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食堂でお昼を食べた後、私達は魔術の練習場にいた。
「アリスティア様は、まず魔力爆発を起こさないで魔法を使えるようになりましょうね」
「はい!」
魔力には属性というものが存在する。
属性は全部で火、水、風、土、雷、光、闇、無の8種類がある。
人によって使える属性は違うが、無属性は魔力があれば誰でも使える魔法のため1年生では魔力操作と無属性の魔法を教えて、2年生からは属性ごとに分かれて授業を受ける。
無属性の魔法には身体強化系や空間系の魔法があるが、空間系の魔法は難しく使える人はほとんどいないため、身体強化や魔力操作を1年生で習う。
アリスティアは魔力操作が出来ないから魔法を暴走させてしまう。こればかりは自分で感覚を掴むしかないため繰り返し何回も練習するしかない。
今回のテストは魔力の弾を作って的に当てる事がテスト内容で、魔力を小さな弾の形にするのだが魔力の量が多いと爆発が起きるし的に当てるだけで倒すわけではないから魔力の量は少しでいいのだが
「アリアナ様ー!助けて下さい‼︎」
的に当てるための弾を作っていた筈なのに、いつの間にか大きな魔力の塊が出来ていて今にも魔力が暴走して魔力爆発が起こりそうになっていた。
(またか…)
既にこの昼休みの練習中に何度か同じ事が起こっていた。
「…はぁ、だからまだ魔力操作が出来ないときは少しづつ魔力を出して下さい。じゃないとまた爆発しますよ」
私は、アリスティア様の術式を無効化の魔法で解除した。
無効化の魔法は自分の魔力で相手の術式を書き換えれる魔法だ。条件としては相手よりも魔力が多い事と魔術の術式を素早く解析することで出来る。
無効化の魔法は戦の時代にバレンシア家が開発した魔法で代々バレンシア家に受け継がれる魔法らしく使える人はほとんどいない。
無効化した魔法はキラキラと細かい光の粒になって消えていった。
「わぁ〜、すごいです!アリアナ様‼︎」
アリスティアは光の粒を目をキラキラさせながら見ていた。
「今は安全に安定した魔法を使えるようになるまで絶対に威力を上げないでください」
「はい!」
そして何度か練習してる内に
「アリアナ様、今出来ましたよね!」
昼休みも終わりに近づいて来たときなんとか合格出来るくらいに上達できていた。




