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開かれざる扉が開く刻  作者: 如月静月
第2章〜嘘と真実の刻
19/41

伝承に語られる黒き剣の刻

大変遅くなりました!


どうそ!(^○^)

ネアとの激戦の後、ミーファによって傷を治してもらっていた所であった。


「被害は最小限に抑える事は…出来たがここら辺りはやばいな。」


ネクロはそう言った。


「そうね。でも、この街事私達をネアは消そうとしていたの間違いないね。」


リゼは答えた。


「でも、ネアは背後から謎の影に貫かれて殺られた。いったい何者なんだろうね〜味方かな〜♪?」


ミーファはそう言った。


「だが、味方では無い事は確かだ。ネアの体を貫く程の奴だ。俺らでは傷は付けれても貫く事は出来なかったはずだ。後は、ネアを貫いた黒き剣は…ぐぅっ…」


ディノは話の途中で苦しんで話せなくなった。


「黒き剣がどうしたんだよ!何か知ってるのか?」


ネクロは聞いた。


「私も知りたいです〜♪」


ミーファは興味津々だ。


「ディノはもう少し休んでて。私から説明するわ。ネアを貫いた黒き剣は本来は伝承でしか語られない代物なの。つまり、存在するはずの無いの!…ましてや存在していたとして手にする事は不可能に近いの。とても危険な剣なの。それを手にしている者が居たとは…只者ではないはずよ。つまり味方では無いと思った方がいいの。」


リゼは説明した。


「リゼ姉!その伝承ってどんな感じなの?」


ネクロは聞いた。


「本来は存在しない物なのにどうして?」


ミーファも聞いた。


「詳しくは私も知らないんだけど。確か伝承にはこう記してあったわ。」


リゼがそう言うと古い本を取り出して見した。



〜黒き剣について〜


その黒き剣は遥か昔、何者かによって生み出されたが完成した後、生み出した者は直ぐに亡くなった。そして忽然と黒き剣は消え紅い血の痕跡だけがある山へと続いていた。その噂を聞きつけた者がいたそうだ。そして紅い血の痕跡を辿り山へと入って行った。そしてそこでの光景は悲惨なものであった。辺り一面血の海になっていたのだ。その黒き剣を手にしようとした者が無惨に斬殺されていたのだ。だが、その光景をみた者は直ぐに山から降りようとはしなかった。その黒き剣を手にしようとしたのだ。そして剣を見つけ掴もうとした瞬間に黒き剣は牙は剥いた。だが、その者は怖じ気付くこと無くその黒き剣を凄まじい力でねじ伏せ手にした。他の誰もが手にする事が出来なかった剣をあっさりと手にするとその者はその黒き剣と共に姿を消した。黒き剣はどんなに貫く事や切れない物でもあっさりと一刀両断できる危険な代物。

その剣を手にした者の名は…



「ここの名前の所だけ切り取られて分からないのよね。」


リゼはそう言うと本を閉じた。


「つまり、伝承によると黒き剣を手にする者は危険な存在なのね。味方だったら良かったのに。でも、まさかさっきの謎の影が消えた奴の正体ってこと…?流石に有り得ないよね。だって伝承でしかないもんね。」


ミーファは驚きを隠せない様だ。


「肝心な名前が分からないのかよ!でも、危険な剣だとは分かった。でも、伝承に過ぎないさ!きっと」


ネクロはそう言うと


「カムイ…それが剣と共に消えた奴の名だ。俺もその伝承を見た事があってな。名前もちゃんと記してあった。」


ディノが言った。


「えっ…?今なんて…?」


ネクロが咄嗟に聞き返した。


「カムイ…!それが黒き剣と共に消えた奴の名だ!」


ディノが繰り返し言った。


「カムイ…?!俺の師匠と同じ名前…まさかさっきの謎の影はカムイ師匠だって言うのかよ…?有り得ないよ。伝承に過ぎないよ。師匠なわけないよな…」


ネクロは取り乱している。


「えっ…」


ミーファとリゼも驚いている。


「俺もあの時、名前を聞いて疑ったが伝承でしか存在しない奴が目の前にいるわけ無いからな。ましてや黒き剣はあそこには無かったからな。まぁ、カムイ師匠では無いだろうぜ。」


ディノはそう言った。


「でも、異界十二魔王のカルマを一刀両断したんだよ…師匠は…でも、師匠は強いからできたんだよね…」


ネクロは困惑している。


「とりあえず、落ち着いて。さっきの謎の影はカムイ師匠なはず無いよ。修行してくれて手当すらしてくれたんだし!」


リゼはそう言う。


「確かにそうね。名前が一緒でもカムイ師匠は私達を鍛えてくれたもんね!伝承でしか存在しない人がいるわけないでしょ〜?」


ミーファもそう言う。


「まぁ、そ、そうだよな。」


ネクロは深呼吸をして落ち着いた。


「とりあえずここから離れて宿に向かいましょ!」


リゼがそう言った。


こうして4人は宿に向かい1日を終えたのであった。


〜TO be continued〜

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