表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こっちの世界では魔王と学生やってますが?  作者: 夜空綺礼
こっちの世界では魔王と学生やってますが?
1/3

反転世界へようこそ。

何もない一人の19歳の男、リクト。

彼は何か人より長けたものが欲しかった。、

人より上に、人より上手くできる何かが。

醜い…

何もない自分が醜い…

なんの取り柄もなければ、何をしても人以下。

だいぶやっても平均には届くか届かないか。

リアルは愚か、ネットの世界でも俺は人望はほぼない

誰が俺を認めてくれて、誰が俺を凄いと褒めてくれる。。 いつしか何もない自分を卑下することしかしなくなっていた。ーーー


目を覚ますといつもと同じ景色が広がっていた。

自分の部屋のベッドの上。

見えて当たり前の景色が広がっている。

でも何か違和感を感じていた。

それは、空が紫染みていたのだ。

夜なんだと理解するには難しいその色は不気味であった。


「家には誰もいない…のか?」


家にいつもなら響き渡る愛犬の声も、家族の話し声も聞こえない。

そう思ったのは、スマホを見た時の時間がまだ夕方の6時半だったからだ。

ベッドから飛び起き部屋を慌てて出ると目眩がした。


「なんだ…これ…フラフラ…し…て…」


ドサッ…


ふと目を開けると自分の前には謎の黒いモヤの塊があった。


「なんだこれ、、黒い。。何もかもが黒い。。背景も見えているものも真っ黒だ、、」


黒など目には見えない色のはずなのにはっきりとその真っ黒の空間を色として認識し、目の前にある黒いモヤの塊すらはっきりと空間と差別化されて見えていた。

 突如、そのモヤから声がした。


「お前の不幸は(つの)遣った....」


「これ以上にないほど見ていて哀れだ。お前は欲しいのだろ。他の誰にもないモノが。」


そう続けて黒いモヤの塊は俺に問いかけてきた。


「そうだ。おれは他の誰にもないようなモノが欲しい…!でもおれは不幸じゃない。」


「努力もせずに他にないモノを手に入れたいというのか若蔵」


「フッフッフ…いいだろう…お前にこの力が受け止めきれるかは知らんが…くれてやろう。絶対無二のチカラとやらをなっ!」


「お前は、魔王だ。基本術式コードは「アクティブ・アペル」あとはこの"世界"で好きに生きろ」


「この世界とは、、一体なんのこと…だ…ろ…う….」


おれは夢を見ていたらしい。まるで悪魔との取引きのような、、悍ましく、醜い。。やり取りだった。


「魔王…か…」


ふと夢と今の状況を照らし合わせると自然と夢のようには思えなかった。

しかし、リアリティーがなさすぎる。


「アニメの世界でもないのに、魔王のチカラ?この世界?わけわからん夢…だったよな。」


だが、やはり空が紫染みているのに変わりはなかった。

そこでおれは外に出ることにした。もし、あの夢が夢じゃないなら、おれは魔王の力とやらをもっていることになる。それがどんなモノかは知らんが悪霊か何かが出てきてもおかしくない様子を外は醸し出していた。


人がいない。。みんな寝ているとかそんな次元の話ではない。もはやゴーストタウンの域だぞこれは。

車が走る様子、人が歩く姿、当たり前の光景がないのだ。ただ不気味に動く信号と街に響き渡る電光掲示板のCM。

この街は、、この世界は、、何処だ…?

こちら、夜中にふと色々なことを考えてしまう。そんなことありませんか??

ぼくは夜中の静寂に布団の中であれやこれやと妄想を膨らませていたら、こんな面白い作品を作れるきっかけになったことに感謝しております。

終わりは見えませんが、リクトの生きるを見てやってください!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ