表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
開かれざる扉が開く刻  作者: 如月静月
第5章〜古い書物と精霊の刻
39/41

闇の真の力の刻

戦闘シーンって難しいね。。。笑

ついに、リゼ達はネクロに対して本気で挑む気になったようでそれぞれに力を開放していった。それと同時にネクロも力を更に開放していくのである。


「今、元に戻してあげるからね。ネクロ…」


リゼは力を開放し二丁銃(イシュリオン)は蒼と紅の色となりリゼの目もそれと同じく蒼と紅の瞳になり本気モードだ。この力は以前ジーザスの闘い以降、修行を重ねた結果更に弾丸の精度が増しているようだ。


「チッ、あまり禁術は使用したくはないが致し方ない。術式起動。我が身に宿りし堕天使の力、今此処に開放せん。」


ディノは素早く術式を唱えると紫のオーラの翼が生え、目は紫色に迸っている。この禁術は以前ネアとの闘いの時に使用した後、使わないようにしていたようだ。


「私も力を開放するよ。攻防を兼ね備え尚且つ瞬時に味方を全回復させながら闘う私だけの特技を!」


ミーファはカムイ師匠に修行をしてもらった後に幾度の闘いで自分の特技を磨いていたようでギガ・エクスサークルの効果も格段に上がっているとかいないとかである。見た目はそこまで変わらないが凄まじい力を回復力と攻防の力を備えている。


「俺の取って置きはお前相手には使いたく無かったがんだが。そろそろ隠しておくのも勿体無いしな。思う存分使わせてもらう。あと前もって言っておくが、この取って置きは俺にしか使えない唯一無二の力だ。覚悟しておけよ!」


ネクサスは目を閉じて力を開放し始めた。すると、みるみる内にネクサスに緑色の光が集結し始める。その光は全身に集中し一気に発光したかと思えばネクサスの見た目が一気に変わった。髪は逆立ち、瞳は緑、そして、その全身の周りには緑のオーラを纏っている。


流石のネクサスの変わりようにリゼ、ディノ、ミーファは驚きを隠せないでいた。だが、その姿を見ても動揺すらしないでいる者が暴走状態であるネクロだ。


「ふぅ〜。この姿になるのはいつぶりだろうか。師匠との修行以来か!まぁそれでも師匠には歯が立たなかったんだけどね。あの時まではね。」


ネクサスは苦笑いしつつも少し余裕のある様子である。


どうやらリゼ達4人は本気モードの様だ。その時、ネクロは不敵な笑みを浮かべて己の力を開放するのであった。


「………我が双剣(エクスレイヴ)。真の力を開放せん。そして、出番だ虎白。」


「ガルゥーーーーー」


ネクロは瞬時に凄まじい闇の力が集結し闇の衣を纏った。元は光の衣だったのだが、今は闇の力により光の衣は変わってしまっている。それよりも驚く事に双剣(エクスレイヴ)の見た目が1つの闇の剣と化しているのだ。それに伴い凄まじい威圧感をリゼ達に与えている。虎白はネクロの指示のままに戦闘態勢に入ったかのように遠吠えを上げる。


その遠吠えがこれから繰り広げられる死闘の合図となったのだ。


「あいつの威圧感半端ないな。だが、引き下がる訳にはいかないぜ。先ずは俺の取って置きを見してやる。」


「ネクロ…闇の力に負けちゃダメだよ…先ずは様子を見ながら攻撃を仕掛けるよ。ネクサスに続くぞ!」


「チッ、半殺しじゃ済まさねーからな。」


「私は皆をサポートしつつ攻撃に参加するね。」


4人は同時に攻撃を仕掛け連携を取るつもりなのだ。

ネクサスは瞬時にネクロに間合いを詰め力を略奪しようと拳を突き出し、それに続くかのようにリゼは弾丸を瞬時に連射、ディノは高速で術式を唱え空に召喚陣を出しサイコボールの雨をネクロ目掛けて放ち、ミーファはギガ・エクスサークルでネクロと虎白の身体を動けないようにした。これ程までにない完璧な連携でしかも本気モードのリゼ達の攻撃が成されたのであったが…………。


「フッ…いい連携攻撃だ。だが、俺には効かん。双剣(エクスレイヴ)から力を開放し1つとなった剣。魔剣(クロスネビュラ)の力を思い知れ!」


ネクロはそう呟くとミーファのギガ・エクスサークルを意図も簡単に抜け出しネクサスの攻撃を受け流し、それに連携を取るかのように虎白はネクサス目掛けて白虎雷鋒(びゃっこらいほう)をくらわせて吹っ飛ばしていて、リゼの弾丸をネクロは魔剣(クロスネビュラ)で切り弾き、ディノのサイコボールの雨は全て交わしながら一瞬で耐え凌いだのだ。あいにく、サイコボールの雨は虎白にも全て簡単に交わされていた。


「チッ、流石に今の連携でやれるとは思えないが…」


「私の弾丸は避けても当たるまで追い続けるわ!」


「修行してギガ・エクスサークルの効果は増してるから動けるわけが無いわ。」


ディノのサイコボールの雨が止み土煙が晴れるのを待った。


その時である。ネクサスが瞬時にリゼ達の所に戻ったのだ。


「くそ…あいつに触れるか触れないかの一瞬の間に虎白の攻撃が既に俺に当たる寸前だったとは…。危うく直撃する所だったぜ。ぶっ飛ばされたが攻撃を略奪仕切れてよかったぜ…」


「なっ…!?」


ネクサスにはリゼ、ディノの攻撃は当たらない様になっていたがあの一瞬でここまでの力を見せつけられるとは思いもしなかった様子で動揺している。それをリゼもハッキリとはしないが目の当たりにして驚きを隠せないでいた。。ネクサスとリゼの様子をみてディノ、ミーファは警戒をしつつ土煙が晴れるのを待った。リゼとネクサスが見たのは何せ、今の攻撃をほぼその場で全て交わし切り弾き耐え凌いだのを一瞬でやってのけたられたのだから。


そして土煙が晴れる前にネクロの一振で土煙事かき消されたのだ。


「今度は俺が攻撃する番だな。覚悟しろよ。」


ネクロはそいうと魔剣(クロスネビュラ)をリゼ達に向けてそう言ったのだ。更に土煙がかき消されたのにも関わらず虎白の姿がないのにリゼ達は気付くのに一瞬遅れ隙ができたのは言うまでもない。その隙をネクロは見逃すこと無く攻撃に出るのであった。


〜TO be continued〜


閲覧ありがとう!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ