オーダー46:クマネズミくんの彼女(?)乱入!
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ある日の休日、買い出しの帰りに、カフェチャーミーキャットに行く途中のアカネと水彦と出会ったこねこちゃんとシズカ。4人はこのままカフェチャーミーキャットへと向かいました。
するとそこへ、クマネズミくん、ヤマネコちゃん、射太郎、キツネザルちゃん、ウシガエルくんの5人が、
アカネにリベンジするために再びやって来ました。
クマネズミくん「チュチュチュのチュ〜!!」
アカネ「またお前らかよ。」
クマネズミくん「土方アカネ!今度こそお前をやっつけてやるでチュ!」
すると水彦がこんなことを訪ねてみました。
水彦「あのー、1つ質問良いかなぁ?そこのウシガエルくんって、『ウォー!』しか言わないの?」
ウシガエルくん「喋れるぜ。」
アカネ、水彦「喋れるんかい!」
実はウシガエルくんは、ゾンビぽい唸り声はノリでやっているだけでふつうに言葉を喋れるようです。
クマネズミくん「さ〜て!質問も終わったところで、そろそろ復讐スタートだ!」
???「クマネズミく〜ん!!」
するとどこからか、クマネズミくんを呼ぶ元気いっぱいな女の子の声が鳴り響いたのです。
クマネズミくん「この声はまさか!」
その声を聞き、さっきまでアカネへの仕返しにやる気満々だったクマネズミくんはゾッとしました。
キバ子ちゃん「クマネズミくん見ーつけた!」
声の主らしき、紫色野毛並みのオオカミの女の子が勢いよくクマネズミくんに抱きついてきました。
ヤマネコちゃんや射太郎達の説明によると、
このオオカミの女の子の名前はキバ子ちゃん。
クラスは違いますが、鈴夏小学校の生徒で、クマネズミくんの同級生です。しかもキバ子ちゃんは、クマネズミくんのことが大好きらしいのです。
ところがクマネズミくんは、抱きついているキバ子ちゃんを嫌がっていました。
こねこちゃん「クマネズミくんの彼女?」
キバ子ちゃん「そうだよ!」
クマネズミくん「そんなわけないでチュ〜!」
シズカ「キバ子ちゃんは、どうしてクマネズミくんを好きになったの?」
クマネズミくん「そう言えばまだ聞いてなかったでチュ。やいキバ子、オレ様にも教えるでチュ!」
キバ子ちゃん「OK〜!」
シズカとクマネズミくんの疑問に、キバ子ちゃんは答えようとしました。
キバ子ちゃん「あれはかれこれ1ヶ月前…あたしが学校から帰る途中、ブルドッグの不良にナンパされて…。」
シズカ「もしかしてその時クマネズミくんに助けてもらったの!?」
キバ子ちゃん「ううん。そいつは空手チョップ1発でやっつけたよ。」
回想にて、空手チョップをブルドッグの不良の頭目掛けて炸裂し、見事勝利したキバ子ちゃん。
シズカ「す、すごい…。」
キバ子ちゃん「その後ハイエナの不良グループにもナンパされて…。」
水彦「そうか!今度こそクマネズミくんに助けてもらったんだね!?」
キバ子ちゃん「違うよ。そいつらは回し蹴りで全員ノックアウトさせたよ。」
回想にて、回し蹴り1発で4人の不良グループを余裕で倒したキバ子ちゃん。
水彦「もうキバ子ちゃん無双じゃん。」
アカネ「てかどんだけ不良にモテんだよ。」
キバ子ちゃん「そんでもってさらに歩いていると、ハンカチがないことに気づいて…!」
〈回想〉
キバ子ちゃん「あれ?ハンカチがないや。どこかに落としたかなぁ?」
クマネズミくん「おいお前!ハンカチ落としたでチュ!気をつけるでチュ!」
めんどくさそうにしつつも、落としたハンカチをキバ子ちゃんに届けて去っていくクマネズミくん。
するとキバ子ちゃんは…
キバ子ちゃん「か、カッコいい…❤️」
なんとクマネズミくんに一目惚れしてしまったのです。
〈回想終了〉
こねこちゃん達、ヤマネコちゃん、射太郎、キツネザルちゃん、ウシガエルくん「イケメンじゃないのに好きになったの〜!?」
クマネズミくん「イケメンじゃないってどういうことでチュ!?」
アカネ「てかクマネズミ、意外と優しくね!?」
衝撃(?)的な事実を知り、驚く一同。
するとクマネズミくんはあることを思いつきました。
クマネズミくん「そうでチュ!やいキバ子ちゃん!オレ様と付き合いたいなら、あの土方アカネをやっつけるでチュ!そしてオレ様達と鈴夏町を征服するでチュ!」
なんとクマネズミくんは、アカネを倒すために、キバ子ちゃんを仲間にしようと企んだのです。
水彦「まずい!あのキバ子ちゃん、かなり強そうだから、クマネズミくんに仲間になったらやっかいだぞ!」
アカネ「上等だ!あの5人じゃウォーミングアップ程度の相手だったからなぁ!」
クマネズミくん「余裕でいられるのもそこまででチュ!さあ行くでチュ、キバ子ちゃん!!」
キバ子ちゃん「え〜、鈴夏町征服とかめんどくさ〜い。」
でもキバ子ちゃんは、クマネズミくんは好きでも、
彼らの目的である鈴夏町征服には興味がないようです。
クマネズミくん「そ、そんな〜!」
キバ子ちゃん「そんなことよりデートしようよ〜!」
クマネズミくん「ええい!こうなったら!」
怒ったクマネズミくんは、リモコンのボタンを押し、
頭部がコックピット、下半身がロケットブースターのロボット・クマネズミスーツを呼び出し、乗り込みました。
クマネズミくん「お前を追っ払ってやるでチュ!」
クマネズミくんが操縦しているクマネズミスーツは、
右腕からビーム砲をキバ子ちゃん目掛けて発射しました。
アカネ「やっぱアイツひでぇなぁ!」
こねこちゃん「キバ子ちゃん危ない!」
キバ子ちゃん「なんの!どりゃあ!」
なんとキバ子ちゃんは自慢の回し蹴りで、ビームを見事に打ち返しました。
クマネズミくん「え?」
跳ね返ってきたビームはそのままクマネズミスーツに直撃し、大爆発しました。
クマネズミくん「どわ〜〜〜〜!!バイバイチュ〜ン!!」
キラーン⭐︎
クマネズミくんは空の彼方へぶっ飛ばされました。
キバ子ちゃん「あっ、ヤバっ!クマネズミくん待って〜!」
キバ子ちゃんはぶっ飛ばされたクマネズミくんを追うようにその場を走り去りました。
ヤマネコちゃん「今日は解散しましょ。」
射太郎「そうだな。」
キツネザルちゃん「そうだわさ。」
ウシガエルくん「ウォー。」
こねこちゃん「私達もカフェチャーミーキャットに帰ろっか。」
シズカ「そうだね。」
アカネ「早くケーキ食べて〜。」
水彦「さっきのキバ子ちゃんの回し蹴り、豪快だったな〜。」
こねこちゃん達4人や、クマネズミくん以外の一味の4人は何事もなかったかのように、それぞれの場所へと帰っていきましたとさ。
その後、クマネズミくんと再開したキバ子ちゃんは、
ビームを撃ってきたことを少し叱りましたが、
最後は許してあげたようです。
キバ子ちゃん「これからは気をつけてね!」
クマネズミくん「すいませんでチュ…。」
次回もクマネズミくん一味やキバ子ちゃんが参戦します!




