第26話 ハワイ占領―2
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「淵田大佐~~ぁ。いったいどうなっているんですか。どう見ても、もう戦闘始まってますよねこれ。」
「うん。確かに始まってるね。」
「いったいなんなんですかもう。」
「とりあえず、気にするな。
俺たちには、俺たちの仕事があるだろ。
いつも、山本長官も隠さず全て話してくれると助かるんだが。
こうも驚かされていると、全く心臓に悪いよな。」
「大佐。そんなこと言わないで下さいよ。
爆撃準備は、整いましたよ。無線で愚痴ってないでください。」
「分かったよ。
全機各自の仕事をきちんとしろよ。
全機突入~~ーーぅ。」
戦艦大和艦橋
「山本長官。攻撃隊は、突入を開始したみたいです。」
「ようし。大和以下前衛艦隊を全速で進めよ。
計画どうりに作戦は、行う。」
「機関長、最新のエンジンはどうだね。
フルスピードで行っても問題ないかな。」
「問題はありません。」
「大和、武蔵、金剛、比叡、榛名、霧島は、護衛の駆逐艦14隻のとともに先行する。速力を30ノットに上げるんだ。」
「「「よーそろー」」」」
「他の戦艦群は、後から来るんだ。
予定の島に向かわせろ。」
ハワイオアフ島沖50kmを切った頃
「山本長官。主砲の最大射程まであと5kmです。」
「全門徹甲榴弾を装填するんだ。
射程内に入りしだい、第一主砲と第二主砲は、射つんだ。
悪いが第三主砲は、しばらく待機だ。
他の艦にも連絡だ。」
「了解しました。」
「あっ、そうだ松田艦長。主砲の射つ合図は俺がするからな。いいな。」
「はい (ノД`) 」
「いいだろ。いつやっているだろう松田艦長は。」
「イェ……………その………、実戦ではこいつの主砲を使うのは始めてなので。」
「じゃぁ、松田艦長がやるんだ。私はここで見学しているよ。」
「山本長官。目標、射程距離に入りました。」
「確認だが、航空部隊は全機引き上げているな。」
「はい、先ほど淵田空軍大佐より、『ハワイ攻撃隊の攻撃は成功した。全機これより帰投する。』という連絡を受けています。」
「いいですよね山本長官。」
「さっさと始めるんだ。」
「第一主砲、第二主砲撃ち方始め~~ーぇ。」
『ブゥキューーーーーーーーーーーーーーーーーーン』
『ブゥキューーーーーーーーーーーーーーーーーーン』
『ブゥキューーーーーーーーーーーーーーーーーーン』
『ブゥキューーーーーーーーーーーーーーーーーーン』
「撃ち方止め。
船の速度上げるんだ。」
ハワイオアフ島
アメリカ軍仮設司令部
「スプールアンス少将大変です。爆撃機と戦闘機が引き上げたと思ったら、戦艦の主砲による砲撃を受けています。」
「それくらい分かっている。
陸軍に頼んで斥候をだせ。ここからでは、どれだけ敵がいるか分からん。」
「了解です。すぐに行ってきます。」
一時的に砲撃が止んでいた。
ちょうど、大和以下が砲撃を一旦中止し速力を元に戻したのた。
「ジャップのやつらは何考えてるんだ。
砲撃するだけして一撃離脱したのか。
それにしては、わざわざ爆撃機を出したり。
何を考えてるんだ。
『ズドーーーーーーーーン』
なに、また砲撃だと。
くそっ。
まだ、斥候はもどってこないのか。」
「もう少し時間はかかります。」
「くそっ。」
「スプールアンス少将、斥候からの報告です。敵の戦艦6隻がこのオアフ島沖を航行しながら砲撃しているそうです。」
「6隻だけだと。やつらは、やるときは全力で来ると思うんだが。」
「しょっ、少将、他の島の飛行場も再び砲撃を受けているそうです。
今、無線で連絡がありました。」
「成る程。そういうことか。
軍港内の戦艦と陸軍に連絡だ。
陸軍に着弾観測をお願いしろ。
これは、昔ジャップがやった方法も同じだ。俺らに出来ないはず無いだろ。
さっさと行動に移れ。」
戦艦大和艦橋
「山本長官。敵の無線を傍受していたら、やつらは、陸軍に着弾観測を頼んで湾内から砲撃するつもりだそうです。」
「ほぅ!すごい方法だな。
砲撃目標をこちらが見えそうな高い所に変えろ。
着弾観測なんかされたらたまらんからな。」
「全くアメリカ軍は手強いですね。」
「本当だよ松田艦長。」
「それが終わりしだい、一旦オアフ島から離れるんだ。
後衛艦隊にいる上陸師団が追い付くまでどれくらいかかるか。」
「後、二時間でこの海域までこれるはずです。」
「それまで1回引くぞ。他の戦艦とも合流しなくてはいけないからな。」
「了解です。
取り舵回頭180度。
主砲は、オアフ島に向けたまま射て。
しんがりは、大和と武蔵だ。」
一旦前線から離れる艦隊であった。
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