゃないか〜」


謎の黒いフードの者が言った。


「お前が、このシュタを火の海にした張本人か?」


リゼは警戒しながら聞いた。


「フフフ…そうだよぉ〜。それがどうしたのさぁ〜?」


謎の黒いフードの者が答えた。


「人の命を何だと思ってんだ。此処のシュタにいた人達が……。」


ネクロは感情的になっている様子だ。


「ダメ。ネクロ、アイツには、そんな事何とも思ってないよ。」


ミーファはネクロに言い聞かす。


「チッ…ヴェーナに来る途中にあった奴とは、ケタ違いの力を感じる…こいつ強い…」


ディノは身構えて呟いた。


「確か、異界のゲートの向こうには、異界の住民が居ると聞いた事がある。異界の魔物の何倍もの力を兼ね備えた者が居ると。そいつらは異界十二魔王として恐れられ、性格も様々で破壊が生き甲斐だとか…。しょせん、迷信だと思っていたんだが…まさかこんなとこで会う事になるとは…」


リゼは3人に説明しつつも警戒している。


「異界十二魔王!?まさか目の前にいるのが…」


4人は目の前にいるのが異界十二魔王の1柱だとは、思いたくないが、そう思うほか何者でもない。


「フフフ…君、色々と僕等の事に詳しい様だね〜♪そうだよ…僕は異界十二魔王の1人でもありその1柱でもある。こっちの世界に来たからには破壊あるのみ!此処でお前らを見逃すか、消すかだなぁ〜♪」


謎の黒いフードの者が言ったと思ったらリゼの背後から声が聞こえた。


「チッ…ちょこまかと消えては現れやがって…」


ディノは思った。


「キャ…。」


リゼは場を離れて直ぐ様、身構える。


「リゼ、気をつけて奴は楽しんでるよ。」


ミーファは、そう言った。


「いい加減にしろ。俺には一瞬で移動したのは微かだが見えているんだぞ。」


ネクロは3人よりも早く奴の移動したとこを見ていた様だ。


「フフフ…君は僕のスピードについてこれる視力があるって事かぁ〜♪なら、これはどうかな〜♪?」


謎の黒いフードの者が言うとその場から消えた。


3人は辺りを探して警戒しながら身構えている。


ネクロだけは、奴が移動したのは分かっていたはずだが…


「奴は、2割程度のスピードで移動してたみたいだな。少しスピード上げられるとさすがの俺でも目で追う事が出来ない様だ。」


ネクロは焦り少し取り乱している様だ。


「フフフ…やっぱり人間ってその程度って事かぁ…」


謎の黒いフードの者がそう言った時には、ネクロはやられていた。


「はっ、ネクロ。貴様ッ!」


ディノが、取り乱して攻撃を仕掛けようとした。


「フフフ…大丈夫さ。気絶させただけだから〜♪フンっ…。」


謎の黒いフードの者がネクロのそばから消え、ディノの背後に行きディノまでやられた。


「ディノ、ネクロ…!」


リゼとミーファは声を合わして叫ぶ。


「フフフ…」


謎の黒いフードの者が不気味な笑みを浮かべている。


「ディノ、ネクロ、今回復してあげ…」


ミーファが回復させようとした時には、ミーファもやられていた。


「貴様ッ、ミーファまで…うぁー!二丁銃イシュリオン力を貸せ、ダブルエターナルブレイク。」


リゼは攻撃を仕掛けだが…


「フフフ…そんなんじゃ僕には当たらないよ〜♪」


謎の黒いフードの者が不気味な笑みを浮かべながらリゼの目の前に立っている。


「フッ。私の弾は当るまで追い続けるんだよ…」


リゼは笑みを浮かべた。


バキバキ。パラパラ…


「フフフ…もしかして、これの事かな?弾は撃たれた時に既に僕は粉々にしてたよ〜♪」


謎の黒いフードの者が不気味な笑みを浮かべながら弾を粉々にする。


「な…当たれ当たれぇ…。」


リゼは激しく連射するが、全て粉々にされた。


「皆んな、ごめんね。私が力不足で…」


リゼは涙を流しながら、言った。


「フフフ…。君は僕等の事に詳しいみたいだし。今回は見逃してやる。だが、僕以外にも、あと11人も居ることを忘れるなよ。まだ、名乗ってなかったね〜♪僕は異界十二魔王の1人でもありその1柱でもある。ガイアだ。倒れている3人は気絶しているだけだから、安心しな。」


何処からともなくガイアの声がするが、その場には姿は無かった。


リゼはその場に崩れ落ちた。力の差を戦闘で思い知ったからだ。


少ししてから、3人を安全な所に運んで行った。


リゼはディノとミーファを運んで、最後にネクロを運ぼうとした時には、体力の限界がきたのと精神的にやられたのか、ネクロの近くで倒れたのであった。


〜TO be continued〜

閲覧ありがとうございました。


異界十二魔王とは一体何者なんでしょうね。


倒れた4人はこの後どうなるんだろうね!


次回の投稿お楽しみに〜!

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