オーダー84:クリスマスにお菓子の家を
感想や評価、ブックマークも大歓迎です!
12月24日クリスマスイブ、
トータススタジアムにて、夢村コーポレーション主催、
日本代表とビミビミ王国による新生スイーツコロシアムが開催されようとしていました。
会場内には両チーム12人、合わせて24人の選手、
司会のオコジョちゃんに3人の審査員がいます。
カバ美ちゃんやマリン、さらに女優でマユ子のお姉さんであるミユキといった豪華な3人が審査員です。
オコジョちゃん「みなさんお待ちかね!クリスマスと共に始まった新生スイーツコロシアム!今年のテーマは『お菓子の家』!果たして勝つのは日本代表チームか!?それともビミビミ王国代表チームか!?」
オコジョちゃんの実況により、より盛り上がる観客席のみんな。客席にはアカネ、水彦、元太、ハムスターさん、マユ子、さらにマーメイド女学院、レッドハートハイスクール、またたび亭のみんなも応援に来て座っていました。
水彦「まさかミユキさんも審査員に加わってたんだね。」
マユ子「えぇ。私もビックリです。」
すると、ビミビミ王国代表チームの内の2人である
男の子と女の子が高らかに自己紹介をしました。
ヘンゼル「僕はヘンゼル!」
グレーテル「私はグレーテル!」
ヘンゼル、グレーテル「2人合わせて、お菓子の家作り大好きファム兄妹!!」
オイピ王子「この2人こそが、我がチームの切り札さ!」
ヘンゼル・ファムとグレーテル・ファム、
この双子の兄妹はお菓子の家作りが得意で、
その腕前をオイピ王子に見込まれたのです。
アカネ「まさかのヘンゼルとグレーテルのオマージュかよ!」
お菓子の家を作るための大会に「童話ヘンゼルとグレーテル」の主人公達と同じ名前の2人が出てることに
アカネは客席から驚きました。
ハムスターさん「ある意味奇跡やなぁ、」
元太「つーか今度はヘンゼル達が作る側なんスね。」
こねこちゃん「みんな、私達は今日初めてお菓子の家を作るけど、力を合わせればきっとなんとかなる!思いっきり楽しんでいこう!!」
一部を除く日本チーム一同「おー!!」
オオカミくん「おー。」
こねこちゃんの意気込みで、気合いを入れる日本チームのみんな。クールなオオカミくんはテンション低めで、
あきえはピリピリとした感じですが。
あきえ「まったく、相変わらず甘いわね。」
シズカ「それなこと言わずに一緒に盛り上がろうよ。」
すずね「そうですよ。それにお菓子の家を作るなんて、滅多にないのですから。」
そんかあきえをなだめるシズカとすずね。
ちなみにすずねは猫妖怪であるものの、働いている
またたび亭の表向きがコスプレ喫茶であるため、
猫耳としっぽが生えていても、正体を知っているこねこちゃん達以外の人達にもあまり怪しまれてないようです。
マリン「ハリネズミく〜ん!がんばってね〜!」
ハリネズミくん「う、うん…。」
オオカミくん「さっきまでのやる気はどうしたんだ?ガールフレンドが応援してるぜ?」
ハリネズミくん「からかわないでくださいよ〜…。」
ハリネズミくんはマリンが苦手なため、
応援されても逆にテンションが下がってしまいました。
オコジョちゃん「それでは参りましょう!スイーツコロシアム、レディ〜〜〜〜〜、ファイトファイト〜⭐️」
オコジョちゃんの可愛らしい掛け声と共に、
ついにお菓子作り対決が開始されました。
両チーム、さっそく作業に取り掛かります。
まずは、オイピ王子率いるビミビミ王国チーム。
ヘンゼル「美味しくて幸せになれるお菓子の家のために!」
グレーテル「レッツクッキング〜♪」
ヘンゼルとグレーテルの手ぎわは良く、お菓子の家の材料となる大きめなビスケットや板チョコなどを作っていきました。
オイピ王子「さすがはファム兄妹だ!僕らも負けてられん!」
ファム兄妹の活躍に、オイピ王子やその他もろもろの
ビミビミ王国チームのメンバー達もさらにやる気に満ち溢れ、ファム兄妹をサポートしました。
一方、日本チームも負けず劣らず、お菓子の家作りに取り組んでいました。
こねこちゃん「特大ロールケーキ!」
春人、シズカ「完成〜!」
あきえ「ま、ざっとこんなものよ。」
こねこちゃん、春人、シズカ、あきえの4人は、
自分達のお菓子の家のメインとなる大きめなロールケーキを完成させました。
ブリトニー「あたし特性のチョコクリーム、完成よ!」
モモネコちゃん「さすがブリトニーちゃん!」
ブスだけど味付けの天才であるブリトニーは、
甘くてトロトロなチョコクリームを完成させ、
ロールケーキに満遍なく塗りました。
シュークリームマン「こっちも完成したぜ!」
スイートソルジャーズの隊長シュークリームマンも
外はサクサク、中はトロトロなシュークリームを
いっぱい完成させました。
オオカミくん「サンキュー、おっさん。」
シュークリームマン「おっさんじゃねぇよ!まだ高3だぞ!」
春人「そんじゃあ遠慮なく使わせてもらうよ、おじさん!」
シュークリームマン「アンタ、オレより歳上だよなぁ!?」
ミルキ「それ〜♪」
クロギツネちゃん「せいっ!」
さらにチョコクリームが塗ってあるロールケーキに
みんなはシュークリームをどんどんくっ付けていきました。ミルキとクロギツネちゃんも
チョコ菓子やマシュマロなどの細かいお菓子を
雪を降らせるかのようにパラパラ〜っとデコレーションしました。
すずね「さらにこちらも♪」
すずねも特製のいちご大福でデコレーションしました。
そしてしばらくして、
両チームのお菓子の家がついに完成したようです。
こねこちゃん達日本チームは、
飾りのお菓子がキラキラ光るブッシュドノエルの家、
対するオイピ王子率いるビミビミ王国チームは、
チョコとビスケットの王道お菓子の家を完成させました。
オコジョちゃん「いや〜、どれも美味しそうですね!審査員のみなさんはいかかですか?ってよだれすごっ!」
カバ美ちゃん、マリン「ドバドバドバ…。」
なんと審査員の内、カバ美ちゃんとマリンの2人は、
両チームのお菓子の家があまりに美味しそうと思い、
口からよだれが滝のように流れていました。
ミユキ「滝のように流れるよだれ…マンガやアニメではなく、実際にお目にかかれるとは…!」
オコジョちゃん「一方のミユキさんはリアクション薄っ!」
リアクションはともかく、3人の審査員は、
さっそくそれぞれねチームのお菓子の家を味見してみました。するとカバ美ちゃんとマリンは…
カバ美ちゃん「ど…どどど、どっちも…!」
マリン「どっちも…!」
カバ美ちゃん、マリン「美味しすぎ〜〜〜〜〜!!」
ドベさん「お嬢様〜〜〜〜〜!!」
シアさん「マリン様〜〜〜〜〜!!」
あまりの美味しさに、カバ美ちゃんとマリンは
ロケットのようにぶっ飛び、スタジアムの屋根をぶち抜き、そのまま空の彼方へ飛んで行きました。
ハリネズミくん「てゆーかマリンちゃんも飛んじゃうの!?」
一方のミユキは…
ミユキ「どちらも実に素晴らしい…!ブッシュドノエルの家はモチモチでなめらか、おまけにかざりのお菓子達とも相性抜群…!対するチョコとビスケットの家もシンプルかつ従来のよりサクサクで濃厚…!セットのコーンフレークのプールもカリカリで後味すっきり…。これぞまさに、お菓子の家によるユートピアだ!!」
ミユキは冷静かつ、最後は豪快に両チームのお菓子の家を高評価しました。
アカネ「なんか水彦っぽい食レポしたぞミユキさん!」
水彦「えっ!?僕ってあんな感じだった!?」
※詳しくはオーダー2、55、76を参照。
吹っ飛んでいったカバ美ちゃんとマリンも無事会場に戻ってき、どっちのお菓子の家が1番美味しかったか発表する時がきました。
オコジョちゃん「それでは審査員のみなさん、判定をお願いします!」
カバ美ちゃん「ビミビミ王国!」
マリン「日本!」
ミユキ「日本!」
オコジョちゃん「2対1!よって勝者、日本代表チーム!!」
お菓子の家作り対決は、ブッシュドノエルの家を作った
こねこちゃん達日本チームが勝利しました。
こねこちゃん「やったー!」
シズカ、モモネコちゃん「バンザーイ!」
グレーテル「え〜、負けちゃった〜!」
ヘンゼル「でも僕らだってベストを尽くしたんだ。悔いはないさ。」
オイピ王子「ヘンゼルくんの言う通り!負けたのは非常に悔しいが、みんなよくがんばってくれた!僕様は誇りに思うよ!」
そして大会終了後、2つのお菓子の家は、
日本チームのみんな、ビミビミ王国チームのみんな、
審査員の3人、オコジョちゃん、ドベさん、シアさん、
さらに観客のみんなで美味しくいただいております。
シズカ「チョコとビスケットの家、美味しいね!」
グレーテル「でしょでしょ〜!それにブッシュドノエルの家も最高だね!」
ヘンゼル「確かカフェチャーミーキャットというお店で働いているんですよね?今度妹と来店してもよろしいでしょうか?」
春人「もちろん!大歓迎さ!」
オイピ王子「また負けちゃったけど、次は必ず勝ってみせるからな!」
こねこちゃん「私達も負けないよ!」
日本チームとビミビミ王国チーム、
両チームはお互いのお菓子の家を食べながら、
その友情を深めていったのでした。
マリン「お菓子の家もハリネズミくんもだ〜い好き❤️」
ハリネズミくん「勘弁してよ〜。」
その一方で、今回もマリンにベタベタと溺愛される
ハリネズミくんなのでした。
アメリちゃん「ハッピークリスマス、ハリネズミくん♪」
今回のお菓子の家をテーマにした前後編はいかがでしたか?それでは良いお年を!




