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第七十三話

「司令官、魔王様、そろそろお時間です」


驚愕で放心状態の俺をガン無視してナターシャが告げる。



今日はアーガイア・サーニャ・アトランティスそして、バッジオがここロストエデンで会談をすることになっていた。

なんでも、バッジオでの会談では友好関係を結ぶこと自体はできたのだが、細かい諸々は詰めることができなかったらしい。



なぜわざわざロストエデンで……とは思ったのだが、バッジオに他の国と友好関係を結ぶように提言したのは他ならぬ俺なので仕方ない。



精神的ダメージを引きずりながら俺は会談部屋へ魔王と共に向かう。




中へ入ると既にメンバーが揃っていた。

マーリーンが手を振りながら飛び跳ねている。



サーニャからは【ルーミル&じじい】


(オイオイ…イカれじじい連れてきたのかよ。大丈夫か…?ちょっと魂抜けてんぞ)




アトランティスからは【マーリーン&若い女マーメイド】(人型ではあるが、恐らくそうだろう)

若い女マーメイドはなぜかずっと下を向いている。


(見たことないヤツだな…

まあマーリーンのみよりは全然良い。コイツのみだと話が進まない気がする)




バッジオからは【グリックス&おばさん獣人】


(コイツ相変わらずおばさん好きすぎやろ…ふつうこういう場には若い獣人連れて来ないか?)




そして、アーガイアからは共に入ってきた魔王と既に着席している【フェルト】



進行役として【俺・ナターシャ】


これで全メンバーだ。

進行役に関してはナターシャのみでも良かった気がするのだが、他の国から是非同席して欲しいと言われてしまったのだ。




俺はまず飛び跳ねてちょっと鬱陶しいマーリーンに声をかけた。


「久しぶりだな、マーリーン。もう釣られてないだろうな?

ところで、彼女は見たことないが補佐官か何かか?」


マーリーンは少しぷくっと膨れ


「釣られてないですよ!あ、危ないときは何度かありましたけど…ごにょごにょ」


(あったんかい!!)


「あっ、ミルキーのことですか?

ミルキーは家の近くにあるパン屋さんのアルバイトの子ですよー。

とっても仲良しさんなんですよー♪」


(あ、アホだ…ガチのアホだ…真正のアホだ…ミルキーとやら可哀想に……)


マーリーンはまた頬を膨らませ


「未来の奥さんにアホとは失礼ですよ!」


そういえばコイツ俺の思考を読めるんだっけか。



一方紹介されたミルキーは真っ赤な顔で下を見つめ続けていた。



「ハハハ、相変わらずマーリーン殿は愉快な方ですね。

私たちは全く気にしませんので、ミルキー殿もそんなに緊張なさらなくて大丈夫ですよ」


そう言って爽やかな笑顔を浮かべるルーミル



俺はそんなルーミルに

「あまりマーリーンを甘やかすなよ、ルーミル。

だがまあ、緊張しなくて良いのは事実だな。

それよりもじいさん大丈夫か?あの時よりも更に死にかけてるように見えるんだが?」


話題にのぼったじじいが震えながらピースをした。


「だ、だーいじょーブイ…

わ、わしゃぁ…げんきんぐじゃあぁぁぁ…」


(既に死にかけてんじゃねぇか!!!さっさと世代交代しろよな)



そこに獣王グリックスが割って入る。


「エルフのじじい生きてやがったのか。

先先代の頃からじじいなのにいつまでじじいやる気だ?この世界の七不思議の1つだな」



俺はグリックスに顔を向けた。


「そうだな。

まあどっかの国のグリなんとかという王がババ専なのとアーなんとかという国の王がロリコンなのも七不思議だがな。

おっ!そうなると既に七不思議の3つが埋まったことになるな!」



「「あんたんだきゃーいわれとーない!!(おめえにだけはいわれたくねぇ!!)」」



(……コイツら仲良いな)



こうして和気あいあい?と会談が始まったのだった。

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