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第三十話

解決策は全く見つからないまま泉へ着こうとしていた。

その時、不意に『ピピッピピッピピッ』

レディからの緊急連絡が鳴り響く。


魔王と麻奈はこの緊急連絡を知らない。

俺はすぐさま緊急連絡に応じた。これが鳴り響くということはロストエデンに何か重大な異変(敵襲など)が起きたということだ。


「レディ、どうした?何があった?」


「ハ…、緊……態デ…。ア………が…………屋に、…のまま…………返し………ナイ事態…。」


クソッ!この木々のせいで電波が…


「どうかしたのか?」


「あぁ、ロストエデンで何かあったらしい。今のはレディからの緊急連絡だ。すぐに戻るぞ!!」


2人は事態を察し、何も言わずに頷き来た道を駆け戻る。


敵襲か?だが、現在のロストエデンにはナターシャをはじめ8名の副官が全て揃っているんだぞ。

万一敵襲だと仮定すると、おそらくナターシャがシルバーに防衛指揮を執らせているはずだ。彼の指揮する防衛部隊がそうやすやすと突破されるとは…

少し甘く見ていたか…くそ!




15分後、ロストエデンが見えてきた。


だが、おかしい…敵影が確認できない。ロストエデンを落とすつもりならものすごい数の兵が必要なはずだ。敵影が確認できないなんてことはあり得ない。それに要塞城壁にスナイパー部隊すらいないようだ。


レディが緊急連絡をしてきたぐらいだ。何かあるに違いない。

俺たちは速度を落とさずにそのままロストエデンへと駆けこんだ。



ハァハァ、疲れ…た…陸上部じゃ、ハァハァねぇんだから…

何か変わったことはないかと辺りを見渡すが、いつも通りにしーんとしている。


「敵はどこだ!?」魔王と麻奈は戦闘態勢に入った。


そこへ一人の青年が慌てた様子でこちらへ走ってきた。ニックだ。

ニックが慌てるとは余程のことだ。


「し、司令官!すぐに来てくれ!!俺たちにはどうすることもできない!」


「落ち着け。ニック。何があった?敵襲か?」


ニックは息を整えるのももどかしいらしく


「アマ…アマンダのヤローが!」


「落ち着け!アマンダがどうした?」


「アマンダのヤローがメイとリンと遊ぶってメイの部屋に入っていっちまった!!」


魔王と麻奈はポカンとし「何を言ってるんだ?コイツは。」という表情だ。


だが、、、俺は


(き、き、緊急事態だぁぁぁぁぁぁ!!!!エルフのお姉ちゃんの裸体とか言ってる場合じゃない!これは非常にマズい。)


「副官が7人もいてどうして止めなかった!!?クソッ!!敵襲の方がまだマシだ。」


ニックが慌てて「もちろん全員で止めましたよ!けど、アマンダのヤローは『大丈夫大丈夫。っつか何をそんなに慌ててんだい?』って入っていっちまったんですよ。」


ようやく麻奈が我に返り


「ご主人様?そのアマンダって人がメイちゃんとリンちゃんと遊ぶと何か不都合でもあるのですか?」


俺は険しい顔のまま


「あぁ。麻奈は知らないだろうが、アマンダは子どもと遊ぶとかそういうヤツじゃないんだよ。」


「でも、もしかしたら子煩悩なのかも?」


ニックが断言する。


「それは無い。アマンダのヤローは戦闘狂。子煩悩とは対極に位置するヤツだ。今ごろメイとリンに……」


「あぁ。その可能性が高いな。」

俺はニックの意見に同意する。


麻奈がゴクリと息をのみ


「メイとリンに…?」


魔王も緊張が顔に表れている。


「遊びでマシンガンを握らせて使い方を教えていると思うぜ。」


魔王もようやく事態を理解したらしい。

顔が:(;゛゜'ω゜'):になっている。


「そうだ、魔王。想像してみろ。リンがマシンガンをぶっ放しているところを…」




『アハハハ、これ楽しいっ!お兄ちゃん!これもっと撃っていいっ?』

『キャハハハ、魔王様!見て下さい!コレすごいです!あっ、魔王様のお城壊しちゃった。』




俺と魔王はほとんど同じ光景を想像し身震いした。


「そ、それは恐ろしいな…」

「だろ?」


「とにかくメイの部屋だ!急ぐぞ!!」


俺たちはロストエデンへ帰るとき以上のスピードでメイの部屋へ駆け出した。



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