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159 開店1周年セール?

   

「開店1周年セール? ってなんですか?」


 丁度開店1周年セールについて考えてたら、ショルトさんが来店されたので相談することにした。


「んー、開店してから一年たちました。みなさんのおかげです。ありがとう。感謝の気持ちで安くするよ〜っていう企画です」


 私はできるだけ分かり易く説明した。これなら分かってくれるだろう。


「ナナミさんの国ではこういう事もしてるんですか?」


「そうですね〜。1年経つごとに売り出しするのが当たり前だったけど、ここではないんですか?」


 売り出しとかないのかな? 毎日じゃないけど王都では新聞もあるんだから広告とかあってもいいのに......。


「聞いたことない。店じまいで安く売るとかはあるが普通は安く売らないですよ」


「そっかぁ」


 どうするかなぁ。この世界に来て一年、なんとか暮らしてこれた。これも買い物に来てくれるみなさんのおかげだと思う。そこで感謝の気持ちで安くしようと思ってたけど、また変なことして目立つのも困るし。


「でも、一年に一回だけだったらやってみてもいいんじゃないですか。特に買いたくてもお金が足りないとか思ってる人もいるだろうから喜ばれますよ」


 そうだよね。一年一回の大売り出し。やっぱり三割引きでいこう。喜んで欲しいからね〜。



「えー!全商品安くするんですか?」


 コレットさんが目を丸くしてる。コレットさんがこんなに驚くなんて珍しいかもしれない。ショルトさんが帰ってからクリリとコレットさんに開店セールの話をしたのだ。


「うん。やっぱりここは大きく出たいじゃない。本当は半額も考えてたんだけどね〜」


「は、半額? そんなことしたら行列で大変なことになりますよ」


「そう思って三割引きにしたの。計算はいつものようにこの計算機でしてね。割引の仕方はここに書いてるから」


コレットさんとクリリにいつも使ってる電卓と三割引きの計算の仕方を書いた紙を渡した。


「この計算機本当に凄い。使いやすいし、すぐに答えが出るし....でも三割引きってちょっと面倒ですね〜」


コレットさんが計算の仕方を書いた紙を見ながら呟く。


「そうでしょう?  半額だったら簡単だったんだけど」


半額だったら〈割るニ〉で済んだから本当に簡単だったんだけどね。


「そんなことないよ。この計算機を使えるんだから簡単だよ。計算は俺に任せて」


「「おお〜、クリリに任せるよ〜」」


 クリリは数字にも強い。計算は任せることにした。

 開店セールではいったい何が一番売れるだろうか? いつも来るお客さんに今から宣伝しとくけど、あとは口コミだけ。当日は立て看板を表に出しておこう。商品も新しいものに変えたいからいっぱい売れてくれたらいいなぁ。











 


先ほどは間違えて違う作品を投稿してしまい、申し訳ありませんでした。これからは投稿するときに気をつけたいと思います。

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