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無駄物語

ヨハン・シュトラウスの犬

作者: 猫車るんるん

 最近、動画サイトで犬の動画を見るのにハマってるんですよ。

 自分はずっと猫派だと思っていたのに、見てみると犬も可愛いですね。

 でも、自分が犬を飼うとしても、しつけとかができないので、犬を増長させてしまって上手く関係が築けないような気がします。

 なによりも、動物を飼うのは大変ですよね。

 何しろ生きているんですから、食事や汚物の世話、散歩に、体を洗ったり、その他にも色々することがあって大変です。

 やっぱり動物を飼うというのは、可愛いからってだけでは難しいのかもしれませんね。

 ところで、犬の動画を見ていたら、ゴールデン・レトリバーが一定の人気があるみたいですね。

 やっぱり、あの毛がフサフサしているところが人気の要素の一つなのかもしれません。

 そんなわけで犬の話というと、作曲家ヨハン・シュトラウスがアメリカに連れて行った犬の話を思い出しました。

 ヨハン・シュトラウスというと「美しき青きドナウ」という曲を音楽の授業で聞いたことがありますが、その存命中は大変な人気だったそうです。

 ヨハン・シュトラウスは1872年にアメリカを訪れた際、身を守るために黒くて長い毛のレトリバー犬を連れて来ました。

 といっても、番犬にするためではありません。

 当時のアメリカでは、有名人から髪をもらうのが流行していました。

 当然、ヨハン・シュトラウスもアメリカで熱狂的なファンから髪の毛をねだられました。

 ヨハン・シュトラウスは、その要望に応えて何百人にも毛を与えました。

 ところが、それだけの人数に髪の毛をくばったはずなのに、ヨハン・シュトラウスの髪の毛には、帰国の途につくころになっても何の変化も見られませんでした。

 普通に考えたら、ヨハン・シュトラウスの頭髪はなくなっているはずなのに。

 ちなみに、一緒に連れてきたレトリバー犬の体毛は全身が刈り込まれていました。

 もしかしたら、今でもアメリカの一部の家では、レトリバー犬の毛をヨハン・シュトラウスの髪の毛だと思って大切にしているのかもしれませんね。


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