オーダー19:鈴夏高校サッカー部、決勝へ
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鈴夏町のとなりのとなりのとなりのとなり町にあるとあるスタジアム。そこで今、全国高校サッカー部の決勝戦が行われている最中でした。対戦しているのは東京代表の鈴夏高校と福島代表のんだんだ高校です。
応援席には、こねこちゃん、春人、シズカ、アカネ、水彦、さらに他の鈴夏高校の一部の生徒がしばけん達を応援していました。
ちなみに、んだんだ高校の生徒や先生達は、何故か「んだ」が口癖になっているのです。
試合は後半に突入したものの、得点は0対0の無失点。
実は、んだんだ高校には強力なゴールキーパーがいたのです。
サル美ちゃん「今度こそ決めるっス!如意棒シュート!!」
ウサゴリラ「んだ〜!!」
サル美ちゃん必殺の如意棒シュートを余裕の表情で防いだのは、んだんだ高校鉄壁のゴールキーパーと恐れられており、ウサギの父とゴリラの母の間に生まれたハイブリッド動物キャラのウサゴリラでした。
顔はウサギで、体はゴリラといった感じです。
でも顔がウサギといっても、顔も若干太っており、まるで40代〜60代くらいのおじさんぽい顔をしておりました。
ウサゴリラ「ガーハッハッハッハッ!!そんなヘッポコシュート、オラには通用しないだーよ!」
サル美ちゃん「悔しいけど、確かにウサゴリラパイセン、手強いっスね…!」
悔しがるものの、ウサゴリラの実力を認めるサル美ちゃん。ちなみにウサゴリラは高校2年生だそうです。
しばけんくん「それぃ!!」
その後も、しばけんくん達鈴夏高校のチームのみんなはシュートをどんどん炸裂しますが、ウサゴリラの鉄壁のガードにすべて防がれてしまい、試合は0対0のまま、後半ラスト5分を向かえました。お互いのチーメのメンバーは、ウサゴリラ意外全員、ハァハァと荒い息を上げていました。
一方、こねこちゃん達が座っている観客席では、
こねこちゃん「しばけんくん達苦戦してるね。」
シズカ「そうだね。」
水彦「サル美ちゃんなら突破できると思ったけど、ウサゴリラ先輩の実力は想像以上だね。」
こねこちゃん達も、このまま鈴夏高校のチームは1点も取れないのかと心配していました。
戻って試合コート
しばけんくんは、サル美ちゃんにある提案をしました。
しばけんくん「サル美ちゃん、こうなったらあの技をやってみよう!」
サル美ちゃん「でも練習で何回やっても失敗したのに大丈夫スか!?」
しばけんくん「大丈夫だよ!僕とサル美ちゃんならできる!」
サル美ちゃん「ぶっつけ本番ってわけっスね!乗ったっス!」
最初は不安になったものの、しばけんくんの励ましにより、あの技の披露を決意するサル美ちゃん。
そしてついに、しばけんくんとサル美ちゃんの2人は、
あの技を炸裂しようとしました。
しばけんくん「これでもくらえ!」
サル美ちゃん「合体必殺!」
しばけんくん、サル美ちゃん「オルトロスシュート!!」
春人「あれはまさか!」
水彦「ツインシュート!?」
2人の同時にボールを蹴るタイミングが見事に合い、必殺のオルトロスシュートの発動に成功しました。
サル美ちゃん「ちなみにオルトロスとは、首が2本ある犬の化け物のことっス!」
アカネ「丁寧だなおい!」
おまけにシュートを決めた直後、オルトロスシュートのオルトロスのことについて説明するサル美ちゃん。
さらにしばけんくんとサル美ちゃんの力が合わさったことで、蹴ったボールに首が2つある犬・オルトロスの形をしたエネルギー体がまとっていました。
その驚異的なシュートを両手で受け止めるウサゴリラ。
さすがのウサゴリラも、オルトロスシュートを防ぐのに手こずっていました。
ウサゴリラ「んんん…んだ〜〜〜〜〜!!」
ついにオルトロスシュートの威力に耐えきれず、押されたウサゴリラ。しかもなんと、あまりの威力でゴールポストのあみを突き破り、そのまま空の彼方へ飛ばされ、
地球を一周してしまったのです。
そして一周し終えた頃、勢いが弱まり、そのままゴールに入っていき、ついに鈴夏高校に1点入ったのです。
そのまま試合終了のホイッスルが鳴り響き、1対0で辛くも鈴夏高校が勝利し、見事全国制覇したのです。
しばけんくん達、こねこちゃん達「やった〜!!」
スタジアムには、しばけんくん達鈴夏高校チームはもちろん、応援しに来たこねこちゃん達の喜びの雄叫びに包まれたのでした。
ウサゴリラ「いやーまいっただよ!オラにあんなすごいシュートをくらわせたのはオメーら初めてだよ!でも次は防いで見せるだよ!」
サル美ちゃん「そうは行かないっスよ!」
しばけんくん「僕らだってもっともっと成長しますからね!」
激しい戦いの末、しばけんくん達とウサゴリラに熱い友情が芽生えたのでした。
サル美ちゃん「さて、鈴夏町に戻ったら、カフェチャーミーキャットに行って、こねこちゃんのバナナミルク飲むっス!」
しばけんくん「今日多分休業じゃない?」
コートを後にする際、そんな会話をするしばけんくん達。
ウサゴリラ「んだ?オメーら今バナナミルクって言っただか!?」
しばけんくん、サル美ちゃん「え?」
そして夕方、カフェチャーミーキャットにて、
しばけんくん達は、こねこちゃん達に事情を話し、今日は休業のカフェチャーミーキャットを数時間だけ開店させるよう頼みました。実はウサゴリラはバナナミルクが大好きなんです。事情を聞き、こねこちゃん、春人、シズカは快く引き受け、開店させ、しばけんくん、サル美ちゃん、そしてウサゴリラのみの貸し切りにしてくれたのです。
ちなみにウサゴリラは、バナナミルクを飲んだ後、
他のんだんだ高校のみんなに遅れて地元に帰るようです。
しばけんくん「すみません先輩、無理言っちゃって。」
春人「大丈夫大丈夫!鈴夏高校全国制覇と決勝お疲れ様記念のサービスさ。」
サル美ちゃん「パイセン、アザース!」
こねこちゃん「バナナミルクどうぞ!」
こねこちゃんは、手作りのバナナミルクを1杯ずつ、しばけんくんやウサゴリラ達3人に差し出しました。
ウサゴリラ「うひょ〜!これは美味そうだ〜!いただきま〜す!」
ウサゴリラは嬉しそうにバナナミルクをグビグビと飲み干しました。すると…
ウサゴリラ「う…う…うまーーーーい!!」
バナナミルクの余りの美味しさに、ウサゴリラは、まるでロケットのように勢いよく飛び立ち、カフェチャーミーキャットの天井を突き破り、そのまま空の彼方へ飛んでいきました。
こねこちゃん「すごーい!まるでカバ美ちゃんみたーい!」
シズカ「呑気に言ってる場合じゃないよ!」
春人「また家がボロボロになっちゃった〜!」
こねこちゃんが空飛ぶウサゴリラに興奮する一方、
春人はまたカフェの一部を壊された、ショックを受けてしまいました。
本邦初公開のしばけんくんとサル美ちゃんのコンビプレーはいかがでしたか?さらに合体動物的なキャラであるウサゴリラも参戦させてみました!
後、15話と18話に追加シーンを追加しました!




