オーダー13:剣と魔法の世界へ!
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マーメイド女学院とのスイーツバトルから数日後、
カフェチャーミーキャットには、こねこちゃん、春人、シズカ、アカネ、水彦の5人がおり、さらにそこへ、大きなリュックサックを背負ったレトくんが来店して来ました。
レトくん「カフェチャーミーキャットの諸君!君達に朗報だ〜!」
アカネ「相変わらずテンション高いな、こんな暑いのに。」
水彦「それで朗報って?」
水彦の質問、レトくんは来店した時と同じテンションで答えました。なんとレトくんは、ゲームの世界に行ける発明品・ゲーム体験デキ〜ルくんの開発に成功したことを報告しました。ゲーム体験デキ〜ルくんを使えば、一定時間だけ、指定したゲームの世界を体験できるという、レトくんの最高傑作だそうです。
その型は青いボックスに黒い画面をしており、まるで一昔前のテレビ、あるいはデスクトップパソコンのような見た目でした。
アカネ「マジか!?」
シズカ「すご〜い!」
春人「さすがは天才発明家だね!」
水彦「ゲームの世界かぁ!燃えるなぁ〜!」
こねこちゃん「行きたい行きた〜い!」
ゲームの世界に行けるレトくんの発明品に、
こねこちゃん達は盛り上がっていました。
レトくん「ではさっそく諸君らを夢と冒険に満ちたゲームの世界に招待してあげよう!まずはこの専用リストバンドを付けたまえ!」
レトくんは、こねこちゃん達5人にゲーム体験デキ〜ルくんと連動するリストバンドを渡し、5人は腕にそのリストバンドを付けました。
レトくん「ちなみにまだ試作段階で、剣と魔法のRPGしか体験できないぞ。」
アカネ「1つだけかーい!」
レトくん「それではゲームの世界へ、ゴー!!」
レトくんがボックス上部のボタンを押すと、画面が付き、こねこちゃん達のリストバンドが反応しました。
そしてこねこちゃん達は悲鳴を画面の吸い込まれていきました。
こねこちゃん達が目を覚ますと、そこはカフェチャーミーキャットではなく、青空と草っ原が広がるキレイな大自然でした。しかもこねこちゃん達の衣装はまるでRPGの世界のような洋風な感じに変わっていました。
こねこちゃんは、長いつえを持ち、回復魔法が得意な
癒術師。
春人は、とがった耳にボウガンを装備したエルフ。
シズカは、緑のトンガリ帽子に、白と黒の2色の服を着た魔法使い。
アカネは、ナイフで戦う女盗賊になっていました。
一方の水彦は…
水彦「いや〜僕らホントにゲームの世界に着たんだね!」
シズカ「えっ!?水彦くん!?」
アカネ「お前全身緑色になってるぞ!いっぺん向こうの湖で見てこいっ!」
そう言われ、水彦は近くにある小さな湖で自分の姿を見てみました。なんと水彦は、体全体の色が緑色で、上半身だけはだかのゴブリンになっていたのです。
水彦「おい〜〜〜!なんで僕ゴブリン!?」
これには水彦もすごく驚き、その後落ち込んでしまいました。
水彦「最悪だ…。」
???「ねぇねぇ。もしかして君達も魔王の城に向かおうとしているのかい?」
するとそこへ、犬のポメラニアンの男の子で、この世界の勇者であるポメタニアンがやってきました。
シズカ「あなたは?」
ポメタニアン「僕は勇者ポメタニアン!魔王ドムラーからこの世界を救うために旅をしているんだ!もし良かったら魔王退治を手伝ってくれないかい?」
春人「どうやらお助けキャラみたいだね。心強そうだし、ここは彼の仲間になろう。」
シズカ「そうですね。」
こうしてこねこちゃん達はポメタニアンの仲間となり、
彼と共に魔王ドムラー退治の旅に同行しました。
途中、凶暴なツノウサギの大群と戦ったり、
猫の耳やしっぽが生えた女の子達が住む村で休憩したりし、ついにこねこちゃん達は魔王ドムラーの城の前へとたどり着きました。
そんなこねこちゃん達の前に、城からドムラーが現れました。でっぷり太った体型に頭に生えた2本の大きな角が特徴の真っ黒で恐ろしいブタのような姿の魔王でした。
ドムラー「わざわざワシに倒されるためにやって来たか!愚かな勇者共よ!」
ポメタニアン「魔王ドムラー!これ以上お前の好きにはさせないぞ!」
アカネ「そんじゃ、あたしらの底力、見せてやるか!」
ドムラー目掛けて一斉に攻撃を仕掛けるポメタニアン達。春人はボウガンによる射撃、シズカは光魔法のエネルギー光球、アカネはナイフによる斬撃、水彦は金棒による打撃、そしてポメタニアンはソードによる斬撃を炸裂しました。
ドムラー「ガーハッハッハッ!効かぬわ!」
でもドムラーはまだ平気でした。
余裕のドムラーは手から紫色の衝撃波を発射し、こねこちゃん達を吹き飛ばし、さらに追い打ちをかけるように無から赤いビームを発射し、その圧倒的な力を見せつけました。
こねこちゃん「いけない!みんなを元気にしてあげなきゃ!」
こねこちゃんは、オーロラのようにキレイな回復魔法を放ち、ドムラーの攻撃でダメージを受けたみんなを回復させました。
春人「あー助かったー。」
シズカ「ありがとう、こねこちゃん!」
こねこちゃんの回復魔法で元気を取り戻し、安心する春人達。ですがドムラーのすさまじいパワーを目の当たりにし、くじけてしまいました。
アカネ「でもさっきは底力を見せるって言っちゃったけど、あのブタヤロー強すぎだろ。」
水彦「やっぱゴブリンじゃなくて勇者とかが良かったなぁ。」
ポメタニアン「みんなあきらめちゃダメだ!希望を捨てなければ、勝てる可能性はある!」
決してくじけず、こねこちゃん達を励ますポメタニアン。すると…
???「そうです!あきらめたらそこでゲームオーバーです!」
水彦「この声はまさか!」
絶対絶命のピンチに、なんとマユ子がピンク色のキツネ耳少女の姿で、ゲームの世界へとやって来たのです。
水彦「マユターーーーーン!!しかもキツネコスバージョン!!」
まさかのマユ子の登場に興奮する水彦。
実はマユ子は、カフェチャーミーキャットに来店したところを、
ゲーム世界の様子をゲーム体験デキ〜ルくんで見ていたレトくんに頼まれ、助っ人として、参戦したのです。
マユ子「水彦くん、例えゴブリンになっても、水彦くんにはできることがあるはずです!初めて会ったあの日、私を守るために何度も立ち向かったように!」
水彦「そうだ…!マユタンの言う通りだ…!僕は…決して希望をあきらめない!」
マユ子の励ましにより、再び奮い立つ水彦。
その時、不思議なことが起こりました。
立ち上がった水彦の強い想いに応えたかのように、
暗い曇り空から、刀身が青く光る聖剣が降ってきて、
そのまま水彦のいるところの地面に突き刺さりました。
ポメタニアン「あれは幻の聖剣・ブルーライトメガエレクトロアルティメットブルーライトソード!」
アカネ「名前長っ!てかブルーライト2回も言ってるし!」
水彦「僕を認めてくれたのか?よし!」
水彦はさっそく地面に刺さっているブルーライトソードを抜きました。するとさらに不思議なことが起こりました。ブルーライトソードを抜いた瞬間、水彦の体が青い光に包まれ、輝き始めました。そしてさっきまでゴブリンだった水彦の体が、なんとイケメンな勇者の姿へと変わったのです。これには当然他のみんなは驚いていました。
シズカ「み、水彦くんなの!?」
こねこちゃん「かっこいい〜!」
アカネ「なんでさっきまでゴブリンだったヤツが剣持った瞬間、あんなイケメンになるんだよ!?」
ポメタニアンのさらなる解説によれば、ブルーライトソードには選ばれし者を真の姿に変えることができるそうです。
春人「ってことはこのゲームの主人公は水彦くんってこと!?」
アカネ「真の姿だったら現実の方の水彦でもよくね?」
マユ子「きっと主人公は元々イケメンだったって設定なんですよ。」
水彦「まさしくマユタンとの絆が生み出した奇跡だな。それじゃあ反撃開始と行くか。」
ブルーライトソードの影響でイケメンになった水彦は、
性格がクールになっていました。
ドムラー「例えブルーライトメガエレクトロアルティメットブルーライトソードを手にしたとて、このワシには勝てぬ!」
水彦「そんなのやってみなきゃ分からないぞ!刀身青く煌めく稲妻の剣!受けてみよ!」
水彦はブルーライトソードでビームや衝撃波を防ぎ、その華麗な剣さばきでドムラーを追い詰めました。
水彦「これで貴様を地獄へ送ってやる!レッツ、ヘブゥゥゥゥゥンズ!!」
アカネ「天国か地獄なのかどっちなんだよ!」
ドムラー「ぐわ〜〜〜〜!!」
水彦はブルーライトソードによるジャンプ斬りでドムラーを一刀両断にし、トドメをさしました。
ドムラー「き…貴様は何なんだ…!?」
水彦「通りすがりの元ゴブリンで勇者だ!覚えておけ。」
水彦の決めセリフの直後、ドムラーは黒い煙となって消滅しました。水彦の勝利と共に、曇り空が晴れ、みんなは大喜びしました。
シズカ「やったやった〜!」
アカネ「やったな水彦!」
マユ子「水彦くん、すごかったです!」
水彦「いや〜、それほどでも〜♪」
マユ子に褒められた瞬間、水彦は元のオタクの性格に戻ったのか、デレデレになってしまいました。
ポメタニアン「みんなありがとう!君達のおかげでこの世界は平和になった!お祝いにお城でパーティをしよう!」
こねこちゃん「わーい、パーティだー!」
ドムラーに勝利した記念にパーティをすることが決定し、さらに盛り上がるこねこちゃん達。
すると突然、どこからか電子音が鳴り響き、その直後、こねこちゃん達はビュンと消え、ゲーム体験デキ〜ルくんの画面から飛び出た感じに現実の世界に戻ってきました。
レトくん「時間になったみたいだな。みんなお疲れ様!」
こねこちゃん達「もうちょっといさせてよ〜!!」
パーティを前に突然現実の世界に戻ってしまい、一斉にレトくんにツッコむこねこちゃん達。
でもラスボスであるドムラーを倒したので、これはこれで満足したのでした。
今回からセカンドシーズン的な展開になりました!
しかもファンタジーな感じにしてみましたがいかがでしたか?




