決着の刻
今回は特別に長く書いております((*´∀`*))!
両者共に力を全開放し壮絶な戦いが始まろうとしていた。
「さぁ、ここからが本番だぜ!」
ネクロはそう言った。
「クックックッ…あぁ、これから楽しめそうだ…!」
ジーザスは不敵な笑みを浮かべた。
「…!!来るわよ…」
リゼがそう言うとジーザスは姿を消した。
「チッ…何処から来る…!!」
ディノは言う。
「クックックッ…アナザーブレイク…!!」
ジーザスは拳に凄まじいオーラを纏い猛攻してきた。
「ミーファの後ろに居るのは偽物だ!本体はディノの後ろだ!くらぇー!エターナルフレイム!」
リゼはジーザスを捉えていた。
「な、何!?…と見せかけて…サイコキャノン…!」
ディノは紙一重で避けて反撃する。
「いや、ジーザスはディノとリゼの攻撃は避けている!」
ミーファは言う。
「クックックッ…何処を見ている…!銃を持つ女…本体はお前の後ろだ…!!」
ジーザスはそう言うとリゼを攻撃しようとしたが…
「いや、貴方こそちゃんと見えてるかしら?」
リゼは前を向いたまま銃口を背後からくるジーザスよりも先に向けていた。
「リゼ姉…凄い…俺の視力をあの姿になる事で極限までに発達するのか…!!俺も負けてられないな!」
ネクロは驚いている。
「我の攻撃が読まれていたとでも言うのか…!?」
ジーザスは動揺して一瞬動きが鈍った。
「言ったでしょ?ハッキリと見えてるって!ミスディレクションを極限までに活用しても私から逃れる事は出来ない…!一瞬動きが鈍ったわ…!それを見逃すわけないでしょ…!0距離からのファイナルエクスブレイク…」
リゼはそう言ったと同時に一瞬動きが鈍ったのを見逃す事なく弾丸を放った。
「ぐぁ……クックックッ…」
ジーザスは攻撃をまともに受けつつも何故か不敵な笑みを浮かべていた。
リゼの攻撃で煙がジーザスを覆っていた。
「やったか…?」
ネクロは言った。
「チッ…いやまだだ…アイツまともに攻撃受けて笑っていやがった…!簡単には殺られないだろう。」
ディノが言うと同時に煙が収まってきた。
「はっ!!ジーザスは居ない!!何処に…!?」
ミーファはそう言った瞬間…
「クックックッ…先ずはお前から殺るべきだった…!」
ジーザスは先程の比べ物にならないくらいの力でミーファを攻撃しようとしていた。
「はっ!!まずい…!ミーファ危ない…!!」
リゼはそう言って銃口を向けたが…
「えっ…!?やだ…こんな所で死ねない…神秘のバリア…!!」
ミーファはバリアを張った。
「チッ…さっきよりも桁違いの力を感じる…!!まともに受けたらただでは済まないぞ…!!そんなんじゃ防ぎ切れない…!!」
ディノは言った。
「ミーファ姉さんッ!!はっ!いや…違う…まさか…ジーザスのスピードが桁違いに速くなっている!?リゼ姉が危ない…!双剣力を…ありったけの力を俺に貸してくれ。頼む間に合ってくれ…!」
ネクロだけはジーザスの狙いはミーファではなくリゼだと気付き攻撃を弾こうとした。
「クックックッ…もう、お前には我を捉える事は出来ない…アナザーブレイク…!!」
ジーザスはミーファではなくリゼを狙っていたのだ。
「えっ…まさか…!?ミーファを狙ってたのは本体のはずなのに…いや…本体だったんだ…!でも私の目でも捉える事の出来ないスピードで動いたというの…?ダメだ。ガードが間に合わない…!!」
リゼはそう言った瞬間…
「神風流奥義、疾風龍円斬…!!」
ネクロが間に合いジーザスの攻撃を双剣で受け止めた。
「な、何…?狙いはリゼだったのか!?」
ディノはリゼの方を見た。
「えっ?あれ?ジーザスは?私は生きてる!?えっ…?まさか…?」
ミーファは困惑しているリゼの方を見た。
「えっ…ネクロ…?私を守ってくれたの…?」
リゼは聞いた。
「……………」
ネクロは黙っていた。
「我の攻撃を双剣で受け止めれるとでも思ったか…もう誰も我を止める事は出来やしない…!これで終わりだ。双剣使いよ…いや、もう攻撃の必要は無いようだな…!」
ジーザスがそう言ってネクロに攻撃をしようとしたが攻撃を止めた。そしてネクロの双剣の刃に罅が入って砕けたと同時にネクロは倒れた。
「えっ…嘘でしょ…?ネクロしっかりして…?ねぇ…そんなの嫌だよ…」
リゼは自分をかばったネクロに駆け寄った。
「チッ…まさか…」
ディノは言葉が出ないようだ。
「えっ…ネクロの双剣が…お兄さんの形見の双剣が砕けた…?ネクロが倒れてる…!?回復させなきゃ…!!ヒーリングポーション…!!なんで…効かないのよ…嘘だよね…」
ミーファは動揺している。
「もう、そいつは動けやしない。ましてや起きる事も無いだろう。クックックッ…さぁ、後はお前達だけだ。双剣使いと同じ様にしてやろう。」
ジーザスはそう言うと姿を消した。
「うあぁぁ…!!!お前だけは…お前だけは…絶対に許さない…!二丁銃持てる力を全て開放して。今の限界を超える力を…!!」
リゼの銃はリゼに応えるかの様に更に形を変えた。そして、リゼの両目からはさっきまでとは違う閃光が迸っている。紅でも蒼でもない…紫の閃光を…。
「リゼ、落ち着け!!怒りだけで動いてもジーザスは倒せないぞ…!」
ディノはそう言ったが遅かった。
「リゼ…その姿は…危険よ…私には分かる!体への負担はディノの禁術を普通に上回るわ…!落ち着いて…!!」
ミーファはそう言ったが遅かった。
「よそ見は戦闘に置いて命取りになるぞ…クックックッ…アナザー・デス・ブラスト…!!」
ジーザスは突如現れディノを攻撃した。
「チッ…いや、これは視線誘導を応用した攻撃なら、ミーファが危険に…!!ミーファよそ見するなぁ!!」
ディノが言った。
「えっ…?私を狙ってない!ジーザスはディノの後ろよ…!危ない…!!避けてー」
ミーファが言ったが遅かった。
「チッ…まさか…本体だったのか…ぐあぁ…」
ディノはジーザスの桁違いの攻撃をまともに受けその場に叩きつけられた。
「クックックッ…後、2人…!!」
ジーザスはそう言うとまた姿を消した。
「ディノッ!!!嘘でしょ…」
ミーファは叫んだ。
「うぅ…さ、流石にこの姿なら…アイツを…。はっ!!ディノもやられてしまったの…?!」
リゼは意識が朦朧としていた。
「ディノまでやられちゃうとか…」
ミーファはその場に膝をついて落胆している。
「クックックッ…戦う気を無くしたか…だが、我は容赦はしない…アナザーブレイク…!」
ジーザスはミーファに当たる寸前で攻撃を止めた。
「きゃぁ…ディ…ノ…ネ…クロ…」
ミーファは気絶した。
「うぅ…お願い…二丁銃…言うことを聞いて…!!少しだけでいい…お願い…!はっ!!ミーファまで…残るは私だけ…」
リゼはなんとかコントロールしようとしていた。
「戦う気がない奴など倒す価値なし…!最後はお前のみだ!覚悟しろ…!アナザー・デス・ブラスト」
ジーザスはそう言うとリゼを攻撃しに行った。
「お願い…言うことを聞いて…!!」
リゼは叫んだ。
そして、ジーザスの攻撃がリゼに当たる瞬間…リゼはコントロールに成功した。そして紙一重で避けて反撃していたのだ。
「ぐぁ…だが、その姿でそう長くは要らないはずだ…我の勝ちだ…!」
ジーザスはさっき受けた弾丸よりも威力が桁違いな事に気付いたが動揺はしていなかった。
「ありがとう…言う事を聞いてくれて…!3人の分までやり返すよ…!二丁銃!ぐっ…体への負担がやばい…視界も霞んできた…これからだって言うのに…体は正直者みたいね…この攻撃に賭けるしかない…!!」
リゼは目を閉じ意識を集中させ始めた。
「クックックッ…諦めたか!これで終わりにしてやろう…!はぁぁ…!!アナザー・エスク・ボンバー…!」
ジーザスは姿を消した。そして、ジーザス自体の最強の攻撃で倒すつもりだ。そしてリゼ目掛けて攻撃を仕掛けた。
「まだ、もっと引き付けなきゃ…!右…違う!左…違う!後ろ…違う!なら、正面…違う!…そこか…!!この攻撃に賭ける!ファイナル・ブラスト…!」
リゼは目を開き上に銃口向け弾丸を放った。
「な、何…!?ぐぁ…右腕やられたか…だが、左だけでも…!はぁぁ…!」
ジーザスはリゼの攻撃を紙一重で避けたが右腕を打ち抜かれた。残る左腕でリゼを攻撃したが…
「そのスピードなら、避けれる…!」
リゼは最後の力を使い攻撃を避けた。
「避けたか…!だが、もう終わりだ…!!」
ジーザスはそう言って更に攻撃を仕掛けてきた。
「ぐっ…これまでか…3人を守れなかったなぁ…」
リゼはさっきの攻撃で力を使い果たし、リゼの銃は力が解けて元に戻り、リゼの姿も元に戻り倒れた。
「クックックッ…お前だけは…消し去って置かねば今後邪魔になりかねん…!アナザーブレイク…!」
ジーザスは左腕でリゼに止めをさそうとしていた。
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「ふぅ〜俺の出る幕は無いと思ったが流石に出ないわけにはいかない状況みたいだな。」
謎の男が気配を殺してずっと闘いを物陰で見ていた様だ。
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リゼ達はジーザスに敗北した。そしてリゼを消し去ろうとしている時!謎の男が物陰から姿を現した。
〜TO be continued〜
閲覧ありがとうございます!
謎の男の正体はいかに…!!
次回の投稿お楽しみに!