15.シークレットクエスト
お待たせしました。
投稿が遅れて申し訳ありません。
どこで切っていいかわからなかった為かなりボリューミー。
『我を深き眠りから呼び覚ます者よ…汝、我との戦いを望むか…』
それは、声ではなかった。
奈落の底から吹き出す風の様な、得体の知れない獣の低い唸りの様な、聞くだけで不安に苛まれる音に乗った思念。
「いや望まんが」
『……』
さっきログアウトしたばっかりだし、今はいいかな、と思った瞬間“NO”が選択されて、メッセージウインドウが消え、選択ボタンを押そうと上げかけた手が所在を失って止まる。
メッセージウインドウにボタンついてただろう?完全にタッチ選択式だったよな?今押そうとしたところなんだが、もうちょっと待てなかったんですか?
という行き場のない思いに囚われていた私は反射的に返答したわけだが、あれ、これ結構重要な選択なのでは。
あと多分問い掛けてきた方って神様ですよね!
まずい、よく考えるまでもなく不敬極まりない。絶句されてるし。
「いいえ、私は戦いを望みません」
とりあえず、何事もなかった様に言い直してみるテスト。
『…言い直さずとも良い…』
スルーしてもらえなかった!
『戦いは望まぬと…では汝が望むものは何か…?』
「旅行。観光と美食ともふもふ、たまにロマンと人情と人助け?」
『………(もふもふ?)』
素で話して良いと言われた気がするので、御言葉?に甘えてスパッと答える。
なんだかまた絶句され…あれなんか小声で呟いた?よくわからんが、私の答えはこれ以外にない。
『…汝、我が何者か知らずに此処へ迷い込みしか…?』
「そうだな、迷い込んだかと言われるとちょっと微妙だが、貴方の事は知らないな。
申し遅れたが私はシロ、昨日からこの世界にお邪魔している来訪者の一人だ」
隠された神か忘れられた神かなーと、なんとなく予測はしているが。
『…我は〔破壊神〕…。〔創世神〕と対をなし、来るべき終焉に目覚め、世界を破壊するもの…。世界を巡り潤す流れにして、罪を計り、罰を下す秩序…。世界から溢れた【業】を封じ、器とする者…。』
と、なんだか難しい事をおっしゃってますが、〔教典の石板〕に刻まれた文章と、ここでの問答から推察するに、この〔破壊神〕様こそがこの惑星『アナザーワールド』を流れる龍脈…じゃないマナの流れそのもの、そして『因果応報の秩序』の根幹、正しく相殺されなかった、“世界に溶けた”【業】の行き着く先、天罰を下す者。そしてメタな考察をするなら、断罪担当の管理AI。
神殿長さんや〔創世神〕様から伺った話を加味して考えると、世界に溶け、星を巡るマナの流れと一体化した個人規模の【業】と云うエネルギー――どうも悪意を含んで変質した魔力らしい――は、この場所、眠る〔破壊神〕様の『夢』に集まり、“天罰”と云う事象に変換されて個人に無理やり相殺させる。
が、そうならない、つまり個人規模ではない、国であったり、種であったり、生命そのものであったり、そういった行き場のない…違うか、心持つ生命全体の罪とも言える【業】――原罪とでも呼ぶか、ちょっと違うけど――は『夢』でマナの流れから切り離しそのまま蓄積、原罪の総量が蓄積可能限度を超えた時、溢れた原罪により豊穣をもたらすマナの流れは汚染され淀み、制御を失った惑星の魔力が純粋な破壊の力として世界…惑星『アナザーワールド』を破壊する。
惑星を命、人体に例えるなら、それは全身で同時多発し、一気に末期まで急進行する癌。うん、それは死ねるわ。
そうなる前に、原罪を生み出した『この世界に生きる者』の代表――勇者かな?――が、自らの命を掛けて実体なき故に引き受けた原罪で形作られた〔破壊神〕様に立ち向かい、討伐する事で原罪を相殺する、その為に〔教典の石板〕の謎解きと、私の立つ黒い大聖堂が存在するのだろう。
此処はクエスト名の通り『眠れる〔破壊神〕の(見る)夢』の中であり、原罪の蓄積場所であり、『自らの手で精算を望む』者達との決戦場。
そう考えると、世界の存続の為に原罪…この世界に生きる命の【業】を引き受けて、浄化の為にその身?を削る、〔破壊神〕様のしている事は、神殿長さん達と同じ、とも言えるだろう。
…と、いう私の推論が正しいか否か〔破壊神〕様に伺ってみると、
『…概ね間違ってはいない…。汝、存外聡明よな…』
と、釈然としない、みたいな声音で言われたのだが、何故だ。
私、世界の神秘に迫る!とか結構好きなのだが。ロマンなので。
「そう言えば、外の神職の皆さんが【業】が魔力引込孔に流れん様に体を張っているのだが、意味がなかったりするのか?」
〔創世神〕様はそんな事云ってなかったので、多分何らかの意味はあると思うのだが。
「あと、ちょっと話しにくいので、そこらの原罪…じゃない【業】で適当に実体化してもらえると助かる」
なんだか黒い靄に向かって話しかけている私、痛い人っぽいので。
『…もう【原罪】で構わん…。汝、本当に自由よな…』
実体があればため息をついている、的思念と同時に、大聖堂の中央に集まり始める黒い靄。
うん、ちょっと私も『夢』に来てからの自分は奔放というか、本音がだだ漏れ過ぎるだろと思わなくもないが、あれかな、夢の中だからかな。
自我が解放されてなんちゃら、的な?いやよくわからんが。
集まった靄が凝縮し、次第にヒト型を形成してゆく。
長い黒髪、褐色の肌、ギリシアのトーガを複雑化した様な黒い衣。黒曜石に星を散らした様に金の光の瞬く透き通った双眸。
奇跡の様なバランスで配置されたパーツにより完璧に整った貌は、その肌の色と相まってエキゾチックな魅力に溢れている。
非常に神様らしい、神々しい容姿だと思います。ただ、ひとつだけ言いたい事が。
何故私と同じ顔してるんですか?
というか、それ私のアバターの色違いですよね!
肖像権とか著作権とかないのか。いいのか?
『汝の言う通り我にアバターはない。故に、対話を望む者の姿を模倣する他ないのだ。来訪者風に云うなら『そういう仕様』だ』
ぶっちゃけた!
『汝の問いに答えよう。魔力引込孔に引き込まれる【業】の抑制に意味はあるか?だったな。
世界に拡散するのではなく【業】という“個人への指向性を持った変質魔力”のまま我…レイ・ラインに乗ったそれは、異物として付近の魔力噴出孔から排出され、大抵はマナと結合して魔物となる。【業】が元となったその魔物は、怨念…まあ怨念も“生ある者への恨み”という【業】の一種であるのだが、その怨念を元として生成されるアンデッドと同様、生物として『生命を維持する』という欲求が薄い代わりに『【業】を相殺する』という欲求が強い。
が、【業】それ自体は些細なエネルギーしか持たぬ故、一個人に向かう【業】だけでは魔物一体を生成する分には足らず、複数の個人へと向かう【業】が寄り集まり融合し、一体の魔物の元となる事が常だ。もちろん例外がないとは言わぬが、極々稀なこと故、今は置いておく。
複数の『個人へ向かう方向性』を持つ【業】が融合すると、“個人へと向かう”というその性質が“その個人(複数)を含む種へと向かう”ものへと変質する。
結果、生まれる魔物は、もはや特定の個人ではなく、“ヒトという種”への害意が強く、そしてヒト種の【業】…変質魔力を吸収する事を好む。純粋なマナではなく、だ』
〔破壊神〕様、実体を得た所為かとても饒舌。
私より少し低い、艶やかな聞き心地のいい声音。言ってる事は不穏だが!
『故に、大抵付近のヒト種の集落へ向かうのだ。ヒトの放出する【業】を嗅ぎ付け、見つけたヒト種を襲い、喰らう。自身の内の【業】が全て相殺されるか、生物として生存不能な程に破壊されるまでな。
訳もなくヒト種に敵対的な魔物というのは、このケースが多い』
〔創世神〕様の言ってた『凶暴な個体』ってこれか。
『【業】が大量に魔力引込孔へ流入すると、その付近の魔力噴出孔で、この“【業】から生じる魔物”が大量に生まれ、付近の…大抵はその【業】の生じた集落へと押し寄せる現象“スタンピード”が起きる』
うわ、それは大事。魔物の量と質によっては街ごと壊滅もあり得る。
『故に、我が〔教典〕には他者の【業】の引き受け方と世界へ溶かす方法含め、【業】の浄化法を記してある。我は〔破壊神〕だが、ヒトであろうが世界であろうが、好んで破壊したいわけではない故な』
〔破壊神〕様の〔教典〕、まさかの内容。
“破壊神”の字面から想像する悪役感と180度違う慈悲深さ、そしてさりげないフォロー。
なんというスマートなやり方!
くっ、これが真のイケメンというやつか…!
〔破壊神〕様から放たれるあまりのイケメンパワーに怯む私。
『よって、【業】の流入を抑制する意味は、ある。
スタンピードが起これば【カルマ値】に関わらず多くの人命が失われよう。また、ヒト種だけでなく、スタンピード進行上に生息するもの、ヒト種の集落にて共生するもの等の命も失われる。
…【業】由来の魔物の発生とスタンピードという仕組みもまた因果応報、運命調整の一環であるとはいえ、我も、〔創世神〕も好かぬ。
マナより発生した魔物とて、生命にかわりない。だが、【業】由来の魔物は生命体として酷く歪だ。何故この様な非効率で理不尽な仕組みが世界に組み込まれておるのか、我にはわからぬ』
悲しげにため息をつく〔破壊神〕様。
……………。
すみませんすみません、多分ゲームだからです。イベント発生の都合でそのシステムが必要なのだと思います。
きっといつか街の防衛イベントが起こるな…。
『…ところで汝、何をしておるのだ』
「いや、突っ立ったまま話をするのもどうかと思って」
インベントリから大活躍のキャンプ用テーブルセットを取り出して…これ私今『夢』の外で使ってるけど、なんか普通にインベントリ内にあった。
なるほど『偏在』ってこれか!と、納得してさくさく設置する私。
さて、ここでキャンピングセットのアイテム情報を少し公開します。
アイテム名:神授のキャンピングセット
種別:アイテム(群)
レア度:測定不能(神器)
効果:不壊不汚、使用者限定:シロ、隠蔽、偏在、自動収納、空間拡張(一部)、限定状態保持(一部)、無限生成(一部)他
〔創世神〕と主なる神7柱がシロの快適な旅をサポートする為に作成した、キャンピングセット。使用者の意思により、収納からいくらでも出す事が可能。シロから一定以上離れると、自動的に収納へと戻る。
◆神授のテント
技巧を司る〔地神〕の技術により、ワンタッチで設営可能なギミックを組み込んだテント。何処でも好きな所に設置出来、内部に入った者が快適に過ごせる様、主なる神7柱の加護と内部の者を事故や災害から守る〔創世神〕の祝福が与えられている。
光を司る〔陽神〕の光魔法により内部の明るさを調節可能、空間を司る〔月神〕により、空間拡張魔法が付与されている為、見た目はコンパクトだが内部は広く、使用者の意思により、更なる空間拡張も可能。
◆神授のキャンピングテーブルセット
技巧を司る〔地神〕の技術により、ワンタッチで設置可能な折り畳みテーブルと椅子のセット。何処でも好きな所に設置出来、使用者が快適に過ごせる様、主なる神7柱の加護と使用者を事故や災害から守る〔創世神〕の祝福が与えられている。
テーブルは空間を司る〔月神〕により空間魔法が施され、魔法的に折り畳まれている為、使用者の意思により自由に卓の広さを変える事が可能、光を司る〔陽神〕により施された光魔法により、夜でも食事や作業に支障がない様柔らかい光で照らされる。副次効果としてテーブル上に置いたものはより美しく魅力的に見える。
椅子はシンプルながらも人間工学的に最も寛げる形に作られ、技巧を司る〔地神〕により施された適化魔法により使用者の体に合わせ自動でサイズを調整する。神々の加護により非常に快適、魔性の座り心地。
……………
他にも、乗せた食べ物の温度を保つ皿、同じくスープボウル、カップ、グラス。野菜の鮮度を保つサラダボウルに、夜営用のバーベキューセットやらキッチンセットやらバス・トイレ、恐ろしい事に温泉掘り機(魔道具)まで。え、それキャンプ用品?って道具がまだまだあるが、紹介は割愛。
多分私の持ち物の中でぶっちぎりのチートアイテム。
『……神器?』
ほら、勧めた椅子を視た〔破壊神〕様固まってしまわれたし。
アイテム効果の『隠蔽』は〔神眼〕には通用しないので、多分〔破壊神〕様は〔神眼〕持ち。神様だしな、〔神眼〕スキルはきっと標準装備。
「神様方には過保護にされております」
凍頂烏龍茶もどきをカップに注いで〔破壊神〕様に勧めた席の前に置く。ついでに私の席にも。
ドライフルーツのパンケーキとドライフルーツとナッツのフロランタンを盛り付けた皿を同じく〔破壊神〕様と私の席に。
『汝…、そうか、汝が“虹纏いし救世主”か…。』
今度は厨二的恥ずかしい称号が!私の使徒銘ってそんな意味なの?
「神殿長さんは『虹の旅人』と仰っていたが、私の使徒銘には特別な意味でもあるのか?」
〔管理者〕さんがアバター完成時に、『こちらがあなた様の為に用意したアバターと御名です』とさらっと言っていたので、てっきりこのアバター付随の使徒銘なのかと思って特に気にしていなかったのだが、神殿長さんや〔破壊神〕様の反応を見るとどうもそれだけではないっぽい。
『遥か昔、我等この世界の存在の手出し出来ぬ所で、この世界が邪悪な神人の手により滅亡の炎にくべられそうになったその時、己の纏う虹の衣を犠牲にこの世界を救った神人がいた。
その救世の神人をこの世界の神々は感謝と敬意を込めて“虹纏いし救世主”と呼ぶ。
そして、『いつか虹纏いし救世主はこの世界を旅する為、この地に降り立つだろう』と〔創世神〕の〔教典〕に記されておる故、ヒト種の間で“アルカンシエル”は『虹の旅人』の意なのだろう』
『私の為に用意した』ってそういう事かっ?!
いや待て、まだ私とは限らない!何故なら別に私、虹とか纏ってないし!
確かに小火消火の際制服の上に羽織ってた某アウトドアブランドのジャケットは駄目にしたが、それも別に虹色ではなかったし。
…ちなみに、ちょっと羽織るのに便利だったんでひそかにがっかりしていたら、どこで聞き付けたのか同ブランドのお洒落なジャケットが社長さん名義で届きました。
ありがとうございます、遠慮なく羽織らせていただきます。
…あれ、そういえば某アウトドアブランドのロゴって虹…。
……………。
駄目だもう自分をごまかし切れん。その恥ずかしい二つ名間違いなく私のだ…orz
『汝…いや、貴殿のお陰で我等が世界は今も此処にある。貴殿に、心よりの感謝を。
この『アナザーワールド』を救っていただいて、ありがとう』
“自分の使徒銘が厨二かつメルヘン、しかもその恥ずかしい二つ名、少なくとも神職の方々にはばっちり知られている”という目を背けたい事実に呆然とする私の前で、深々と腰を折る〔破壊神〕様。
〔管理者〕さんに続いて〔破壊神〕様にも頭を下げられた!
慌てて頭を上げていただき、勧めた椅子に座ってもらって、漸く私も席に着く。
なお、〔破壊神〕様は素直なので変な脅しは必要ありませんでした。なにより。
私の勧めたお茶とお菓子を珍しげに口へ運ぶ〔破壊神〕様に話を伺ったところ、びっくりな事に何かを食べるのは初めてとのこと。
〔教典〕も〔創世神〕のと勘違いされているらしく、意図的ではないっぽいがほぼ『隠された神』状態の〔破壊神〕様には、仕える神職者も使徒も居ないし、彼の神域は大神殿の大樹裏の様に結界で隠された場所ばかりの為、供え物などない訳で。
更に、誰かがこの『夢』に入って来るまでは深い眠りの中の為、意識自体がないのだと。
『我は世界の終末まで眠り続けるが宿命故、こうして直接貴殿に礼を言えるとは思わなかった。喜ばしいな、とても、とてもだ』
と、少年の様に笑う〔破壊神〕様からは、この世界に対する深い愛情が見て取れる。
だが、そんな誰よりこの世界を愛し、体…、いや心を張って守っている〔破壊神〕様は、この世界を見たことがない。
…………。
…それは、駄目だろう。少なくとも私は駄目だと思う。
『因果応報』の摂理が根幹たる世界ならば。誰より報われるべきはこの方だろう?
私は、我儘で利己的などうしようもない人間で、その自覚もある。
そして、ここは仮想現実で、幸か不幸か『シロ』には、我儘を通すだけのコネがある。
自重?すみませんが、知らない子ですね!
〈神託〉使用。
〔創世神〕様に〔破壊神〕様の意識、を『夢』の外へ連れ出す方法を確認する。…無理か。まあ、それはなんとなくわかってたので、別に。がっかりとかしていない。
じゃあ、逆に“夢の外”を『夢』へ持ち込むのなら?
プレイヤーの使用するアバターには、スクリーンショット、略してSSという機能がある。
見ている光景を写真や動画に撮れる便利機能。
そして今のVR技術はこんな風に『異世界』を作れてしまう程進化している訳で。
それなら、Go○glemapのVR化なんかも可能ですよね!と思う私。
私が旅先で撮ったSSを、『夢』にVR的に再現すれば、少なくとも『アナザーワールド』を見る事は出来るのでは?と。
〔創世神〕様に『問題ありません』とお墨付きをいただいたので、さっそく〔破壊神〕様に話を持ち掛けると、『そんな方法が…』と驚いた後に、非常に喜んでいただけました。良かった良かった。
『【ワールドクエスト】:シークレット『眠れる神の夢』が初達成されました。
達成者には初達成称号《世界の謎を解き明かす者》が贈られます。
また、クリア条件【〔破壊神〕の友好度既定値超過】、【奉納】、【不戦】、【神との対話】、【〔破壊神〕の洗礼】を達成した為、隠し称号《〔破壊神〕の巫師》が贈られます。なお、シークレットクエストのため、この情報は秘匿されます。』
『クリア条件【〔破壊神〕の友好度既定値超過】、【《〔破壊神〕の巫師》中〔破壊神〕の友好度最高値】、【神への名付け】を達成した為、隠し称号《〔破壊神〕の巫師》は隠し称号《〔破壊神〕の神子》へと変化します。』
『称号変化に伴い、【ミソロジークエスト】:シークレット『『アナザーワールド』巡礼』が開始されます。
なお、シークレットクエストのため、この情報は秘匿されます。』
なんやかんや手続き?を済ませ、嬉しげな〔破壊神〕様に暇を告げて『夢』から覚めた途端に脳裏に響く、間抜けな通知音。
やっぱりいきなり目の前にウインドウ開くよりこの方が驚かなくていいな、と思いつつ意識操作でメッセージウインドウを開き、表示された情報量にちょっと仰け反る私。
クエスト達成したら流れる様に次のクエスト始まった!
お気付きの方もいると思いますが、原罪で実体化した〔破壊神〕様の称号は〔魔王〕です。
これで『因果応報システム』の情報は出切ったかな。




