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東方連理録  作者: 知恵フクロウ
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博麗母子との邂逅

 第一章 一話 博麗母子との邂逅


?「は~暑いわね~」


 ここは幻想郷の博麗神社

 その縁側に一人の少女が

 だらけていた


?「ちょっと霊夢~少しは手伝いなさいよ」


霊「え~いいじゃない別に掃除なんて、どうせ来るのは あのスキマ妖怪か魔理沙くらいでしょ」


?「ふーん、手伝ったらおやつに

 お饅頭が出たのに残念ね~」


霊「それを速く言ってよお母さん!」


 霊夢はさっきまでの様子が

 嘘のような勢いで立ち上がった

 

麗「あんたはホントになにか見返りがないと動かないわよね」


 麗羽は呆れ顔で言った


霊「いいでしょ別にやることやったらキチンと報酬を貰うのは当然の権利よ」


麗「あんたも住んでる家なんだから見返り無しでやりなさいよ」


霊「あーあー聞こえな~い」


 霊夢は耳を塞ぎ、箒を抱えて

 外に出た


霊「あれ?」


 外に出ると違和感があった


霊「うちの鳥居って光るっけ?」


 鳥居が少し光っているのだ


霊「んー?何なのかしら」


 「ガランッガランガラン!」


霊「うわわっ、一体なんなの?」


 突然後ろにある鈴が鳴り出したのだ


麗「あら、珍しいわね」


霊「お母さんなんなのこれ?」


 麗羽は鳥居を指差して 


麗「この鳥居はね幻想郷に正式な手段で来た人が

  出てくる所なの」


霊「正式な手段?」


麗「そ、隠された場所にある

 博麗神社へ通じる道を開くと

 来れるんだけど」


 麗羽は不思議そうな顔をして言った

 

麗「今はもう外の世界では失われたはずなのよ」


霊「それってどうゆうこと?」


麗「分からないわ」


霊「え~」


麗「それは、今から出てくる人に

 聞けばいいと思うわよ」


 麗羽はそう言って神社の中に

 入っていった


霊「それもそうね、さーてどんなのが出てくるのかしら」


 鳥居の光が次第に中心に

 集まっていって・・


?「あーやっとついたか」


 一人の男が現れた


霊「ねぇ」


?「ん?」


霊「あんた誰?」


?「え?その聞き方は斬新だな

 ま、いいか、とりあえず

 名前からかな俺は四季鏡真、旅の坊主さ」


ーーーーーーーーーーーーーーー


霊「へーあんた外の世界を旅して

 まわってるんだ」


 霊夢はとりあえずその

 四季鏡真とやらと縁側に

 座り話していた


鏡「ああ、仏様の教えを説いて

 まわってるわけじゃないが

ま、一種の修行みたいなものな」


霊「ふーん、どんな修行なの?」


鏡「世界を見て見聞を広めたり

 人を助けて徳を積んだり幽霊なんかの無念を晴らしたりとか色々あるな」


霊「どんくらい旅してるの?」


鏡「そうだなー、ザッと1000年

 くらいかな?」


霊「はぁっ?!」


 霊夢が驚いたのも無理はない

 どうみても男の年齢は

 20代半ばから30手前

 だったからだ


鏡「俺は特殊な事情があって

 歳をとらないのさ」


 鏡真はそう言って立ち上がった


霊「よくわからないから

 それはいいとして」


鏡「適当だな、おい」


霊「あんたの格好も色々と

 おかしいわよね」


鏡「まぁ確かにな」


 鏡真は袈裟を着ているものの

 腰にはひょうたんを下げて

 キセルを左手に持ちながら

 右手には錫杖を持ち

 足には下駄を履いていたのだ


鏡「旅先で色々と貰うからなー

 捨てるのも申し訳ないし

 この格好結構楽だし」


霊「ふーん」


鏡「興味無さそうだな、お前から

 振ってきたのに」


 鏡真は少し不満そうにしながら

 また縁側に座った


麗「お饅頭いるかしらー?」


霊「やっときたわ!」


 霊夢はお饅頭が来た途端

 話を切り上げて食べ始めた


鏡「すげー食いっぷりだな」


 みるみる内に無くなっていく

 饅頭を見ていると


麗「あなたも食べたら?」


 いつの間にか麗羽が横に

 座っていた


鏡「んー俺はいいかな」


麗「あらそう?」


鏡「特に腹減ってないし

 今こいつから取ったら

 噛みつかれるかもしれないし」


 鏡真はそう言いながら

 腰のひょうたんを咥えた


麗「それ、中身何かしら?」


 麗羽はふと疑問に思って言った


鏡「酒だけど?」


 鏡真は何の気なしに言った


麗「あらお坊さんがお酒呑んでも

 いいのかしら?」


鏡「んーと、実は俺破戒僧って

 やつでな、寺を出て

 自由になったから世界を

 旅していたんだ」


麗「成る程ね~それじゃ次の

 質問をしてもいいかしら?」


鏡「ん?構わないけど他に

 あるのか?」


麗「ええ・・・何故あなたは

 この入り口のこと、そして

 この世界のことを知っているのかしら?」


 麗羽は探るように聞いた


鏡「あーそれか」


 鏡真は少し面倒そうに


鏡「長くなるからまた今度でいいか?」


 と言った


麗「・・・・ま、いいでしょう」


 麗羽はそれ以上追求せずに

 

麗「なら質問を変えるわ

 あなたこれからどうするの?」


鏡「え?あーっとそうだな

 流石にここに泊めてもらう

 わけにはいかないから

 人里なんかに案内してくれると

 有り難いな」


麗「それがいいでしょうね

 霊夢食べ終わったなら

 片付けて案内してあげなさい」


霊「えー面倒くさーい」


麗「この人は幻想郷の正式な

 客人なのよ、博麗の巫女が

 案内するものなの」


霊「うー分かったわよ」


 霊夢は饅頭が沢山乗っていた

 皿を片付けながら

 鏡(おいおいあの量を

 一人で食べた上にこの速さかよ)


霊「じゃあすぐ行きましょ」


 霊夢はそう言ってわらじを

 履いて歩き出した


鏡「案内宜しく頼むぞ」


 鏡真はその後を追いかけながら

 石段を降りていった


ーーーーーーーーーーーーーーー


    アトガキモドキ


 どーも作者の知恵フクロウです

 今回から本編始まりますが

 次回から主人公視点での

 文にしていく予定です

 

あと少し訂正というか言っておくことがありまして

 この東方連理録は3人

 主人公がいるんですが

 残り2人の主人公が

 登場するのはまだ先に

 なります。


 最初のやつだけでも

 3人まとめて出しとかないと

 アレだと思ったので

 やりましたが

 3人のストーリーを

 まとめて進めると

作者の精神がゴリゴリ削れるので

 とりあえず1人ずつ

 進めて行きます

 残りの2人もどこかの

 異変とかで出していきます


 拙いですが一生懸命やってる

 つもりなので温かく見守って

 頂けると幸いです


 それでは今回から次回予告

 やっていきますのでどうぞ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 人里についた鏡真と霊夢

 そこでは沢山の人が

 暮らしていた

 大きな通りを歩いていると

 頭上から霊夢を呼ぶ声が・・


 次回[強襲?白黒魔法少女]


 






 

  

 

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