オーダー73:1年D組の探偵団
感想や評価、ブックマークも大歓迎です!
今回から第7クールに突入します!
夏の厳しい暑さも大分収まり、外も涼しく過ごしやすくなってきた9月後半の鈴夏町。
そんなある日、カフェチャーミーキャットには、
猫耳と白くてふわふわなファーが付いている青いずきんをかぶった白髪の女の子が来店していました。
彼女の名前は鈴木ミヨ子。
鈴夏高校1年D組の生徒で、シズカの同級生です。
彼女は、こねこちゃんの作ったダブルクリームケーキを美味しそうに食べていました。
丸くてモコモコとしたケーキの中に、
ふんわりとしたホイップクリームととろけるカスタードクリームが一緒に入っており、ミヨ子を魅了しました。
ミヨ子「う〜ん❤️ホントにこねこちゃんのケーキ、美味しい〜❤️」
シズカ「でしょ♪」
こねこちゃん「ミヨ子ちゃんの耳、可愛いね!」
ミユ子の猫耳ずきんをほめるこねこちゃん。
ミヨ子「猫ちゃんのお耳ずきん、私も気に入ってるの。うふふ♪」
ミヨ子は猫耳ずきんのファーがある部分をなでながら、
優しく微笑みそう言いました。
するとミヨ子の制服のポケットに入っているスマホがプルルと鳴り響きました。
ミヨ子「もしもし?えっ!?事件!?」
電話越しに「事件」という言葉に反応するミヨ子。
実はミヨ子は、1年D組の少数の生徒達で構成された
高校生探偵団の女子メンバーだったのです。
ミヨ子「分かった!今からそっちに向かうね!」
春人「探偵団の出番ってわけだね。」
シズカ「がんばってね、ミヨ子ちゃん!」
ミヨ子「あっ、そうだ!」
こねこちゃんに応援されるミヨ子は、あることを思い付いたようです。
そして場所は変わり、鈴夏美術館。
チワワくん「ミヨ子ちゃん、来てくれたところなんなんだけど…なんでカフェチャーミーキャットの3人も連れて来ちゃったの〜!?」
なんとミヨ子は、美味しいケーキを食べさせてくれたお礼に、探偵活動の見学として、こねこちゃん達3人を現場に連れて来たのです。
ミヨ子「まぁ、ちょっとしたサービスかな?」
こねこちゃん、春人、シズカ「お邪魔しまーす♪」
こねこちゃん「これが探偵団の仲間なんだね!」
ミヨ子「そうよ。」
チワワくん「せっかくだし、こねこちゃんや読者のみなさんに自己紹介しようかな。」
というわけで、ミヨ子以外の探偵団のメンバー達は自己紹介を始めました。
チワワくん「まず僕はチワワくん!鈴夏高校1年D組探偵団のリーダーさ!」
ダルくん「オレも同じく1年D組探偵団のメンバー、
ダルくんだ!空手が得意だぜ!」
デカピヨ「デカピヨ!」
ミヨ子「この子はデカピヨ。探偵団のムードメーカー的存在なの。」
可愛くてこねこちゃんと同じくらいの身長だけど正義感が強いチワワくん、
空手の達人で熱血漢なダルメシアンのダルくん、
大きな体に黄色い毛並みがチャームポイントなヒヨコのデカピヨ、
そして青い猫耳ずきんがチャームポイントな女子メンバーのミヨ子。
この4人が1年D組探偵団のメンバー達です。
今回彼らは、盟友でもあるチンパンジー警部に頼まれ、怪盗ブラックイーグルから、鈴夏美術館の目玉展示物・黄金のハリネズミ像を守るため、やって来たのです。
チンパンジー警部「そんじゃ今回も頼むぜ、チワワ達!」
チワワくん「任せてくださいチンパンジー警部!必ず黄金のハリネズミ像は守ってみせます!みんながんばろう!!」
一同「おー!!」
そして午後6時丁度、
ついに鈴夏美術館に怪盗ブラックイーグルが出現してしまいました。怪盗ブラックイーグルは、黒いマントにタキシード、白髪にひげ面の中年男性の見た目をしています。
ブラックイーグル「はーはっはっはっ!!怪盗ブラックイーグル、ただ今参上!予告通り黄金のハリネズミ像をいただきに来たぞ!ってあれ?」
でも怪盗ブラックイーグルが現れたにもかかわらず、
こねこちゃん達は呑気暇つぶししていました。
ミヨ子「こねこちゃんのしっぽ、気持ち良い〜❤️」
シズカ「でしょでしょ♪」
ダルくん「1971!1972!1973!1974!」
チワワくん「春人先輩の番ですよ。」
春人「ほーい。」
ミヨ子はこねこちゃんのしっぽをほっぺでスリスリし、
ダルくんはブラックイーグルとの戦いに備えて腕立て伏せをし、春人、チワワくん、デカピヨ、チンパンジー警部の4人はトランプ遊びをしていました。
誰にも気づいてもらえず、ブラックイーグルは怒りました。
ブラックイーグル「コラ〜〜〜!!怪盗ブラックイーグルが来たんだぞ!いい加減気づかんか〜!!」
チワワくん「あっ!怪盗ブラックイーグル!いつからそこに!?」
ブラックイーグル「だいたい15秒前くらいからいたからね!」
チワワくん「怪盗ブラックイーグル!黄金のハリネズミ像は渡さないぞ!」
ブラックイーグル「子供の分際で生意気な!者共、かかれ〜〜〜〜!!」
ブラックイーグルの一声で、鷲のお面を付けた手下達がぞろぞろと現れました。
ダルくん「オレ達をナメるなよ!」
ミヨ子「私達だってこれまで色んな凶悪犯と戦ってきたんだから!」
デカピヨ「デカピヨ!」
チワワくん達は黄金のハリネズミ像を守るため、
ブラックイーグル達に立ち向かいました。
ダルくん「チェスト〜〜〜!!」
ダルくんは空手で鍛えた自慢のパンチやキックで
手下達をどんどんノックアウトさせました。
ミヨ子「ニャっ!えいっ!」
ミヨ子は華麗なキックを披露し、手下を3人やっつけました。
チワワくん「やーい!ここまでおいで〜!」
デカピヨ「デカピヨ〜!」
チワワくんはデカピヨの背中に乗り、余裕な表示で手下達から逃げていました。追いかけっこの際、手下達はあるじゅうたんに足を着きました。
チワワくん「今だ!スイッチオン!」
手下達「ぎょえ〜〜〜〜〜!!」
チワワくんがリモコンのスイッチを押すと、
じゅうたんに電流が流れ、踏んだ手下達をまとめてしびれさせました。
チワワくん「どうだ!A組のレトくんと一緒に開発したビリビリじゅうたんの威力は!イェーイ!」
デカピヨ「ピヨーイ!」
チワワくんはデカピヨから降り、デカピヨと笑顔でハイタッチしました。
さらにチンパンジー警部は卍固めで手下の1人を捕まえました。
チンパンジー警部「オレだってやる時はやるだ、ざまぁみろ!」
一方、チワワくん達と手下達が戦っている隙を着き、
ブラックイーグルは黄金のハリネズミ像を盗もうとしていました。
ブラックイーグル「バカなヤツらめ。今のうちにお宝を頂かせてもらおう。」
シズカ「そこまでです!」
春人「僕らもいること忘れてもらっちゃ困るなぁ。」
ですがそこへ、こねこちゃん達3人が立ち塞がりました。
ブラックイーグル「な、なんだ貴様らは!?」
こねこちゃん「プレゼントだよ!」
こねこちゃん、春人、シズカ「それっ!!」
こねこちゃん達3人は、ブラックイーグルの口目掛けて、ダブルクリームケーキを投げつけ、食べさせました。もしものために作っておき、持って来たのです。
ブラックイーグル「う〜ん❤️美味しい〜❤️」
ダブルクリームケーキを一気に3個食べたブラックイーグルは、その美味しさにメロメロになってしまいました。
チワワくん「隙あり〜〜〜!!」
ブラックイーグル「どわ〜〜〜〜〜!!」
ブラックイーグルがメロメロになっている隙に
チワワくんのおしりから繰り出したジャンピングヒップアタックが炸裂し、ブラックイーグルをやっつけました。
チワワくん「やったー!!怪盗ブラックイーグルをやっつけたぞ!!」
こねこちゃん「やったね、チワワくん!」
ブラックイーグル「おのれ探偵のガキ共が〜〜〜〜〜!!」
ブラックイーグルとその手下達は警察に連行されました。
チンパンジー警部「お手柄だったぞ、探偵団のみんな!」
チワワくん「いえ、僕らだけじゃありません。カフェチャーミーキャットのみなさんがいなかったら負けていました。ホントにありがとうございます!」
こねこちゃん達3人にお礼を言うチワワくん。
春人「どういたしまして。」
ミヨ子「それにしてもあの怪盗ブラックイーグルをメロメロにするなんて、こねこちゃんのお菓子は最強ね!」
こねこちゃん「えへへ♪」
ミヨ子に褒められ、照れるこねこちゃん。
こうして、こねこちゃん達と1年D組探偵団の活躍により、怪盗ブラックイーグルは逮捕され、黄金のハリネズミ像は無事守られたのでした。
今回の探偵団VS怪盗回はいかがでしたか?
諸事情により、投稿が遅くなってしまいすみません。




