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タイムスリップ 日本国防軍 と平和を愛した天皇  作者: 暁 楓
第3章 太平洋緒戦(破竹の勢いで進む日本軍)
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第55話 世界情勢1944―3

今回は、アメリカ辺です。



三月は、とても忙しく更新がとてもペースが遅くなっています。すいませんm(_ _)m


次回は、来週末の予定です。

 




 アメリカ合衆国大統領ランクリン・ルーズベルトは、今日も怒り狂って 怒っていたのは、日本に、ドイツに、さらには同盟国のイギリスだけでなく、自国民、に対してもだ。



 日本に対しては、イギリス、オーストラリア、オランダ、と我が合衆国の合同部隊で起こしたマレー作戦で負けたのだ。

 日本が揉めてきた問題を日本の天皇が入ったことで、直ぐに解決してしまったため、アメリカは、中国への足掛かりを失っていたのだ。


 それをえるべく、納得しないイギリス首相チャーチルを説得し、遂に起こした計画があっという間に負けてしまった。

 敵の倍以上の兵力を持っていたのにだ。

 イギリスや、アメリカ軍がジャングルに慣れてないというのは、ルーズベルト大統領にとって無関係なのだ。

 陸軍長官のスチムソンの言い訳など、聞きたくも無かった。


 さらに、ファリピンのマッカーサー大将からは、連日救援物資の要求の連絡がおくりつけられていた。

 マレー沖開戦でアメリカアジア艦隊は、港に残っていた僅かを残して沈んだ。残った艦も、日本海軍に既に撃沈させられていた。

 日本軍がファリピンのほとんどの島の回りを囲むなか、ファリピンに大量の物資を積んだ鈍足輸送船で向かうのは、不可能だった。






 さらに、ドイツへの反抗作戦の1つのノルマンディー上陸作戦も失敗したのだ。

 これは、米大平洋艦隊壊滅というのは、権力によって隠しとおしていた。半年だけは。

 日本との戦争が始まって半年、1944年の夏には、完全にばれてしまっていた。

 その為、ルーズベルト政権は、国民から厳しい批判を受けていた。

 それだけならまだしも、ノルマンディー上陸作戦の失敗でも叩かれる事となる。

 ハワイという遠方の地よりも、ヨーロッパの作戦がアメリカ国民は、関心があるのだ。

 元々は、イギリスなどのヨーロッパから独立した国なのだから当然と言えば当然なのたが。


 多数の師団にもよる上陸作戦の被害は、隠し通すことは、出来ないのだった。

 ノルマンディー上陸作戦失敗の報告は、各新聞が号外を発表し、ラジオは、どのチャンネルでもこの事が報道されたのだ。

 国民は、戦争に関わるからこんな事になるんだとルーズベルトを責める者が半分。もう半分は、やり返せという好戦的な意見の者が半分だ。

 今のところ、アメリカは戦争に向こっている。ルーズベルト大統領の派閥は、戦争推進派なのだから。





 アメリカ西海岸では、大規模なデモが盛んに行われた。ハワイ諸島を取られたアメリカ政府に対してだ。


『『早急に西海岸に戦力を展開せよと。』』


 と住民は、デモを起こしたのだ。



 現在、西海岸にある戦力は、空母が2隻、重巡洋艦2隻、駆逐艦8隻、沿岸警備挺となった旧式艦が数隻だけなのだ。


 西海岸の住民ですら、軍港に船か無いのを見て、これだけの戦力で日本軍を打ち破れるとは思わなかった。

 アメリカ大平洋艦隊を破るような最強の艦隊に立ち向かえるはずがないと。


 東海岸で作った船を西海岸に回航するのにも莫大な費用がかかるようになってしまっていた。

 日本軍の手によると思われるパナマ運河攻撃だ。

 それが西海岸の住民をさらに、怖がらせる原因となっている。

 いつ、自分達の住む都市が攻撃されるか分かったものではないと。

 特にサンフランシスコや、カリフォルニアでは、東海岸に移り住もうとする人も現れ始めていいたのだ。







 大平洋艦隊の壊滅した海軍は、自軍だけでは、到底この広い西海岸を防衛できないと結論を出した。

 明らかに、この南北に1000km以上の、アラスカを含めればその倍以上の距離の海岸線を、12隻とその他弱小な船で守るのは、無理があった。




 海軍は急遽、雷撃爆撃機の増産を追加発注した。

 増産を発注したのは、TBF/TBM アベンジャーである。

 アメリカ海軍の主力電撃機のダグラス TBD デバステーターの航続距離不足、鈍足な速度といった欠点を改善するために、新しく産み出された新型機である。

 アメリカ本土に攻めてくる日本海軍の艦船を沈めるべく大量に作られたのである。



 アメリカ大平洋艦隊旗艦 CV-8 ホーネットともう1隻の空母 CV-5 ヨークタウン、にもこのTBF/TBM アベンジャーが積み込まれた。

 このホーネット、ヨークタウンは、最悪ハワイに向けて突入させるための部隊でもあった。

 軍部が考えていることでは、あるが。



 ハワイで多くの将官を失ったアメリカ海軍は、大平洋艦隊の司令官にバルゼー大将を据え、いつ日本軍が攻めて来てもよいように構えていた。


 ウィリアム・ハルゼー大将は、ハワイ攻撃の時は唯一アメリカ本土サンフランシスコに寄港していた大平洋艦隊の将官であった。当時は、中将であったハルゼーだが、臨時昇進で大将になったのだ。


 今、アメリカには、アジアに軸を置く将官がハルゼーしか居ないのだ。

 ハルゼーは、この臨時昇進にものすごく怒ったが、「仲間の仇を討つことが出来る」と喜んだという話が後の世に残ることとなる。




 海軍はそれだけでなく、陸軍にも戦闘機の派遣を頼んだ。海軍の艦上戦闘機だけでは、心もとないからであった。

 ブルースター F2A バッファローよりも強い戦闘機というのがシンガポールから得た情報にあったのだ。

 さすがにアメリカ海軍も旧式のF2A バッファローよりも強いというのは、納得したがどの程度強いかは分からなかったのだ。

 最強と信じられていたアメリカ海軍大平洋艦隊が全艦かえって来なくなるような力を秘めているのだから。

 陸軍の戦闘機も配備されることとなったのだ。

 海軍は、陸軍に新たな仮を作ることになってしまうのだった。








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