オーダー11:対決!マーメイド女学院(前編)
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海水浴の次の日の昼頃、
こねこちゃんはフランスへスイーツ作りの修行に行っている桜子に手紙を書いていました。こねこちゃんは桜子に喜んでもらうよう、ワクワクしながら手紙をかいていました。カフェには、こねこちゃん、春人、シズカの3人だけでなく、アカネと水彦もいました。
するとそこへ、なんと、あきえがカフェに来店してきました。
あきえ「失礼するわよ!」
アカネ「うわっ、滝林。」
こねこちゃん「わーい!あきえちゃんが来てくれた!」
シズカ「珍しいね!来てくれてありがとう、あきえちゃん!」
あきえの来店に、こねこちゃんとシズカは喜んでいる一方、アカネは嫌そうな顔をしていました。
あきえ「たまたま通りかかっただけよ。そろそろこねこちゃんの作ったケーキを食べようと思って。」
こねこちゃん「だったらあきえちゃんに新作スイーツを食べさせてあげるね!」
そう言ったこねこちゃんは、新作メニューであるイチゴソースとソフトクリームのハワイ風パンケーキをあきえに差し出しました。試しにそのパンケーキを食べでみるあきえ。モチモチのパンケーキに甘酸っぱいイチゴソースと濃厚なソフトクリームが加わり、ハワイらしい爽やかなハーモニーに生み出していました。
あきえ「美味しい…。」
さすがのあきえも、思わず「美味しい」とつぶやきました。それを聞いたこねこちゃんやシズカは大喜び。
こねこちゃん「やったぁ!あきえちゃんに褒められた!」
シズカ「良かったね、こねこちゃん!」
あきえ「で、でも私にはまだ劣るわね!」
ところがあきえは、顔を赤く染め、慌てながら自分の作った方がこねこちゃんより上だと言い張りました。
アカネ「へへ♪強がっちゃって〜!」
あきえ「うるさい!」
慌てるあきえをアカネはからかいました。
???A「たのも〜!」
するとそこへ、ピンク色と青色の2匹の猫の女の子が来店してきました。
春人「いらっしゃい!」
???B「私達はお客ではないですの。」
2匹はカッコ良く自己紹介をしました。
ピンクの子はモモネコちゃん、もう1匹の青い子はアオネコちゃん。この2匹は双子の姉妹であり、モモネコちゃんはお姉さん、アオネコちゃんは妹なのです。
しかも2匹は鈴夏町にある名門校・マーメイド女学院の中等部2年なのです。
水彦「鈴夏町屈指の名門校・マーメイド女学院の生徒だって!?」
こねこちゃん「何か用があるの?」
モモネコちゃん「その通り!こねこちゃん、私達はあなたに挑戦しに来たの!」
こねこちゃん「私に!?」
なんとモモネコちゃん姉妹はカフェチャーミーキャットでのこねこちゃんのスイーツ作りの噂を聞き、彼女に挑戦するためにやって来たのです。しかもこの姉妹もスイーツ作りが得意なのです。するとこねこちゃんに挑戦しようとするモモネコちゃん姉妹に対し、自分を無視されたあきえは、怒りました。
あきえ「ちょっと待ちなさいよ!私だってスイーツ作りには自信があるのよ!」
モモネコちゃん「え〜、私達はこねこちゃんに用があるの!部外者は引っ込んでて!」
アオネコちゃん「お姉ちゃん、さすがに失礼ですの!」
割り込んで来たあきえに対して、彼女を部外者のように扱うモモネコちゃん。アオネコちゃんは、そんなモモネコちゃんに注意しました。当然あきえは、モモネコちゃんに対して再び怒りました。
あきえ「何ですって〜!?私がこねこちゃんより劣っているって言いたいの!?」
モモネコちゃん「そうだよ。」
モモネコちゃんは何の迷いもなく、きっぱりと言いました。するとこねこちゃんが、失礼なことを言ったモモネコちゃんに対し、怒りながらこう言いました。
こねこちゃん「そんなことないよ!あきえちゃんだってスイーツ作りすごく上手だよ!」
アオネコちゃん「なるほど。どうやらこねこちゃんも認めるほどの腕前を持っているようですの。」
モモネコちゃん「だったらこねこちゃんとの戦い前のウォーミングアップとして、アンタからやっつけてあげるよ!」
あきえ「それはどうかしら?ウォーミングアップで終わらせてあげるわ!」
にらみ合うあきえとモモネコちゃん。
すると…
???「話は聞かせてもらったわよ!」
モモネコちゃん、アオネコちゃん「この声はまさか(ですの)!」
そこへモモネコちゃん達と同じマーメイド女学院に通っている中等部2年、さらに大金持ちのお嬢様でもあるカバの女の子・バカ美ちゃん…
カバ美ちゃん「バカじゃないわよ!アイアム、カバ美ちゃん!」
あら失礼。
カバ美ちゃんと執事であるドーベル犬のドべさんが来店してきました。
モモネコちゃん「バカ美ちゃんじゃん!」
カバ美ちゃん「バカじゃないわよ!アイアム、カバ美ちゃん!」
名前をうっかり間違えたモモネコちゃんにツッコむカバ美ちゃん。
アオネコちゃん「カバ美ちゃんですの!」
カバ美ちゃん「そうそう正解〜!って間違えないんか〜い!」
アオネコちゃん「ミュ!」
ところがアオネコちゃんは正しく名前を言いました。
でもカバ美ちゃんは3回目の間違いを求めていたかのように、何故か正しい名前を言われたことにツッコみました。まるでお笑いコンビのコントのように。
ドべさん「ば…カバ美お嬢様、そろそろ本題を。」
カバ美ちゃん「ちょっと!今ドベさんも言い間違えそうになったでしょ!?」
まさかの執事であるドベさんもカバ美ちゃんをバカ美ちゃんと言い間違えそうになりました。そして気を取り直し、カバ美ちゃんは本題に入りました。
カバ美ちゃん「まぁいいわ。スイーツ作りの腕前を競いたいあなた達に1つ提案があるの!」
カバ美ちゃんの提案とは、こねこちゃんのチームとモモネコちゃんのチームによる、チーム対抗スイーツ作り対決をしてみてはどうかというものでした。
こねこちゃん「うわぁ、面白そう!やってみた〜い!」
あきえ「気にくわないけど、あなた達をギャフンと言わせるには、こねこちゃんと手を組むしかないようね。」
春人「面白そうだね。僕も参加しようかな?特訓の成果も試したいし。シズカちゃんもどう?」
シズカ「正直不安ですけど…やってみたいです!」
あきえは嫌々ながら、春人はやる気満々な感じ、シズカは不安だけどチャレンジ精神を持ちながら、こねこちゃんのチームに加わりました。
カバ美ちゃん「それじゃあ4対4で決まりね!」
モモネコちゃん「そうと決まれば、私達もスイーツ作りが得意な高等部の先輩達を引き入れよう!」
アオネコちゃん「賛成ですの!」
一同はスイーツ対決の盛り上がり、明日カバ美ちゃんの屋敷で行われることになりました。
モモネコちゃん姉妹やカバ美ちゃん達が帰っていった後、こねこちゃん達はどんなスイーツを作るか相談し合っていました。ですが中々決まりません。
すると…
シズカ「あのー…実は1つ、提案があるんですけど。」
果たして、シズカの提案とは?
そしてこねこちゃんのチームはモモネコちゃんのチームに勝てるのでしょうか?
後編につづく♪
次の投稿では、キャラ紹介の第2弾をやるつもりです!
新たなイメージ声優にも必見です!




