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クロのお留守番  作者: 詩織
1/2

ばあにゃんの入院



ばあにゃんが入院したの



こんどは少し長くなるみたい



だって、



だってね、



いろんなものにビニールかけて



汚れないようにしてたから


でも わたしのために


ばあにゃんの布団を敷いていってくれた



ばあにゃんのにおいがするにょよ~(笑)ニャハハ



淋しいときは



もぐって眠るの



ばあにゃんに抱かれて



眠っているみたいにゃ~





町から



白い大きなやつが来た



ばあにゃんをのみこんで

赤いピカピカを つけて


おそろしく、はや足でかけていった…




「クロに理由(わけ)を話して行かなきゃ、」



って…



ばあにゃんが

心配してたけど

大丈夫、



ばあにゃんの居ないとき いつだって

お留守番してるでしょ。


ばあにゃんは

いつだって、


「クロ~ただいま、うんまいの買ってきたよ~」


って、ニコニコ帰ってくる


だいじょうぶにょ~(笑)


「いってらっしゃい♪ばあにゃん~(笑)ニャハハ」













ただ、ひとり




ばあちゃんが



何故 帰って来ないのか?


理解できない子がいます。


挿絵(By みてみん)





「遅いわよ~おにゃかぺったんにゃ~~」




「ゴメン、ゴメン、クロ、(カリカリを出しながらナデナデしながら、)ばあちゃんは帰って来ないのウチの子になりなさい♪」




「はぁ?バカニャこと言わないで~(笑)ニャハハ」



「ばあにゃんは帰って来るわにょ~」



「前にも、入院とかいうのして アンタがご飯持って来て、少ししたら、ばあにゃん 帰って来たじゃないニャハハ(笑)」



「・・・・・・・・・・、」



食べると、屋根の上に上がります♪




屋根の上から



見てるんだよね…



ばあちゃんの乗った車が帰って来るのを



ひたすら、

待ち続けるクロに



かける言葉がありません…



「じゃあね…また来るね。」



「ばあにゃんに言ってね。クロが、待ってるって、、」




「うん…わかった、」






つづく

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