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詩たち

生きている

◾️味方はここに




世界に一人だと思っていた

味方はいないと思っていた

誰にも愛されていないと思っていた


けれど

心臓の音が聞こえた時

生きていると思ったの


あぁ、ここに

一番の味方がいたんだと







◾️思い出した


毎日心臓は動いてくれる

血は流れ

胃は食べ物を消化する


一つ一つの細胞が

わたしの中で生きている

生まれてからずっと

休むことなく


こんなにも一生懸命に動いて

わたしをここに留まらせ

命が消えるのを引き止めてくれていた


それなのに

わたしはそれに気付くことなく

『当たり前』

だと忘れた


わたしがこの世に生まれた日

きっと彼らに感動し

大切だと、愛おしいと

思った筈


あなたがいないと

わたしは生きてこれなかった

あなたがいるから

生きていた


でも

どれだけ酷いことをしただろう

どれだけ何もしなかっただろう


わたしは愛していなかった

大切にしていなかった


誰を?

わたしを

わたしが一番







◾️想う


「ありがとう。ごめんなさい」


そう言った時


「気付いてくれてありがとう」


あなたはそう返してくれた


責めてばかりでいちゃいけないね

わたしのことも、あなたのことも


こんなに愛してくれているんだと

知ったから、思い出したから

愛したい

愛していたい





抱きしめると温かい

息をしている

生きている


ありがとう

ありがとう


「愛してる」







読んでくださりありがとうございます(*◡ ◡)

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