オーダー66:真夏の宇宙旅行 その3
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最近pixivの方で連載予定の小説の構想などに盛り上がって、こちらがおろそかになってしまいました。
ついにこねこちゃん達は、マルや一味のボスがいる最上階にたどり着きました。
レナ「さて、ラスボス戦に突入しましょうか!」
ニナ「待っててください、お嬢様!」
シズカ「今助けるからね!」
水彦「いざ出陣!!」
こねこちゃん「エイエイ、オー!!」
こねこちゃん達は気合満々で最上階の部屋へと入って行きました。するとそこでは…
ユビィ「おーおー!良いじゃねぇか良いじゃねぇか!」
部屋の中には赤い体に怪獣の子供のような姿をしたチンピラ宇宙人一味のボス・ユビィ、そして何故かメイドを着ているマルがいました。
実はマルの猫耳に付いている魔法封じの耳せんを外すために仕方なくユビィのために色んなコスプレを披露しているのです。
ちなみにユビィが持っているリモコンを使わないと、
マルの耳せんは、外せないようです。
マル「ねぇねぇ、そろそろこれ外してよ〜!」
ユビィ「まだダメだ!可愛いお前には着てもらいたい服がまだまだわんさかあるんだぜ!」
マル「ブー。」
ユビィはデレデレ笑いながら両手にコスプレ衣装を持ち、対するマルは怒りながらほっぺをふくらませていました。どうやらユビィはマルのことが好きだから、捕まえたようです。
一方、こねこちゃんやレナ達はポカーンとしていましたが、数秒で我を取り戻し、改めてマルを取り返そうと、ユビィに叫びました。
レナ「そこまでよ、親分さん!」
ニナ「お嬢様を返してもらいますよ!」
マル「みんな!」
ユビィ「お前らいつのまに!?だがこのリモコンがないとマルの耳せんは外せない!取れるもんなら取ってみやがれ!」
アカネ「待ちやがれ!」
リモコンを取るため、ユビィを捕まえようするこねこちゃん達7人。だがユビィはすばしっこく、中々捕まえられません。
水彦「こいつ結構すばしっこいなぁ!」
ユビィ「やーい!どうしたどうした!?」
こねこちゃん達をバカにしながら広い部屋を逃げ回るユビィ。するとこねこちゃんは、何なら秘策を思いついたようです。
こねこちゃん「おーい!ワニさ〜ん!」
ユビィ「誰がワニだ!ん?」
こねこちゃんはリュックサックから、
キャラメルとマカデミアナッツの特製ソースをかけたパンケーキ、名付けてハワイ風パンケーキ2(ツー)を取り出しました。しかも紙でできたフタ付きのお皿に入れていたため、リュックの中は汚れてませんでした。
春人「おぉ!あれは新しいハワイ風パンケーキ!」
シズカ「こねこちゃん、いつのまに!」
こねこちゃん「おやつにために作っといて良かった♪」
ユビィ「けっ!そんなでオレが食いつくわけ……やっぱがまんできね〜〜〜〜!!」
強がっていたユビィも、煌めく特製ソースに包まれたパンケーキに魅力され、我を忘れて食べてしまいました。
ユビィ「うめ〜〜〜!」
レナ「チェックメイト⭐️」
ユビィが美味しそうに食べてる隙に、レナは床に置いてあるリモコンを取り、ボタンを押してマルの猫耳から耳せんを外しました。
マル「やったあ!取れた!」
ニナ「良かったですね、お嬢様!」
魔法封じの耳せんがマルの猫耳から外れ、マル本人はもちろん、こねこちゃん達も大喜び。
ユビィ「あー。うまかったぁ♪」
マル「おい、チビワニ!」
ユビィ「だからワニじゃねぇよ?ってゲゲっ!」
パンケーキを食べ終えたユビィが後ろを振り向くと、
そこには体から赤いオーラが飛び出し、怒りに満ちたマルが立っていました。
マル「コスプレをさせるならまだしも、私の大切な猫耳に勝手に耳せん付けて魔法使えなくするなんて…覚悟は出てんのか、あぁん!?」
ユビィ「しょ、しょうがねぇだろ!こうでもしねぇとマルちゃんとデートできねぇから、抵抗しないために魔法を封じるしかなかったんだよ!」
マル「だったらちゃんと頼めば良いだろ〜〜〜〜〜!!」
ユビィ「どわ〜〜〜〜〜!!」
怒ったマルは猫耳から拳の形をしたビームを伸ばし、
それを発射してユビィを宇宙の彼方へぶっ飛ばしました。
ユビィ「ごめんなさ〜〜〜い!!」
キラーン⭐️
何はともあれ、チンピラ宇宙人一味からマルを助け出すことができたのです。
マル「みんな、助けてくれてありがとう!」
ニナ「ご無事でなによりです!
シズカ「マルちゃんも友達だもん!助けるのは当然だよ!」
アカネ「せっかく助けてやったんだから、たまにはあたしにも感謝しろよ、マル!」
アカネは調子に乗り、かっこつけながらマルにそう言いました。するとマルは…。
マル「…。カエルになっちゃえ〜〜〜!!」
結局マルの猫耳から発射されたビームで、アカネはまたカエルにされてしまいました。
アカネ「結局こうなるのかよ!」
一同「あはははは!!」
こうして、マルを助けることができたこねこちゃん達は、ニャルフ星に戻り、マル達と一緒に楽しいひと時を過ごしたのでした。後、シズカの説得により。アカネはちゃんと元の姿に戻してもらえました。
一方、チンピラ宇宙人一味のアジトの3階では…
ハレヨン「う〜ん…強くて弱くて厳しくて優しく人…。
学校の先生か?いや、それは引っかけでホワイト企業の社長だったりして。」
ハレヨンはまだ、アカネの出したなぞなぞ問題を考えていましたとさ。
宇宙旅行編3部作はいかがでしたか?
次回から元の1話完結に戻ります。




