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第六十四話

バッジオ軍はギルファーの南約2kmに布陣

事前の情報ではギルファー軍は約1000、しかもかなりの数が新兵だという。

その為総大将と側近10名を本陣に残し、それ以外の全軍をもって真正面からの一気攻勢で決着をつける作戦を採択した。



〜バッジオ軍〜

一際良い腰皮に身を包んだ隊長が槍を高々と掲げ兵を鼓舞する。


「相手は戦いの基本も知らんらしいぞ!」


兵達は大笑いした。

先見隊の話では相手はギルファーから200mの位置に一定の間隔をあけて5部隊が横に並んでおり、しかも全員武器を所持していないようだというものだった。



「我々の圧倒的な戦力で押し潰してくれよう!さあ進めッ!!」

バッジオ軍4000が隊長を先頭に雄叫びをあげながら猛進を開始した。



だが、わずか200mほど進んだところで東側の海岸に近いところを爆進していた兵達から悲鳴があがる。


「マ、マーメイド部隊だ!!ヤツらマーメイドと手を組んでいやがる!!

ウギャァぁぁぁぁぁ………」



マーメイド魔法部隊による【アクアブリット】の一斉射撃で海岸近くの兵達が崩れ始める。



先頭を猛進する隊長は即座に指示を下す。


「東の海岸近くは近寄るな!!魔法の届かない位置を進めッ!

ヤツらは陸に上がってしまえば取るに足らん!」


マーメイド軍にやられたのは100にも満たない。



隊長の指示とともにバッジオ軍はすぐさま海岸から離れてゆく。

これがシルバー率いるギルファーの作戦だとも知らずに……



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


シルバーはマーメイド軍の働きで予定通りにバッジオ軍が海岸から離れたのを確認するとほくそ笑んだ。

そして自身の防衛時のみ使用が可能となる【特殊能力】を発動させるべく目を閉じ集中した。


シルバーの周りから黄色の光が湧き上がる。そして、目を開くと先ほどの黒から金糸雀色に変わっていた。




「さあ、派手にいこうか!『アームド:0』!」


シルバーの能力発動とともに5つにわけた部隊の先頭にいる者だけに効果があらわれた。



頭には光学式フルオートターゲットスコープが、右腕には黒々と光るU・Aアルティメットアームが装着された。その下部にはトリガーがついている。


予め説明を受けていたはずのギルファー警備隊からどよめきが起こる。



どよめきをヨソにシルバーの檄が飛ぶ。

「事前の説明通りだ、トチるなよ!腕の一本は覚悟しろッ!

他の者は死ぬ気で支えろ!5人が無事に生き残れるかはお前らにかかってるんだからな!」



全員が緊張の面持ちとなる。

特に選ばれた5人は下手すると死ぬ危険すらあるのだ。



「かまえぇぇぇぇ!!」


シルバーの合図でU・Aを装着した右腕を前へと構える5人

すると、フルオートでターゲットがセットされた。



バッジオ軍の先頭集団が約500mと迫る



「今だ!!はなてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」



5人が合図を機に一斉に左腕でU・A下部についているトリガーをひいた。





バッジオ軍の先頭を猛進する者たちは敵兵まで約500mと迫ったとき、一瞬前方にものすごい光が煌くのを見た。

次の瞬間、バッジオ全軍は死んだことすら意識できずに跡形もなく消滅していた。

一片の肉片すら残さずに…




後には抉られた地面、前方には高く高くそびえたっていたはずの岩山の西側半分が消し飛んでいた。



『グラビティギャレット砲』

U・Aから放たれるそれは絶対バグだと思われるほどの威力がある。

その分、一度使用すると672時間のディレイがあり軽々しく使用できるものではない。

更にどのプレイヤーでも可能というわけではなく重課金プレイヤーしか使うことは出来ない。




グラビティギャレット砲を放った5人は150名が全身全霊で支えていたにも関わらず、後方に100mほど吹き飛ばされていた。



呆気に取られて反応できないギルファー警備隊らに

「おーい、生きてるかぁ?」とシルバーから呑気な声がかけられる。



誰一人反応できない中、シルバーは5人が生きていることを確認してから全兵に向かって



「俺たちの勝利だ!!!」と高らかに宣言した。


数秒の後ギルファー警備隊らの雄叫びに近い歓声が辺り一体にこだました。



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