第47話 マレー作戦―4
今回は少し短めです。
陸軍特殊第1旅団によって、タイ王国首都バンコクがとられてから既に二日がたっていた。
3/11 8:00
陸軍特殊第1旅団こと、国防軍第18旅団は、新たに組王国軍の兵士と合同で、警備を行っていた。タイ王国軍の装備は、そっくりそのままイギリス補給部隊と駐留部隊からいただいたのだ。装備は、イギリス兵、中身はタイ王国兵の完成である。
11:00
陸軍特殊第団のUAVが、撤退中の日本軍を発見した。
一口にUAV(無人航空機または、無人機)と言ってもたくさんある。UAVとして有名なのは、RQ-4グローバルホークや、MQ-1プレデターがある。
これは、世界で先駆けてアメリカ2004、1995年代に導入したものだ。
これらは、UAVの中では大型であり、人工衛星やGPSシステムを必要としている。
今回の作戦で陸軍特殊第1旅団が使用したUAVは、小型の分類に入る。小型のUAVは無線で操縦するのだ。小型のUAVは、ヘリコプターや、クワッドコプターが多いが今回は違う。小型の鳥の形をしており、翼を広げても30cmというところだ。バッテリーで動かすのだ。飛行させると約2時間しかもたないが、木に止まって監視をしているので倍以上は、余裕で持つのだった。
14:00
夜中は奇襲を恐れて歩き続け撤退をする連合国軍の先頭(もとは、最後尾だった。)は、タイ王国の首都バンコクで約30kmまで来た所で、砲撃をくらった。
先頭が止まると、後ろから逃げてくる部隊がどんどんつまっていくのであった。そこに更なる砲撃が降り注ぐのだった。そのため、死ななくても破片によってやられる兵士もたくさんいた。
15:00
砲撃をくらった先頭部隊とは、逆のしんがりを努めていた戦車連隊を含む部隊は、壊滅していた。
連合国軍は、数百人の兵士達が日本軍の容赦の無い追撃によってやられていったのだ。
しんがりを努めた部隊の三分の一は、捕虜となった。死ななかっただけましといえるだろう。
16:00
連合国軍の先頭部隊は、無理やり首都バンコクを目指して進んでいった。整備された街道を外れ林を隠れながら進んだ。
兵士達の疲れはひどく溜まっていた。日本軍との戦闘が始まってから休憩を取ることすらできてないのだ。補給は、既に無いのだ。
18:00
連合国軍の兵士は、夜になるのをじっと潜めて待っていた。それぐらいの力は、あるのだ。何故夜になるのを待っていたかと言うと、夜なら移動してわからないよねという事である。
昼前は、砲撃をたくさんくらった。それは、空から位置がばれているという証拠なのだから。
22:00
バンコクから10kmほど離れた所に、陸軍特殊第1旅団は、陣を展開していた。
彼らの装備は、連合国軍から見たら鬼畜以外の何物ではなかった。
この時代には、無かった暗視スコープを持っているのである。暗視スコープを使えば、真っ暗な所だろうが普通に戦う事が出来るのである。
夜中のうちにバンコクに近づこうとしていた連合国軍は、逆に奇襲された形になった。
いきなり、銃撃をくらったのである。
予想もしなかった攻撃に対して、反撃をする事も出来無かった。
彼らは、命からがら逃げ出した。武器を投げ出した兵士もいた。
さらに、悲惨だったのは、味方に向かって走った兵士達は味方に撃たれた。
夜中にいきなり叫びながら人が走って来たら撃ってしまうのが普通だろう。しかも戦争中なのだ。
連合国軍の兵士同士の撃ち合いでさらに、数百人が亡くなった。
この味方の同士討ちは、明け方まで続いた。さらに数百人の人が亡くなったそうだ。
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