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55 話し合い


結局夜中まで話し合っていろいろなことを決めた。


「名前は【マジックショップナナミ2号店】で決定だ。多数決だから文句は受け付けない」


多数決って3人しかいないから、私が絶対不利な気がする。ブーブーと言ったがスルーされた。


「それとナナミの取り分は売上金の3割に決定したが、それとは別に売った個数×1銅貨。これも多数決で決まったことだから文句は受け付けない」


うーん。ユウヤさんも律儀なひとです。3銅貨で売ってる商品があるんだから3割だと赤字になるとかいってくるんだから。その辺はオールド眼鏡とか利益が出る商品あるから大丈夫だって言ったんだけど、それならこっちもオールド眼鏡とか売って稼ぐから、せめて売った個数×1銅貨は払うってことで決着した。


「売る値段は1号店と共通でいく」


運送費も今のところはかからないから共通の値段で売ることになった。

そういうわけでユウヤさんは一生懸命、値段を写してます。ノートとボールペンを差し出すと喜んでいた。


「これも売りたいですね」


「そうですね。ボールペンとノートこれから売っていこうと思ってたんですよ。後、鏡とかもあまり見かけないから売りたいけどだめですかね?」


「鏡は高いからあまり見かけないんですよ。1銀貨くらいで売ってみますか?」


「私は値段が高いのか安いのかよくわからないからユウヤさんに合わせますよ。ユウヤさんは長くここにいるから相場わかるでしょ」


「鏡は1銀貨でも安いけど、あんまり高くして売れないのも困るから妥当だと思う」


「じゃ、それで決まり。後、調味料もっと増やしますか? ガーリックパウダーとか酢とか....あ、マヨネーズのパック入りがあるから開店前に試供品として配るのにいいかも」


「それいいですね」


いろいろな事がきまったけど終わったのは夜中の2時だった。さすがに眠いです。


「遅くまですみません」


「明日は休みだから気にしないでください」


「じゃ、俺の家に行くか。明日昼にまた来るよ」


タケルはそう言うとユウヤの腕をとってあっという間に光に包まれた。

どうやら転移で帰ったようです。いつも店の扉から帰って行くのに夜中なので急いだんですね。




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