表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/314

71 雪がこんこん


朝起きたら雪が積もってた。この世界には天気予報なんてないからびっくりしたよ。あれ? 天気予報ってないよね? 私が知らないだけであるのかな? 後でクリリに聞いてみよう。

窓から覗き見る外の風景はまるで別世界のようです。雪が日に照らされて輝いてます。

クリリとコレットさんは無事にこれるかな? 電話がないからこういう時不便です。


クリリが来るまでに朝食を作っておかないとね。早速下に降りていきます。


朝食が丁度出来上がるころクリリが裏口のドアの鍵を開けて入ってきます。


「おはようございます」


「おはよう! 寒かったでしょ〜ほらこれでも食べてあったまってね」


出来たばかりの料理をお椀にすくって入れます。

クリリにお椀渡すと中を見て呟きます。


「これお餅だよね」


「雑煮って言う食べ物だよ。醤油味のスープに野菜とお餅を入れてるの。美味しいし暖まるでしょ?」


「うん。寒いのが吹っ飛ぶよ」


私も一緒に食べることにします。お店の中は暖かいけど雪を見たから寒さを感じます。


「うんやっぱり雑煮美味しいね。このカマボコもいいよ〜」


「お餅美味しい。スープの味も染みててサイコー!」


暖かい雑煮を食べたおかげで身体がポカポカしてます。


「出てくるときタケルさんが今日はあまり客が来ないだろうから店はコレットさんに任せて、魔法の練習をしないかって言ってたよ」


やっぱり雪の日は買い物には来ないんですね。


「魔法の練習? ここでするの? 危なくないの?」


「バリアはるから大丈夫だって言ってたよ」


バリアってゲームとかで使ってる魔法だよね。タケルってやっぱりすごいね。


「生活魔法しか使ったことないからワクワクする。クリリはどんな魔法使えるの?」


「俺は火と風の魔法が使えるよ。でもコントロールが下手なんだ」


クリリがしょぼんとしてます。


「大丈夫よ。タケルが教えてくれるんだから、すぐ上達するわよ。本で読んだけど本を読むより上手な人に教えてもらうのが一番だって書いてたわ」


私がそう言って励ますとクリリは目を丸くして笑った。


「その作者の人面白い人だね〜」


















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ