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オーダー77:アップルパイを作ろう!

感想や評価、ブックマークも大歓迎です!

今日のカフェチャーミーキャットでは、

なにやらシズカがこねこちゃんと春人にこんな相談をしていました。


シズカ「こねこちゃん、春人先輩。実はこのあと、キツネちゃんがここに来るんです。」


こねこちゃん「キツネちゃんって確か、シズカちゃんのクラスメイトの女の子だったよね。」


春人「お客さんとして?」


シズカ「いえ、今日はキツネちゃんのおばあちゃんの誕生日でして、手作りアップルパイをプレゼントするために、こねこちゃんに作り方を教わりたい来るんです。」


こねこちゃん「そういうことなら協力するよ!」


春人「素敵な誕生日にしなくちゃね。」


シズカ「良かった!これでキツネちゃんも喜びます!」


キツネちゃんのアップルパイ作りを快く協力するこねこちゃん達。



それから数分後、カフェチャーミーキャットに

黄色い毛並みに白くてフワフワな耳毛、しっぽの先っちょが白いキツネちゃんが来店して来ました。


キツネちゃん「こんにちは。」


シズカ「いらっしゃい、キツネちゃん!」


キツネちゃんの姿は、瞳の色以外なら、まるでこぎつねちゃんが成長した姿、あるいは彼女のお姉さんと見間違えるくらい可愛らしくスマートな体型をしていました。

ちなみにキツネちゃんの瞳の色は紫、

こぎつねちゃんの瞳の色は緑です。


春人「まるでこぎつねちゃんの女子高生バージョンみたい。」


こねこちゃん「キツネちゃん、アップルパイ作り手伝うから安心してね!」


キツネちゃん「ありがとう、こねこちゃん。おばあちゃんの作ったアップルパイが大好きだから、今後は私が作って喜ばせようと思って。」


シズカ「素敵だね!」


こねこちゃん「それじゃあさっそく始めよう!」



キツネちゃんは大好きなおばあちゃんのため、

こねこちゃんの教えのもと、アップルパイ作りに取り掛かりました。

パイ生地を作り、ひと口サイズに切ったリンゴをお砂糖やシナモンでトロトロに煮込むキツネちゃん。

キツネちゃんはとても手際が良く、こねこちゃん達は感心していました。


こねこちゃん「キツネちゃん、上手だね!」


キツネちゃん「こねこちゃんの教え方が上手だからだよ。」


順調に出来上がっていき、後はオーブンで焼き上がるのを待つだけです。



こねこちゃん「スリスリニャンニャン♪」


キツネちゃん「スリスリコンコン♪」


シズカ「ふにゃ〜…❤️気持ち〜…❤️」


アップルパイを焼いている間、

こねこちゃんは右側、キツネちゃんは左側に配置し、

自分達のしっぽを上下に動かして、シズカのほっぺをなでていました。

まさにこれは、以前こねこちゃんがシャムネコ先生と

一緒にやった「スリスリニャンニャン」の猫&キツネのしっぽバージョンです。


春人「まさに猫とキツネのコラボ。モフモフパラダイスだね。」


シズカ「わざわざありがとう、2人共〜…❤️」


キツネちゃん「フフ♪どういたしまして。」


こねこちゃん「後で髪スリスリさせてね〜!」


シズカ「OK〜♪」



するとその最中、オーブンから「ピー」と音が鳴り、

アップルパイが焼き上がったのでした。


キツネちゃん「あっ!焼き上がったみたい!」


シズカ「スリスリニャンニャン、終わっちゃった…。」


アップルパイに完成にキツネちゃんが喜ぶ一方、

スリスリニャンニャン(こねこちゃん&キツネちゃん)が終わってしまい、少ししょんぼりするシズカ。



オーブンから出したアップルパイは、こんがり焼き上がっていてとても美味しそうでした。


シズカ「うわ〜、美味しそう♪」


キツネちゃん「上手にできて良かった。」


春人「それじゃあ持って行く準備をしようか。」


キツネちゃんは、おばあちゃんに完成したアップルパイをプレゼントするため、家に帰ろうとしたその時、

カフェの外からドドドドっと何者かが走ってくる音が鳴り響き…


キツネおばあちゃん「キツネちゃん、来たわよ!」


キツネちゃん「お、おばあちゃん!?」


なんとキツネちゃんのおばあちゃんの方からカフェプッシーキャットにやって来ました。

どうやらキツネちゃんのアップルパイを食べるためにいてもたってもいられなかったようです。



キツネちゃん「おばあちゃん、お誕生日おめでとう!私のアップルパイ、食べてみて!」


キツネおばあちゃん「ありがとう。それじゃいただくわね。」


せっかくおばあちゃんの方から来てくれたので、

誕生日はカフェプッシーキャットで行うことになりました。さっそくアップルパイを1口食べるキツネちゃんのおばあちゃん。


キツネおばあちゃん「うぅっ!」


キツネちゃん「どう?」


キツネおばあちゃん「お…お……美味しい〜〜〜〜〜!!…ガクっ。」


外はサクサク、中はトロトロ、キツネちゃんが初めて作ったアップルパイのあまりの美味しさに、キツネおばあちゃんは気絶してしまいました。


キツネちゃん「おばあちゃん、大丈夫〜!?」


その後、キツネおばあちゃんは目を覚まし、

再びキツネちゃんのアップルパイを美味しくいただいたのでした。当初の予定とは違ってしまったものの、

初めて作ったアップルパイを大好きなおばあちゃんに喜んでもらい、安心するキツネちゃんなのでした。




久々のほのぼの回はいかがでしたか?

ちなみにアップルパイは、うちのお母さんの

得意料理の1つでもあるのです!

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― 新着の感想 ―
[良い点]  アップルパイ、美味しそう~。キツネおばあちゃんも喜んでくれて、ほのぼのと良いお話でした。
[良い点] 77話読ませていただきました! キツネちゃん可愛いし、そのおばあちゃんも面白かったです!しかもスリスリニャンニャンの新バージョンも最高でした!
[良い点] 内容がほのぼのしていて良いですね〜! 僕もアップルパイは大好きです! [一言] 長く投稿休んでしまってすいません!
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