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開かれざる扉が開く刻  作者: 如月静月
第4章〜伝説の鍛冶屋と御対面の刻
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伝説の鍛冶屋と御対面の刻

大変長らくお待たせ致しました。


第4章突入でーす!

ネクサスについて行くと…。


5人は広間に出た。そこには地下に広大な空間があり、ポツンと鍛冶屋があった。


「あれが、俺の師匠が居る所さ。結構頑固な人だから気をつけろよ。治してくれるかどうかは分からんが俺からも頼んでみるから。」


ネクサスはネクロに向かって言った。


「ネクサスの師匠はどんな感じ何だろ。頑固でもいい人かも知れないな。治してくれると良いんだけどなぁ。」


ネクロは興味津々に言うと、壊れた兄さんの形見の双剣をギュッと握り締めた。


「ここが、伝説の鍛冶屋が居る所なのか。地下にあるとは見つける事が出来ない訳だ。これから、会えることにドキドキするな。」


ディノはいつもと違い何故か喋り方が変だ。


「さっき、私達が闘っていた所の真下にあったなんて驚きだわ。そうだよね、ミーファ。」


リゼはそう言うと、いきなりミーファに振る。


「この空間なんか凄いなぁ、普通とは違う感じがするよ。えっ、あ、そうだね、リゼ。」


ミーファは地下の空間に興味津々でリゼの話を聞いていなくてその場、対応をした。


「ネクロの仲間は違う事に興味津々だな。何だかんだで、着いたよ。此処が、師匠が住んでる場所だよ。じゃ、入ろうか。足下には注意しろよ。」


ネクサスがそう言い中に入って行った。


遂に、ネクロ達は伝説の鍛冶屋と御対面しようとしていた。ネクロ以外は他の事に興味津々で、周りが余り見えていない様だ。


「今、帰ったよ。まさか、地上が新地にされてて焦ったよ。この場所は俺の力で造った場所だから、安全なんだけどね。」


ネクサスはそう言い立ち止まった。


「はぁ?遅いぞ、師匠だからって舐めてるとわしに、殺されるぞ。お客さんか。生憎、わしは忙しいから帰ってくれ。えっ、お客さん!?ネクサスお前はやはり寄り道をしてたなぁ。覚悟出来ているのか。」


師匠は冷たい態度でネクロ達を返そうとしたが、ネクサスが寄り道をしたと勘違いをしているのにも、関わらず、ネクサスに殺気を放った。


「な、何。この人危ない。今とてつもない殺気を感じた。本当にネクサスの師匠なのか?」


ネクロ達はネクサスの師匠の殺気を瞬時に感じ取った様だ。師匠は特に何もしていないようで、計り知れない強さの持ち主、又は敵そのモノかだと、疑いを持った。


「全く、俺が連れてきた昔ながらの友がいるんだよ。そのおぞましい殺気を出さないで下さい。そいつの双剣が折れてしまったんだ。兄さんの形見の双剣らしいんだが、治してくれないか?ナーガ師匠。」


ネクサスは動揺せずに師匠に治してくれるように説明する。


すると師匠はこう言った。


「昔からの友がいるのか。済まないな、少し君達を試したんだ。まぁ、カムイの奴の所で鍛えられてるだけある様だな。その双剣を、治してやらんこともないが、条件がある。」


ナーガ師匠は殺気を消し、頼んできた事を承諾してくれるそうだが、条件を出してきた。


「今の殺気は、本当にこの人からなのか。危うく殺されるかと思った。そうしたら体が本能的に警戒して身構えてしまったな。所で、条件とは何ですか?」


ネクロは少し怯えながら恐る恐る聞いた。


「案外、頑固でも無さそうだよね、リゼ。」


ミーファが小声でリゼに言うと、リゼが答える前にナーガ師匠が咄嗟に答えた。


「わしが何だって?小声でも聞こえてるんだからな、なんならわしと闘ってみるか?」


ナーガ師匠はミーファに言うとミーファは直ぐに謝り何事も起きなかった。


「全く、ミーファは簡単にそう言うこと言わないんだよ?」


リゼがミーファに言いつつ、ナーガ師匠にも謝った。


「全く、師匠とまともに闘ったら怪我では済まないぞ。例え、俺でもようやく一撃くらわせる事がやっとだからな。師匠は軽々く闘いを挑むのは止めてください。」


ネクサスが4人に説明した後、師匠には闘いをさせないように説得した。


「あのー、条件って何ですか?」


ネクロは聞いた。するとナーガ師匠は答えた。


「すまん、すまん。条件は、わしと手合わせをしろ。武器はわしが作った試作品を貸してやる。お前にこれが使いこなせるか?そして、わしに、一撃でもくらわせる事ができたら治してやろう。」


ナーガ師匠は条件を説明した。そして、ネクロに試作品の武器を手渡した。


「し、師匠!?本気で言ってるんですか。仕方ないですね、師匠は一度言ったら曲げない所、今も変わりませんね。それよりも、ネクロ油断したら死ぬぞ。その武器は試作品に過ぎないが使い方次第で化けるぞ。」


ネクサスは説得したのに、それを無視し師匠が言った事に驚いた。そして、ネクロに助言を残した。


「試作品か。俺の使い方次第で化けるか…。やってみせるぜ。」


ネクロは目を輝かせ返事する。


ミーファ、リゼ、ディノは頑固な所はそういう事かと納得していた。また、それと同時に心配そうにネクロの背中を見ていたのだ。ディノは心配そうに見てるというかと言うと逆かも知れないが。


「じゃ、いつでもかかって来なさい。」


ナーガ師匠が言ったと同時にネクロは武器を握りしめ構えていた。そして遂に試練が始まったのであった。


〜TO be continued〜

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