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第二十一話

助力を得ることに成功したルーミルだが、表情は険しい。


「助けていただけるのはありがたいのですが、今まさに侵攻されておりまして…」


「部隊の編成、行軍時間等を考えると、、

確実に間に合わないな。」

と、腕を組みながら魔王。


「手はあるさ。

レディ、聞いているな?すぐに要塞城壁にスナイパー部隊を配置。数はいつもの通りだ。それから、ナターシャにすぐ来るように伝えてくれ。」


「ハイ。かしこまりマシタ。スナイパー部隊の配置は10分で完了シマス。」



ルーミルが驚いてキョロキョロ辺りを見回し声の出どころを探っている。

魔王がルーミルを見て笑っているが、お前も同じ反応していただろ!とツッコむのはやめておいた。


「で、ルーミルだったか?サーニャに空いている広い土地はあるか?できれば今侵攻されている近くが良い。その方が面倒がない。」


キョロキョロ辺りを見回していたルーミルは探すのを諦めて答える。


「それならば、今まさに侵攻を受けている隣に広い土地があります。

元々そこは豊かな森で木々が生い茂っていたのですが、ノーザイアが森に火をつけ焼き払ってしまったのです……

それが何か?」


「そうか、なら助けられる可能性が高いな。で、ナターシャが来るまでに聞いておくが、魔王よ。手を貸すというが、何ができるんだ?」


わかっているはずもないのに頷いていた魔王は大仰な身振りを交えて言った。


「魔法も近接もトップクラスだと前にも言っただろう?そうだな、聞いて平伏せ!俺だけ使える魔法、それは…………。」


俺は少し考え、

「お、お前…意外と使えるヤツだったんだな…よし!今回は魔王も参戦してくれ。それでだな………。」

俺は作戦を魔王に伝えた。



「意外とは何だ。意外とは。領土奪還戦では見せる場が無かっただけだ!で、作戦はわかった。他の兵はどうするんだ?」


「他は好きにしていい。だが、その心配が必要かどうか…だな。」


????の2人を置いておき、俺はもう一度レディを呼び出す。


「レディ、ジョー博士に繋いでくれ。」


「ハイ…かしこまりマシタ。」


すると、10秒と経たずに


「司令官、お呼びですか?」とジョーの声。


「あぁ、前に頼んでいた例のモノは出来上がっているか?それと、研究はどうだ?」


「あぁ、アレですか。とっくに出来上がっておりますよ。研究!!聞いてくだされ!拙者とうとうやってしまったでござるよ!!」


興奮しすぎているジョー。こういう時は話が長くなるのが常だ。


「そ、そうか。良かったな。とっっっっても残念だが今は時間がなくてな…今度聞いてやるよ。じゃあ、例のモノを他の者で構わない。司令官室まで届けてくれ。」

そう言って通信を切る。


(あのままだと4時間コースはカタイな。)



ちょうど通信が終わったタイミングでナターシャが到着した。

ナターシャのことだからジョーとの話が終わるまで待っていた可能性の方が高いが……



「司令官、お呼びですか?それに、要塞城壁にスナイパー部隊を配置されたようですが…」


「あぁ、これから異世界者を地獄に叩き落とす!!ついでにサーニャを救う。」


ルーミルが今日一番の驚愕の表情になった。


「つ、ついでですか…」


魔王がルーミルの肩に手を置き

「こういうヤツだ。悪気があるわけじゃない。気にしてたら持たんぞ。」と慰めていたが、努めて無視する。



ナターシャが本題を切り出す。

「それで、、戦闘開始時刻はいつですか?」


「10分後だ。今回の指揮はナターシャ、君に任せる。っても指揮という指揮はないだろうが…」


ナターシャは慌てて、

「10分ですと、『行軍速度50%』を使用しても間に合いませんが……?」


「あぁ、だから『要塞移転』を使う。」


魔王とルーミルが同時に「要塞移転とは?」と聞いてくる。


「課金アイテムだ。」


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