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開かれざる扉が開く刻  作者: 如月静月
第3章〜新たなる驚異の刻
27/41

回帰の刻

兄さん…!!

「早く皆の所に戻らなきゃ!俺はまだ死ねないんだ。」


ネクロは言っている。


「……………」


謎の影が無言でいた。


「はっ!!お前は誰だ?俺は早く皆の所に戻らなきゃなんだ。先を急ぐよ。」


ネクロはそう言って行こうとした。


「待て…!どこ行くんだよ?忘れたの?俺だよ、ネクロ!お前の兄だよ?」


ネクロの兄がそう言った。


「えっ…!?ネスト兄さん…!?どうしてここに?」


ネクロは聞いた。


「俺はお前を迎えに来たんだよ。さぁ、こっちにおいで?俺とこっちの世界で旅に出よう。」


ネスト兄がそう言って微笑んでいる。


「ネスト兄さん!兄さんと旅に出る…!!」


ネクロはそう言ってネストに近づいて行った。



〜〜〜〜〜〜

その頃、現実世界では…


「はっ!!ネクロの肌が冷たくなってる…!!ダメだよ!そっちに行っちゃダメ!」


リゼが手を握って呼び掛ける。


「チッ…早く起きろよ…お前がいねーと喧嘩仲間が居なくなるだろ…!帰ってこい。」


ディノなりに呼び掛ける。


「ネクロ。そっちの方はダメ〜私達との旅は此処で終わっちゃうの…?早く帰って来てよ…!!」


ミーファは泣きながら呼び掛ける。


「もしや…あいつは何かに死の世界に呼ばれているのか…!?そんな事で此処で死ぬのはダメだぞ。俺にも何かできねーのか…。くそッ…」


ネクサスは呟いていた。



〜〜〜〜〜〜〜

「はっ!!兄さんやっぱり、そっちには行けないよ…!皆が呼んでる。皆との旅はまだ終わってないから。」


ネクロはそう言った。


ネクロの現状は、まさに生死の狭間だ。

つまり、ネクロの選択で生死が決まる。


「こっちにもネクロの仲間がいるよ?これからは兄さんも加わるから!こっちおいで?」


ネスト兄は言った。


「ネクロ!」


リゼ影、ディノ影、ミーファ影は言った。


「えっ!皆いるじゃん!ネスト兄さんもいる!分かったよ!そっちに行く!」


ネクロはそう言ってネストの方にまた行った。



〜〜〜〜〜〜

「はっ!!今戻って来たと思ったのに。冷たくなったのが暖かくなったのに、また冷たくなった。ダメ!何迷ってるの…?私達はこっちだよ!帰ってこいー!」


リゼは言った。


「チッ…バカ野郎…!帰ってこい。いつまで寝て…」


ディノは動揺している。


「ネクロ…ダメ〜!!」


ミーファは言った。



〜〜〜〜〜〜〜

「はっ…!こっちにはネスト兄さんと皆が居るはず無い!皆が呼んでる!リゼ姉!ディノ!ミーファ姉さん!今行くよ!俺は死ねないからな!」


ネクロはそう言って光に向かって行った。


「ネクロ…!俺はいつでも見守ってるぞ…!やるべき事を果たせ…!」


ネスト兄はそう言って消えた。


〜〜〜〜〜〜〜

「んぅ…。此処は…」


ネクロが目を覚ました。


「ネクロ…!!」


3人はネクロが目覚めたの確認すると喜んだ。


「ふぅ…。全く。ヒヤヒヤしたぜ。チャンスを無駄にする気かよ。」


ネクサスが言った。


「皆、心配かけた。夢を見ていたみたいだ。夢でネスト兄さんに会った。でも兄さんの方に行くと皆が凄くダメだよって呼び掛ける声が聞こえて。それで戻らなきゃって思って光の方に行ったら目が覚めたら皆が居て…!ごめんな。」


ネクロはそう言った。


「ネクロォ…!!おかえり…!」


リゼは泣きながら言った。


「チッ…いつまで寝てんだよ…」


ディノはそう言った。


「ネクロ〜!おかえり。本当に心配したんだから。ネクサスがネクロにチャンスを与えてくれたんだよ。」


ミーファも泣きながら言った。


「あぁ、ありがとうな…!!お前は…!」


ネクロは驚いていた。


「おう、そんなに驚く事はないだろ?俺がお前の目の前に居て悪いか?なぁ〜ネクロ!」


ネクサスは無邪気に笑っていた。


〜TO be continued〜



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