表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/314

33 勇者さまが来店③



「は?」


「だから百均の商品だけ買えるんです」


微妙な顔です。ドヤ顔した私が恥ずかしいです。さっきは泣いてたくせに....なんて言いません。言いたいけど。確かに微妙な能力ですからね。


「あ、それでカレーがクク○カレーとかボ○カレーじゃないのか。カップ麺も有名なのがなんで置いてないのかって思ったんだよ。」


なんか1人で納得しいてます。私は彼が持っていたカレーとごはんを棚に戻します。


「わー。なんで戻すんだよ。買うから。それ食べるから。」


棚に戻しただけで慌ててます。百均を馬鹿にするからです。


「いえ。ボ○カレーが食べたいのでしたら無理して買わなくていいですよ。勇者さまが買ってくれなくても売れてますから」


「百均サイコーです。すごいです百均。ナナミさまお願いします。売ってください」


手を合わせて拝んできます。このままでは土下座もしそうな勢いです。仕方ありません。許してあげましょう。勇者さまに土下座させられません。


「ここで食べるんですか?」


「ああ、皿も持ってるから大丈夫。すぐ用意出来る。あー、夢にまで見たカレーだよ。米に似た商品はあるけどカレーはどこ探してもなかったんだよ」


テキパキと皿を並べてます。でもお湯の用意ができてません。


「お湯を沸かしましょうか?」


「魔法使うからいいよ」


「そんな魔法あるんですか?」


カップ麺に魔法でお湯を入れることはできそうですが、7分から15分沸騰してるお湯につけておかなければいけません。どうするのでしょうか?


タケルは初めにご飯を2つ持って何か念じました。

それだけです。それだけで、ほっかほっかのご飯ができてました。大きな皿に移したご飯は湯気が出てます。

次も同じようにカレーを2つ持って念じます。湯気がたったカレーがご飯の上にかけられます。


「今のどうやったの? 勇者ってこんなこともできるの?」


「これは勇者だからできるんじゃないよ。文明機器に慣れた日本人だからできることかな。電子レンジは電波を使って水分のある食品を発熱させるんだ。電波ってマイクロ波のことなんだけど、これをあてて水分子を振動させて温度を上げさせるんだよ。」


さっぱりです。タケルはきっと理系だね。私は文系だから無理そうです。


「今日は食べるのに忙しいから無理だけど、今度教えてあげるよ。きっとナナミならできると思うよ」


いやいや、マイクロ波とか無理ですよ。聞くだけで頭痛くなってきました。

タケルは首をブンブン振ってる私を見ることなくガツガツとカレーを貪ってます。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ