第27話 ハワイ占領―3
次の投稿は、日曜日です。
年末が近づいてくるととても忙しくなってきました。週2日の割合で更新はしたいと思います。
この間ガルパンの映画見てきました。
やっぱ最高でした。
このお話じゃあ、三式中戦車とか絶対出てこないなとか思って勝手に悲しくなってたりして。
でも、ヨーロッパ戦線の戦車何とか出したいなーって思ったり。
―― 12 / 8 ―― AM 7:16 ――
―― アメリカ軍仮設司令部 ――
「たっ大変です。はぁはぁ。」
「どうした。1回落ち着きな。
ととりあえずこれでも飲んだら。」
と言ってコップを渡した。
「ありがとうございます。
ってそうじゃなくて大変です。
今、偵察に出ていた斥候からの連絡が入りました。
ジャップの海軍は、上陸用の装備をしているそうです。約150隻の船が沖合10kmを航行中との事です。
ジャップは、ナガトタイプを除いた全ての戦艦をこの作戦に投入したようです。
新型の戦艦らしき戦艦もあるそうですが、陸軍の斥候が確認にしたので何とも言えません。」
「なんだと(`Д´)ノ
なんで今まで気が付かなかった。」
「夜中の攻撃時、ジャップの艦艇は、北側に離脱したらしく、北側を重点的に警戒していたそうです。」
そこへ、もう一人通信兵が駆けてきた。
「スッスプールアンス少将、大変です。
ジャップの船から無線が入りました。」
「やつらは何と言っているんだ。」
「はい。ここに書いてある通りです。」
と言ってあわてて書かれたであろう、汚い字で書かれた紙を渡された。
「えっと、『我々日本海軍は、既にハワイオアフ島を包囲した。ただちに装備を解除し、降伏せよ。』だと、ふざけんな。ジャップの癖に。」
「スプールアンス少将、その下も読んでください。そこが問題なんです。」
「なになに、
『もし、降伏しなかった場合は、間違ってホノルル市内に砲弾が跳んでしまう事でしょう。
また、降伏時に戦艦、空母を含む艦艇全てをこちらに引き渡しなさい、自沈など破壊工作をした場合は、兵士の命はどうなってもこちら側は、責任をとらない。
降伏した場合は、捕虜は人道的に扱うことを約束する。』
だと。」
「どうしましょう。スプールアンス少将。」
「すぐに全参謀を呼べ、と言いたい所だが、その参謀がここにいるだけか。
陸軍の生き残りの中で一番偉い人を呼んできてくれ。」
「はっ!」
そう言って走って行った。
15分後
陸軍中佐
「どうしましょうスプールアンス少将。
私は呼ばれましたが、中佐ですよ。
私に決定権は無いんです。
ひとつ意見を言わせてもらいます、陸軍は士気も低くとても陸戦なんて出来る状況じゃありません。元々ハワイにいる陸軍の兵士たちは、ヨーロッパ戦線にいけなかった余り物ですから。」
海軍大佐
「君たち陸軍はハワイの重要差を分かって無いんだ。だからこんなことになるんだ。」
陸軍中佐
「スプールアンス少将、どうします」
スプールアンス少将
「ここはもう降伏しかないな。ホノルル市内には、確かに今何の被害も出ていないからな。これが狙いだったんだろう。
しかも、ホノルル市内には、あの方がいるんだ。亡くなったらどうしようもない!最も捕虜になったらどうしようもない無いがな。
生きているだけましと思うしかないな。」
海軍大佐
「分かりました。全軍に通達します。
重要と思われる書類は、全部焼くように指示します。
後は、降伏すると伝えるようにします。」
スプールアンス少将
「いや、降伏する事は、私の口から伝えよう。
無線、スピーカーとにかく流せるものなら、なんでもいいから用意してくれ。」
「了解です。」
『私は、アメリカ太平洋艦隊 第4戦艦戦隊司令長官のレイモンド・スプールアンス少将だ。
今を持って、ハワイにいるアメリカ軍は大日本帝国に降伏すると宣言する。』
そうスプールアンス少将は、全軍に向けて無線で放送した。もちろん日本軍にも向けでである。
――戦艦大和艦橋――
「敵は、降伏しましたね山本長官。」
「あぁ、よかったよ。上陸作戦なんかしたら死者が大量に出てしまうからね。
そうだ。敵の将軍には、私から無線で連絡しよう。
ちょっと準備してくれるかな。」
「はい!すぐに準備してきます。」
「準備出来ました。」
「おぅ。わかった。」
『私は、大日本帝国海軍長官の山本だ。
スプールアンス少将らアメリカ軍の、懸命な判断に感謝する。
以後、攻撃が行われた場合、我々は容赦なくやり返す事を宣言しておく。
きちんと降伏した場合は、ジュネーブ条約に我が国は入って無いがその程度の対応は、すると私の名において約束しよう。』
山本長官は、そう宣言した。
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