オーダー43:逆襲のクマネズミくん
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今日はアカネと水彦の2人が来店しているカフェチャーミーキャット。アカネ達はいつも通り、こねこちゃんの手作りケーキを美味しくいただいていました。
その最中…
???「おーい!いるのは分かってるんでチュ!出てくるでチュ!」
外から甲高い声を聞こえてきました。
こねこちゃん「新しいお客さんかなぁ?」
アカネ「この声どっかで聞いたような…。」
どうやらアカネの聞き覚えのある声のようです。
こねこちゃん、春人、シズカ、アカネ、水彦の5人は
カフェから出て、様子を見てみました。
そこには以前、雪降れコンコンくん開発のアイテム集めの時、ロボットを操縦して鈴夏町で暴れていたクマネズミくんがいました。
クマネズミくん「チュチュチュのチュ〜!!」
アカネ「あっ!お前あの時のクマネズミ!」
シズカ「あの子が話で言ってたクマネズミくん?」
クマネズミくん「クマネズミくんじゃないでチュ!クマネズミ大王でチュ!」
アカネ「で、なんの用だよ?」
クマネズミくん「決まっているでチュ!お前に仕返ししに来たんでチュ!」
どうやらクマネズミくん、あの時自分をぶっ飛ばしたアカネにリベンジしに来たそうです。
アカネ「たった1人でまたノコノコやられに来たっわけかよ?」
クマネズミくん「ふ〜んだ!今回はオレ様の仲間も連れて来たでチュ!みんな出てくるでチュ!!」
クマネズミの一声で、彼の仲間と思われる
体中の毛がフサフサしている猫の女の子と黒いマントを身に付けた中二病ぽい人間の男の子、
ワオキツネザルの女の子に茶色いカエルの男の子が集まってきました。
ヤマネコちゃん「私こそ、鈴夏町一の美少女小学生、
ヤマネコちゃんよ!」
キツネザルちゃん「あたしはキツネザルちゃんだわさ!」
ウシガエルくん「ウォーウォー、ウォウォウォウォ〜!」
キツネザルちゃん「おでの名前はウシガエルくんだ〜!と言ってるだわさ!」
「ウォ〜」とうなり声を上げるウシガエルくんの通訳をするキツネザルちゃん。
射太郎「そして僕が漆黒の妖精…烏間射太郎だ…!」
クマネズミくん「これがオレ様の一味でチュ〜!!」
春人「なんか色んな意味ですごいメンツだね…。」
クマネズミくん「この最高で最強のメンツで鈴夏町を支配してやるでチュ!オレ様の悪口を言ったヤツは、ボッコンボッコンのメロンパンにして、オナラをしたヤツは、ドロンドロンのチーズフォンデュにしてやるでチュ!」
とクマネズミくんが高らかに宣言したその時でした。
ぷぅー
クマネズミくん「あっ…。」
なんとオナラをした者に罰を与えると宣言したにも関わらず、うっかりオナラをしてしまったクマネズミくん。
クマネズミくん「これはそのぉ…。」
ヤマネコちゃん「もぉ〜!クマネズミくん最低!」
射太郎「宣言通りベトンベトンのチーズフォンデュにしてやろう…。君をね…!」
キツネザルちゃん「賛成だわさ!」
ウシガエルくん「ウォ〜!」
クマネズミくん「いやいやいやいや!今のはわざとじゃないでチュ!てゆーかクマネズミ大王って呼んでって何度も言ってるでチュ!」
さっそくもめているクマネズミくん一味。
そんな彼らを見て、アカネ達はそれぞれこう言いました。
アカネ「アイツらバカだろ?」
水彦「アニメや特撮でありがちなギャグ要素のある悪役…中々良いんじゃない!」
シズカ「なるべく話し合いで解決できないかなぁ?」
クマネズミくん「ともかく、復讐の続きを始めるでチュ!」
ヤマネコちゃん「ごまかした。」
気を取り直したクマネズミくんは、取り出したリモコンのボタンを押しました。するとどこからか、
足がない代わりに下半身のロケットブースターで空を飛び、両腕にビーム砲が付いており、頭の部分がコックピットになっている5機のロボットが飛んできました。
どうやら初めてアカネと戦った時にクマネズミくんが操縦していたロボットの空中戦仕様のようです。
クマネズミくん達5人はさっそくロボットに乗り込みました!
クマネズミくん「どうでチュか!最新のクマネズミスーツでチュ!」
アカネ「ケッ!戦いは量より質ってことを教えてやるよ!」
アカネはロボットを操縦しているクマネズミくん達に立ち向かっていきました。
アカネは自慢のパンチやキックを炸裂し、ヤマネコちゃんとキツネザルちゃんとウシガエルくんのロボットをあっという間にノックアウトしました。
射太郎「くらうがいい!ホリーブラックアロー!!」
そう叫んだ射太郎は、操縦しているロボットの右腕の
ビーム砲からビームを発射しました。
水彦「アローじゃなくてビームじゃん!」
アカネ「こんなの当たんなきゃどうってことないんだよ!」
アカネは走りながら射太郎のロボットのビームを回避し、飛び蹴りを炸裂して、射太郎のロボットをぶっ飛ばしました。
こねこちゃん「アカネちゃんすご〜い!」
でも飛び蹴りを見事に決めたアカネに、まさかの悲劇が。
クマネズミくん「隙あり〜!!」
アカネ「しまっ…!」
なんとクマネズミくんはロボットの左腕の発射口からアカネの大嫌いなズッキーニを発射し、アカネの口の中に命中させました。実はクマネズミくん達、アカネがズッキーニが嫌いなことを調べていたのです。
大嫌いなズッキーニを食べさせられ、苦しむアカネ。
シズカ「どうしよう!アカネちゃんが!」
クマネズミくん「チュチュチュのチュ〜!!ザマァないでチュ!」
ヤマネコちゃん「これでもう怖いものなしね!」
射太郎「では華麗にトドメと行こうか。」
アカネ「て…テメーらのトドメをか…?」
するとアカネは苦しみながらも立ち上がり、クマネズミくん達に再び立ち向かうとしていました。
しかも体から赤く輝く不気味なオーラを発しながら。
その怒りの姿に、クマネズミくん達は怯えていました。
アカネ「あたしはさぁ、ズッキーニはチキンラタトゥイユに入れてないと美味しく食べれねぇんだよ…。だから生のズッキーニなんて…二度と食べさせるじゃねぇ〜〜〜〜〜!!」
怒りに燃えるアカネは、目にも留まらぬ連続パンチでクマネズミくん達を操縦しているロボットもろとも空の彼方へぶっ飛ばしました。
どうやらアカネは、大嫌いなズッキーニを無理矢理食べさせてられたことによる怒りでパワーアップしたようです。
クマネズミ一味「バイバイチュ〜ン!!」
キラーン⭐️
水彦「これがアカネの暴走モードか…。」
シズカ「怖かったけど、なんとかなって良かったよ!」
アカネ「あ〜、ズッキーニ食ったせいで口の中が気持ち悪りぃなぁ。こねこちゃん、ケーキもう1個追加で。」
こねこちゃん「良いよ!」
春人「毎度あり〜♪」
クマネズミくん達との戦いを終え、
こねこちゃん達はカフェチャーミーキャットに戻っていきました。
ですがクマネズミくん達はこの程度であきらめるとは思えません。アカネとクマネズミ一味の戦いは、これからも続きそうです。
今回のクマネズミ一味はいかがでしたか?
憎めない悪役感出てましたか?




