オーダー129:ベーグルサンドを手に入れよう!
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ここは鈴夏町で特に人気のパン屋さん・ヨンジェルマン。
その人気メニューの1つはベーグルサンドです。
熱々(あつあつ)でサクサクモチモチのベーグルの中に、コクのあるスモークサーモンと、なめらかなクリームチーズが挟まっているのです。
そんなヨンジェルマンに、こねこちゃん、シズカ、アカネ、水彦、あきえの5人が来店して来ました。
こねこちゃん「見てみて! ベーグルサンドまだあるよ!」
シズカ「やったね!」
まず、こねこちゃんとシズカがベーグルサンドを1個ずつトレーに取りました。
ですが2人が買った後、ベーグルサンドはラスト1個となってしまいました。
水彦「げげっ! ラスト1個!?」
アカネ「おいおいマジかよ!?」
あきえ「こうなったら正々堂々、ジャンケンで勝負を付けるしかないわね!」
こうして、ベーグルサンド争奪のジャンケンが開始されようとしていました。
3人の熱い雰囲気、こねこちゃんとシズカ、さらに店長のアラさんに他のお客さん達も圧倒されていました。
アカネ、水彦、あきえ「………」
こねこちゃん達「あわあわ…」
水彦「最初はグー!」
アカネ、水彦、あきえ「ジャンケン、ポン!!」
絶品のベーグルサンドを手に入れるべく、3人は勢いよくジャンケンの手を出しました。
ですが最初はアイコでした。
アカネ、水彦、あきえ「アイコでしょ! アイコでしょ!」
その後もアイコが続きましたが、5回目で…
あきえ「しまった!」
水彦「よし!」
アカネ「残念だった、滝林!」
アカネと水彦はパー、あきえはグーを出し、あきえは脱落してしまいました。
残るはアカネと水彦のみ。
お互いより熱い熱い眼差しで睨み合っていた。
あきえ「この勝負、この1戦で決まりそうね!」
シズカ「どっちが勝ってもおかしくなさそう!」
こねこちゃん「ワクワク!」
水彦の心の声「アカネちゃんとの一騎打ち、最後まで油断できないな…!」
アカネ「滝林を倒して浮かれてるのは後回しだ! 必ずここのベーグルサンドをゲットしてやる!」
水彦「ジャン!」
アカネ「ケン!」
アカネ、水彦「ポン!」
アカネはグー、水彦はパー。
よってこの争奪ジャンケン、水彦の勝利です。
アカネ「ウソだ〜〜〜〜〜!!」
水彦「やった〜〜〜〜!!」
アラさん「ありがとうございましたー!」
こうして無事にベーグルサンドを買うことができた、こねこちゃん、シズカ、水彦。
アカネとあきえも今回ばかりは、あきらめることにしたようです。
すると…
マユ子「あっ! ベーグルサンドが売り切れてる!」
水彦「マユタン!」
そこへマユ子も来店して来ました。
どうやら彼女もここのベーグルサンドを買いに来たようなのですが、すでに売り切れていて、困っているようです。
そんなマユ子を見つめ、可哀想に思う水彦とこねこちゃん達。
すると水彦はあることを思い付き、マユ子に近付きました。
水彦「マユタン、これ半分あげるよ!」
なんと水彦はベーグルサンドを半分に割り、マユ子に差し出しました。
マユ子「いいのですか!? ありがとうございます、水彦くん!」
半分つにしたベーグルサンドを笑顔でいただく水彦とマユ子。
その光景に、こねこちゃんとシズカ、アラさんは、ほっこりしていました。
一方のアカネは…
アカネ「だからお前らもう付き合っちまえよ!!」
そのあと、こねこちゃんとシズカも買ったベーグルサンドを半分に割り、アカネとあきえに分けてあげましたとさ。
母の作ったベーグルサンドがめちゃくちゃ美味しいので、
取り入れてみました!




