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第十三話

「さて、アマンダ、ニック、ジョー今回は良くやってくれた。君たちの活躍によりソドン村は守られた。」


アマンダは久しぶりに暴れて機嫌良さそうだ。


「まだまだ暴れ足りないけどねえ。でも、良かったのかい?『行軍速度50%』使って。貴重なもんなんだろ?」


俺は首をすくめた。


「構わないさ。今までためてあったからまだまだある。使わないと宝の持ち腐れだろ?」




『行軍速度50%上昇』はパーフェクトシールド同様課金アイテムだ。その名の通りの効果だ。ちなみに『The lost world』では目的地を決め、そこに行軍すると必ず到着までの時間が表示される。

この世界ではどうか心配だったが、アマンダたちを行軍させるときちんと表示されていた。

あとはその時間を見てアイテムを使うだけというわけだ。


俺は副官全員を見渡してから、


「みんな覚えているよな?ロストエデンを攻撃しようとしたヤツらのことを。今回はそいつらを叩く。つまり、ウェル城と街を落とす。」


ナターシャが慌てた様子で


「司令官、それではノーザイア帝国と完全に敵対することになります。

今までは『攻められたから反撃した』『村が襲われていたから助けた』と少々苦しいながらも言い訳が可能でした。

ですが、今回はそれができません。」



ナターシャの意見はもっともだ。だが、俺の中ではノーザイア帝国にクラスメイトと担任がいる時点で敵対は決まっていたことだ。


「わかっている。我々ロストエデンはノーザイア帝国と敵対する!何か異論はあるか?」


副官全員が興奮しているのがわかる。それは先ほど慌てていたナターシャですらそうだ。



「「「「「「「ハッ!!」」」」」」」



全副官の声が気持ちいいほど揃う。(レディは除く)

これで決まりだ。



「まずはカーミラ。

君には今からウェル領に出向いて、そこの魔族を救出してもらいたい。形だけとはいえ、今回はアーガイア国と共同だからな。巻き込まれて死にましたってのは避けたい。

必要な兵は好きに連れていってもらって構わない。

あぁ、それと一人連れてきて貰いたいヤツがいる。誰かはわかるな?」


カーミラが「簡単」とだけ答え、準備の為部屋を出て行く。

カーミラに任せておけば、まず間違いない。



「次にニックとアマンダ。

君たちに今回の指揮を任せる。直ちに部隊の編成を始めてくれ。編成し終わったら俺のところへ。完膚なきまでに叩く。それを念頭に置いて編成するように。」


「「ハッ!」」


あぁ、そういえば忘れていた。


「ニック!今回は君の特殊能力を試そうと思う。The lost world内では使えたが、ここではわからないからな。」


ニックが足を止めて震える。


「良いじゃねぇか!好きに潰して良いんだよな?あぁ…楽しみだ…。」


アマンダがニックに向けて「チッ…」と舌打ちをした。


「あぁ、好きに潰して貰って構わない。アマンダの能力は、、、また今度だな。」


不満はありそうだが、この間メインを任せたのだから今回は諦めてもらおう。それに、アマンダの特殊能力を使ってしまうと、せっかく編成した部隊が無駄になる可能性が高い。



2人が部屋から出て行く。その姿を見送ってから俺はアレクセイに話しかけた。


「アレクセイ、君は武器や装備は作れるのか?」


「ワシには無理じゃな。ワシは建築専門じゃからな。なぜ装備が必要なんじゃ?装備なら最初からついとるじゃろ。」



そうなのだ。例えば、マシンガンの兵を造ると、なぜかマシンガンを装備した状態で出てくる。

だが、これはこれで困る。仮に装備が壊れた場合、その兵は戦闘では役に立たなくなるからだ。


(まぁ、この問題は後回しにしよう。)



「で、アレクセイとシルバー。君たちに頼みたいことがある。コレを造ってくれ。」


俺から手渡された紙を「どれどれ…」と受け取って見る。


「ガハハハ、こんなので良いのか。ワシにかかればすぐじゃ!」


アレクセイの答えに大いに満足した俺は大きく頷いた。


「今のをニックとアマンダがウェル領を攻撃してる間に完成させてくれ。必要な人員は好きに使ってもらって構わない。頼んだぞ。」


アレクセイとシルバーは仲が良いからな。ちょうどいい人選だ。ニックとアマンダは、アレだが……。



「ナターシャはロストエデン内の雑務を頼む。すまないが、これは君が一番適任だ。レディと協力して行ってくれ。」


ナターシャはお辞儀をして部屋を出て行く。



全ての指示を出し終えた俺はメイの部屋を目指す。一時間半にギリギリ間に合っていた。

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