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第三十三話

司令官室へと戻った俺たちは、マーメイドの首長の話を聞くことにした。


「あの…その前にコレ解いてもらえません?」


俺はにべもなく言い放つ。

「あぁ、それは無理。だって今のところ刺身になる可能性が一番高いからな。」


「一応マーメイド族の首長だぞ?良いのか?」


「あぁ、全く問題ない。」即答で答えた。


「しくしく、こんなに可愛らしい女の子を…ちなみに理由を聞いても?」


「ん?あぁ、メイが初めて釣ったんだ。食べさせてやりたいじゃないか。ってことで特に何もないなら捌かせてもらうが…?」


マーメイ族の首長は慌てて

「あります!ありますからぁ!!ちょっと待ってください。」


「私はマーメイド族の首長マーリーンです。」


(ふむふむ、安直な名前だな。とりあえず刺身度15%↑と。)


「刺身度!?なんて酷い言葉を作り出して…それに安直な名前なだけで15%もアップだなんて。うぅぅぅぅ…」


!!!???

こ、こいつ。心の中で思ったことを…


「えぇ、読み取れるのですよ。ただ、心を読むのは相当な熟練が必要なのですが…さらに、熟練の者でも相手と波長が合わないと心を読むことはできません。」


「この中だとあなたとだけ波長が合うようですね。魔王様やそちらのお嬢さんの心を読むことはできませんでした。

私は波長が合う方が今までいなくて…あなたが初めてです!」


そうか…刺身になる前に良い思い出ができて良かったな。更に10%↑と。


「えぇぇぇぇぇぇぇ!!??

あなた鬼ですか!?初だと喜んでいるこんなに可愛い女の子を…

そ、そうだ。私と結婚しましょう!そうすれば万事丸く収まりますね。」


結婚の言葉を聞いた麻奈の顔が般若のように変わってゆく。


「あァッ!?出会ってすぐ結婚だとッ?このアバズレが!!

ご主人様!こいつすぐに捌きましょう!私が今すぐに殺りますから!」


麻奈、お前…自分のこと忘れてるだろ。リリスになってすぐにヤりましょうとか言ってただろ。

まぁでも魚と結婚は…無いな。無い無い。


「魚じゃありません!マーメイド族です!それにあなたそんな痴女みたいな格好して、彼とすぐヤろうとするなんて…あなたの方こそアバズレじゃないの!?」


お前なんか胸すら覆ってないだろ。その髪で隠れてるだけだろ。

はぁ…もうどうでも良い。どっかヨソでやってくんないかな?


「まぁ一応聞いておくか。そのマーメイド族の首長がサーニャの近くの海で何をしていたんだ?」


マーリーンはハッとした表情になり、


「実は、友好関係にあるサーニャがノーザイアに滅ぼされそうだという情報を聞きまして力になろうとやって来たのです。ですが、まだ攻められてはないようですね。」


俺と魔王、麻奈は顔を見合わせて

「一人で???」とハモった。


「………アトランティス議会に要請は出したのですが却下されてしまいまして……」


「だが、お前は首長なんだろ?なら首長権限で兵を動かせばいいんじゃないか?」


マーリーンは顔を伏せて


「そうはいかないのです。私は首長とは名ばかりのアトランティスのお飾りなのです。

マーメイド=綺麗な女という構図が他の国々に浸透しておりまして、首長は代々若い綺麗な女が選ばれる決まりなのです。

その実態は、ただ他の国々の方と会うときだけ笑顔を振りまく。そして、議会で決められたことを伝えるだけの役職なのです。」



ほう…コイツ中々じゃないか。兵を動かせなかったのに友好関係にあるサーニャを助けようと単身やってきたと。


「ちなみにアトランティス議会の他のやつらは何て言ってたんだ?」


「はい…。『友好関係というだけで兵なんざ出せるものか!』と。『サーニャが滅びれば次は我々かもしれないというときに兵を減らす行為を要求するとは…やはりただのお飾りにしかならんな。』と。」


魔王が「それで一人でサーニャを助ける為にやってきたと?」


「はい。ですが、まだノーザイア軍はいなくてお腹も空いてたところに美味しそうなのが流れてきたのでぱくっとしたら釣られてしまったんです。」


うん!こいつはバカだ。バカすぎる。

だが、、、、



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