オーダー82:変身魔法及び妖術対決
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北風が吹き抜ける冬の夜。アカネは家路を歩いていた。
その最中、アカネは何者かにビームガンで撃たれ、倒れてしまいました。
アカネ「うぐっ!?き、貴様…!」
アカネを撃ったのはなんと、ニャルフ星人の女の子・
マルだったのです。
マル「土方アカネの死体が1301人…!」
マルが前進すると、なんともう1人のアカネがいました。それもビームガンで倒すマル。
マル「土方アカネの死体が1302人…!」
さらにもう1人のアカネをもビームガンで倒すマル。
マル「クソバカズッキーニアンチ・土方アカネの死体が1303人!」
さらにさらにもう1人のアカネも、マルはビームガンで倒してしまいました。
マル「多分人のいないところでオナラしている土方アカネの死体が1304人!」
なんとマルの後ろの道端には、数えきれないほどのアカネの死体が倒れていたのでした。
でも実は…
マル「ひょっとしたら男かもしれない土方アカネの死体が1305人…。」
マルの頭の中での出来事でした。
現実でのマルは、カフェチャーミーキャットのソファー席で、こねこちゃんやシズカと一緒にお昼寝をしていたのです。でもマルだけ中々寝付けないので、
何故か羊の代わりに倒したアカネの数を数えていたのです。
するとその最中、アカネが現れ、寝ようとしているマルに怒りました。
アカネ「羊を数えろ〜!!」
マル「あれ?もう30分以上も経ってたんだ。ちっとも眠れなかった。」
アカネ「んなもん数えて寝れるわけねぇだろ!?」
マル「せっかくのお昼寝を邪魔しないでくれる?ひょっとしたら男かもしれない土方アカネの死体1306人。」
アカネ「いや100パー女だから!男勝りな部分もあるけど!」
ちなみにカフェには他にも、春人はもちろん、
マル直属のメイドであるニナもいました。
ニナ「お嬢様、さすがに言い過ぎなのでは?」
マル「だってこいつ、私のことマヌケヅラって言うんだもん。」
アカネ「今日はまだ言ってねぇだろ!つーか最近言ってねぇし!」
するとこねこちゃんとシズカが目を覚ましました。
こねこちゃん「ふわぁ〜。」
シズカ「うっかり寝ちゃった。すみません春人先輩。今戻りますね。」
春人「焦らなくて大丈夫だからね。」
すると地面から突如、土管が現れ、
その中から見た目は子供、でもホントはお母さんな
キツネ妖怪の妖狐ちゃんが勢いよく飛び出してしました。
妖狐ちゃん「聞いて驚くでおじゃる!ひざまづくでおじゃる!まろはスーパーチャーミングセクシー妖怪の妖狐ちゃんでおじゃる!」
そして高らかに名乗る妖狐ちゃん。
シズカ「あ、妖狐ちゃん。いらっしゃいませ!」
マル「へぇー、この子が妖狐ちゃんかぁ。」
どうやらマル達も、妖狐ちゃんのことをこねこちゃんから聞いているようです。
妖狐ちゃん「そういうお主がニャルフ星人のマルちゃんでおじゃるか。確か変身魔法が得意と聞いたでおじゃる!もし良かったまろの変身妖術とどっちがすごいか勝負してほしいでおじゃる!」
なんと妖狐ちゃんは、どっちの変身能力の方が勝っているか、マルに勝負を挑んできました。
ニナ「いかがなさいますか、お嬢様?」
マル「妖怪と勝負か…面白そうじゃない!それ乗った!」
妖狐ちゃん「ありがとうでおじゃる!」
こうして、マルの変身魔法と妖狐ちゃんの変身妖術による変身能力勝負が開始されました。
変身対象はシズカ。
マル「それじゃあシズカちゃん!」
妖狐ちゃん「行くでおじゃるよ!」
シズカ「は、はい!お願いします!」
アカネ「無理して引き受けなくていいのに…。」
こねこちゃん「ワクワク。」
マルと妖狐ちゃんは張り切る一方、
変身対象のシズカは緊張していました。
マル「まずは私から!猫耳メイドになっちゃえ!!」
マルは、猫耳からビームを発射し、シズカを猫耳メイドの姿に変えました。
シズカ「おかえりなさいませ、ご主人様❤️」
妖狐ちゃん「次はまろの番でおじゃる!変身妖術・和服猫耳少女変幻の術!!」
対する妖狐ちゃんは、指からビームを発射し、シズカを美しい和服を着た猫耳少女に変えました。
シズカ「ゴロニャ〜ン❤️」
マル「次はこれだよ!猫耳サンタ少女になっちゃえ!!」
次にマルは、シズカを猫耳が生えていて、可愛いサンタのコスチュームを着た、猫耳サンタ少女に変えました。
シズカ「まだ早いけど、メリークリスマス⭐️」
妖狐ちゃん「ならばこちらは!変身妖術・キツネ巫女変幻の術!!」
一方の妖狐ちゃんは、シズカをキツネ耳が生えて、神社の巫女さんのコスチュームを着た、キツネ巫女に変えました。
シズカ「皆様の願いが叶いますように…。」
様々な衣装を着たシズカに、こねこちゃん達は大喜びしていました。
こねこちゃん「シズカちゃん、可愛い〜!」
ニナ「どれもお似合いですね!」
アカネ「つーかこれ変身能力勝負っていうより、ファションショーかコスプレ大会じゃね?ついでに魔法と妖術ってどう違うの?」
春人「似たようなもんさ。気にしない気にしない。」
あきえ「まったく、また営業そっちのけ変なことをしているのかしら?」
するとそこへ、鈴夏高校1年B組鬼のクラス役員である滝林あきえが来店して来ました。
シズカ「あきえちゃん、いらっしゃい!」
マル「おっ!丁度良いや!次に変身対象は、あきえちゃんにしよう!」
妖狐ちゃん「面白そうでおじゃるなぁ!」
あきえ「は?」
なんと今度は、あきえを変身能力勝負の対象を、シズカからあきえにチェンジしたのです。
マル「ってことで、第2ラウンド開始!ドS女王様になっちゃえ!!」
マルは、猫耳から発射したビームで、あきえを黒くセクシーな衣装にムチを持ったドS女王様に変えました。
あきえ「な、何よこれ!?」
妖狐ちゃん「どんどん行くでおじゃる!変身妖術・スケバン変幻の術!!」
妖狐ちゃんは、指から発射したビームで、青黒いセーラー服に竹刀やヨーヨーを装備したスケバンに変えました。
あきえ「ちょ、ちょっと!」
こねこちゃん「あきえちゃん、かっこいい〜!」
アカネ「ギャハハ!やべぇ、滝林どれも似合い過ぎなんだけど!」
シズカ「マルちゃんに妖狐ちゃん、そろそろその辺にしたほうが…。」
マル「次はどんな衣装を着させようかな〜♪」
妖狐ちゃん「燃えてきたでおじゃるなぁ!」
どんどんヒートアップしていくマルと妖狐ちゃん。
しかしそんな盛り上がりが終わろうとしていたのです…。
あきえ「アンタ達…!」
アカネ、マル、妖狐ちゃん「へ?」
あきえ「私にこんな恥ずかしい格好させて…いい加減にしなさ〜〜〜〜い!!」
一同「ひえ〜〜〜〜〜!!」
あきえの怒りが爆発し、こねこちゃん達7人は
悲鳴をあげてしまいました。
さすがのマルと妖狐ちゃんも、あきえの怒りに
逆にひざまづいてしまいましたとさ。
今回はマルちゃんと妖狐ちゃん、イメージ声優が日高里菜さん同士のキャラをついに共演させてみました!
ちなみに冒頭のシーンは、実写版銀魂ミツバ編のシーンを参考にしてみました!




