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それは、とてもとても綺麗な青空の日だった。

一番初めの記憶は白い天井。



ノックの音と共に入ってきたのは、使用人の服を着た綺麗な女の人だった。


その後、屋敷の中は大騒ぎだった。

使用人の人が呼んで来たと思われる、医者らしきおばあさんが私の身体の診察と、様々な質問をして、私はそれに答えていった。


「怪我は治りました。…ただ、頭を強く打ったためか、国の西暦や、マナーなどの日常生活に関する記憶はあるのですが、家族などの人に関する記憶は、抜け落ちてしまっています」


アリアナ・バレンシア、15歳はこの日死んだ。


いや、死んだとは少し違う。

どちらかと言えば眠りについたと言った方が、合ってるかもしれない。


「ケイト!アリーが目覚めたって本当かい⁉︎」

それから、しばらくして慌てた様子で部屋に入ってきたのは、お母様とお父様らしい人だった。

「アリー!良かった…目を覚ましたのね」

お母様は、緑色の瞳に私を映すと、すぐに私のいるベットに寄ってきた。それにお父様も続いた。

2人とも、綺麗な顔に心配そうな表情を浮かべていた。

「アリー、大丈夫?痛い所はない?」

そう言って、お母様は私の手を握った。

私が小さく頷くと、安心したのか2人とも少し笑顔を見せた。

「旦那様、奥様、少しよろしいでしょうか?」

そう言って医者のおばあさんは、私の記憶喪失について、説明し始めた。




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