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163 フライングディスクとティーグル

   

 昼食を終えたティーグルは木陰を見つけてトグロを巻いて気持ちよさそうに寝てる。起こすのはかわいそうかな。


「せっかくこれを用意してたのに......」


 私はせっかく百均で用意したフライングディスクを持ってため息をつく。


「それ何?」


 クリリは不思議そうにフライングディスクを見る。


「フリ○ビーだろ? 犬のおもちゃにも使えるけど猫じゃ無理だろう」


 タケルは私からフライングディスクを奪うとふむふむと頷く。


「これを回転ささせて飛ばしたのを犬が落ちる前にキャッチして投げた人に持ってくる。簡単だけど投げる人とキャッチする犬の信頼関係が必要だ....よし、クリリ! 取ってこい!」


「えっ?」


 タケルがフライングディスクを回転させて遠くに投げる。速い。クリリは戸惑いながらもフライングディスクを追いかける。クリリも速いよ〜!

 見事にキャッチ! 口じゃないよ手でキャッチすると走って戻ってきた。


「俺、犬じゃないよ!」


 タケルは笑いながら受け取る。


「クリリ〜凄いよ! あんなに速く走れるなんて知らなかったよ〜!」


 私はクリリの頭を撫でながら褒める。どさくさに紛れて初めてクリリの耳に触ったよ。モフモフだね。え〜セクハラじゃないよ。


 私がクリリを褒めてると、のそのそとティーグルが近づいてきた。どうもフライングディスクを投げろと言ってるようだ。

 私は張り切ってタケルのように投げた? ハハハ。失敗失敗。二メートルくらいのところで失速した。のそのそとティーグルが口にくわえて戻ってくる。........タケルの方へ。ティーグル、持って帰る所が違うよ!


「仕方ないな。俺が投げるよ」


 タケルが投げる。クリリの時より空高く。ティーグルは翼を広げフライングディスクを追いかける為に飛んだ。朝よりも高く遠くへ。見事にキャッチするとタケルの方へ。ちぇ。私はタケルのそばでティーグルを迎えた。


「ティーグル、すごいね〜!」


 いっぱい褒めてあげた。ティーグルはやる気を出せばいくらでも飛べるようだ。残念ながら私にはフライングディスクを空高く飛ばすことはできないのでクリリとタケルに任せた。


 いつかティーグルも荷物を運んだり、手紙を届けたりできるようになるだろうか?.....猫だからムリかな。いやいや、クロネコでも出来るんだから大丈夫だよね〜。


思ってたより短い話になってしまった。すみません(>_<)

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